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Ear nose
メニエール病
メニエール病とは、めまいや吐き気を発作的に繰り返す病気を指します。その他に耳鳴りや難聴などの「聞こえ」に関しての症状も併発します。 発作の時間は数十分から数時間とさまざまであり、何度も発作...
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耳・鼻

メニエール病めにえーるびょう

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更新日時: 2017 年 04 月 25 日【更新履歴
更新履歴
2017 年 04 月 25 日
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概要

メニエール病とは、めまいや吐き気を発作的に繰り返す病気を指します。その他に耳鳴りや難聴などの「聞こえ」に関しての症状も併発します。

発作の時間は数十分から数時間とさまざまであり、何度も発作を繰り返すこともあれば、一度きりの発作でその後再発しないこともあります。

一般的には30~40歳代くらいの働き盛りの方に発症する病気ですが、社会状況の変化により高齢の男性が発症することも多くなっているといわれています。

メニエール病はストレスが発症に深く関与しているため、規則正しい生活を送ることが重要です。ストレスコントロールをしても発作の頻度が高い場合には、内服薬による内科的治療や手術的な治療介入も検討されます。

原因

耳の奥にある内耳は、人の平衡感覚に重要な役割を果たしています。内耳の内部は空洞になっている部分があり、内リンパ液で満たされています。この内リンパ液の動きが、平衡感覚になります。

しかし、メニエール病ではこの内リンパ液の調整がうまくいかず、平衡感覚の異常が生じます。メニエール病が発症している時には、内耳のなかで「内リンパ水腫(水ぶくれ)」と呼ばれる状態が生じてしまい、感覚細胞を圧迫することになります。

2017年現在、内リンパ水腫を発症する根本的な原因は不明ですが、ストレスや睡眠不足、過労が考えられています。特にストレスは水腫を大きくしてしまう可能性があるといわれています。

症状

メニエール病は、ぐるぐると回るような回転性のめまいに加え、耳鳴り・難聴・耳の詰まり感など、耳の「聞こえ」の症状を伴います。また、めまいの発作を繰り返します。めまいの持続時間が長くなると吐き気や嘔吐といった症状も現れます。難聴など「聞こえ」は発作後に症状が軽くなりますが、めまいの発作は繰り返すたびに悪くなることもあります。

同じく耳鼻科疾患でめまいを生じる病気として良性発作性頭位めまい症が知られています。良性発作性頭位めまい症は、めまいの持続時間が1分以内と短いのに比べて、メニエール病のめまいは持続時間が長い(20分以上~数時間)ことが特徴です。

検査・診断

メニエール病の診断では、眼振(自分の意思とは関係なく規則的に繰り返す眼球の往復運動)の状態を評価することが重要です。

診察時に眼振がない場合、発作時の眼振状況を詳細に評価するために、「カロリックテスト」と呼ばれる検査を行い、あえて眼振を誘発します。

めまいを発症しているときには、他の病気との鑑別が求められることもあります。問診や身体症状から、メニエール病らしくない症状がある場合には、メニエール病以外の病気の可能性を考慮して検査が行われます。

たとえば意識障害や手足の麻痺、手足の感覚障害などがある時には、頭蓋内で病気が発症している可能性が推定されるため、頭部CTやMRIなどの検査が行われます。

治療

メニエール病の治療は、主に生活スタイルの確立や、内服薬や手術になります。

生活スタイルの確立

メニエール病の発作はストレスや疲れがあると誘発されやすいため、十分な睡眠や、栄養バランスの取れた食事をとり、規則正しい生活を心がけることが大切です。

内服治療

メニエール病では内リンパの調整がうまくいっていないため、透圧利尿薬という液体の薬の内服を行い、内リンパを正常な状態に調整することを試みます。不安が発作の誘因になることから、不安に対処するために抗不安薬を使用することもあります。

手術

内服やストレスコントロールを続けていても月に何回も発作を起こすような場合には、手術を検討します。手術方法としては、「内リンパ嚢開放術」と「ゲンタマイシン鼓室内注入術」の2つがあります。

内リンパ嚢開放術は、中耳の側頭骨を切り開き、内リンパ嚢を出して、さらにそれを切開し内リンパ液を排出したうえで、ステロイドの粉末をリンパ嚢のなかに入れるという手術方法です。

一方、ゲンタマイシン鼓室内注入術は、3日ほど連続で1日1回ゲンタマイシンという抗生物質の溶液を経鼓膜に入れ、内耳の前庭系の有毛細胞(バランスをとるための信号を脳に送る仕組み)に障害を起こす方法です。

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