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がいじどうえん

外耳道炎

最終更新日
2018年08月09日
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2018/08/09
掲載しました。

概要

外耳道炎とは、耳の入り口から鼓膜までの間にあたる外耳道に炎症が生じる病気です。外耳炎スイマーズイヤーとも呼ばれます。外耳道炎を発症すると、耳の痛みやかゆみ、耳だれなどの症状が現れます。

耳かきをやめ、指などで触りすぎないようにすることで自然に軽快します。しかし、糖尿病患者さんや免疫力が低下している方などでは、炎症が軽快せずに外耳道炎が長引くことがあります。さらに、病変部位が外耳道にとどまらず、骨が破壊されることや、神経に影響が及ぶこともあるためん注意が必要です。

原因

外耳道炎は主に指や耳かきの棒で外耳道を触り過ぎることなどで外耳道の皮膚が傷ついたり、プールの水などが入り耳垢に細菌感染が生じたりすることで発症します。また、ヘアスプレーや染色液などが外耳道に入ってしまい、外耳道皮膚が極度の刺激を受けることで炎症が生じることもあります。

原因となる病原体は、(りょくのうきん)や黄色ブドウ球菌などの細菌が多いですが、アスペルギルスやカンジダなどの真菌が原因となることもあります。

悪性外耳道炎とは

糖尿病や免疫力不全を合併した外耳炎の起炎菌が緑膿菌である場合、悪性外耳道炎と呼ばれます。難治性で、外耳道の骨破壊や、骨破壊に伴う周辺神経の障害を起こすことがあります。

症状

外耳道炎を発症すると、耳の痛みやかゆみ、耳だれが生じます。かゆみに対して外耳道をさらに掻くことで外耳道が高度に腫れると、外耳道が狭くなりの耳が詰まったように感じます。また、耳垢で外耳道が閉塞すれば聞こえが悪くなります。真菌が関与すれば、かゆみが強くなります。

悪性外耳道炎を発症した場合

悪性外耳道炎では、外耳道炎の程度が強くなり、周囲の骨破壊から顔や舌の動きを支配する神経が障害され目が閉じにくい、口から飲み物がこぼれる、といった症状が出たり、舌の動きや飲み込みなどに影響が生じたりすることがあります。さらに、頭蓋底の骨が破壊されて炎症が脳に及ぶと、髄膜炎脳膿瘍のうのうようなどが引き起こされることもあり、命にかかわることもあります。

検査・診断

光源付ペンスコープ型耳鏡を用いた外耳道の観察が重要です。また、抗菌剤の感受性を調べるために、原因となっている病原体の培養検査を行います。

また、悪性外耳道炎が疑われる場合には、骨の破壊状況や神経への浸潤の程度を確認するために、CT検査やMRI検査などを行います。髄膜炎の発症が疑われる場合には、髄液検査も行います。

各種神経障害の程度を評価するために、慎重な身体所見の確認・対応する神経機能評価検査を行います。基礎疾患(糖尿病エイズなど)の確認や、血液検査(HbA1cなど)が行われることもあります。

治療

軽度であれば外耳を清潔に保ち、局所への刺激を避けることで自然に治癒することが期待できます。かゆみのために掻いてしまうと炎症がひどくなるため、できるだけ掻かないように指導されます。

炎症が自然によくならない場合は、耳鼻科を受診して患部に抗菌剤入りのステロイド軟膏を塗布することが有効です。炎症が高度な場合は、抗菌剤の内服や点滴による治療も行われます。また、真菌の関与が疑われる場合には、抗真菌薬も使用します。

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