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Penis
陰茎形成性硬結症
形成性陰茎硬化症(ペロニー病)とは、フランスのPeyronieが初めて報告した病気で、ペニス内の陰茎海綿体の白膜に硬いしこり(プラークと呼ばれます)ができることによりペニスの変形が起きたり、勃起...
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陰茎

陰茎形成性硬結症いんけいけいせいせいこうけつしょう

更新日時: 2017 年 04 月 25 日【更新履歴
更新履歴
2017 年 04 月 25 日
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概要

形成性陰茎硬化症(ペロニー病)とは、フランスのPeyronieが初めて報告した病気で、ペニス内の陰茎海綿体の白膜に硬いしこり(プラークと呼ばれます)ができることによりペニスの変形が起きたり、勃起時の痛みが起きたりする病気です。症状が進行すると性交ができなくなる原因にもなります。罹患率は5%程度と考えられています。
 

原因

原因に関しては、外傷との関連が考えられていますが、残念ながらはっきりわかっていません。しかし、病気の危険因子として糖尿病や高血圧、喫煙に加えてドュプイトラン拘縮と呼ばれる、手のひらの皮膚の下の組織が固まって、皮膚が引きつれてしまい、指が曲がって固まってしまう病気があります。また、性交渉時にペニスにダメージが加わり、発症するリスクが高くなるとも考えられています。
 

症状

勃起時にペニスの変形(屈曲、砂時計様のくびれ、短縮)や痛みを伴い、変形が強くなると膣への挿入ができなくなったり、勃起障害(ED)の原因になったりすることがあります。
 

検査・診断

医療面接(外傷の既往の有無や痛みの有無など)、と触診(プラークの場所、数と大きさ、ペニスの変形の状態)で診断を確定します。変形の状態を正確に診断するためには、勃起時の写真をデジタルカメラや携帯電話・スマートフォンのカメラで撮影してもらったり、陰茎海綿体にプロスタグランジンE1を注射して人工勃起を起こした状態を観察したりするのが有用です。また、国際勃起機能スコア(IIEF-5)を記入してもらい勃起障害の程度を把握することがあります。
 

治療

病気の段階については、大まかに1)急性期(acute inflammatory phase:発症から半年〜1年)と2)慢性期(chronic phaseまたはfibrotic phase:症状固定期)があり、病期によって以下のように治療を行います。

内服治療

おもに急性期の治療として内服治療を行います。抗酸化作用のあるビタミンEや抗炎症作用のあるトラニラスト、そのほか4-アミノ安息香酸(Potaba)などのサプリメントの内服についての有効性が報告されています。

局所注射

おもに急性期・慢性期ともに行われる治療です。カルシウム拮抗薬であるベラパミルなどをプラークに直接注射をすることによりプラークが分解され、縮小効果が期待できます

手術療法

おもに発症から1年以上で、病状の安定から半年が経過した慢性期の方で、ペニスの変形が性交の妨げになる方が手術療法の対象となります。

おもな手術療法として、縫縮(プリケーション)法と移植(グラフト)法があります。前者は、プラークと反対側の白膜を縫い縮めることにより、ペニスをまっすぐにする方法です。曲がりを修正できる反面、ペニスが短縮してしまう欠点があります。後者は、プラークを切り取り、その部分に足の静脈などを移植する手術です。

ペニスの短縮を防ぐことができるので、もともとペニスの長さが短い場合などが適応になります。合併症として、術後にEDやペニスの感覚の低下などが起きる場合がありますが、多くは自然に改善します。