えーぐんようれんきんかんせんしょう

A群溶連菌性咽頭炎

別名
溶連菌
最終更新日
2018年08月24日
Icon close
2018/08/24
掲載しました。

概要

A群溶連菌性咽頭炎とは、A群β溶血性連鎖球菌と呼ばれる細菌によって引き起こされる咽頭炎を指します。短く略して溶連菌とよく呼ばれます。この溶連菌が咽頭に感染すると、2~5日程度の潜伏期間を経て、発熱や咽頭痛といった症状が出現します。また、舌がいちごのようにブツブツした状態になります。

A群溶連菌性咽頭炎では、非常にまれに心臓や腎臓に合併症をきたすこともあります。治療には、抗生物質が用いられます。治療することで心臓の合併症を予防できますが、腎臓の合併症の予防できるかは、あきらかではありません。

原因

A群溶連菌性咽頭炎は、A群β溶血性連鎖球菌と呼ばれる細菌に感染することで発症します。短く略して溶連菌とよく呼ばれます。溶連菌は感染者から主に接触によって感染します。家族間、園や学校などで感染が拡がることが多いです。

溶連菌感染症は子どもから大人まで誰にでも発症する可能性がありますが、咽頭炎は3才以上から小学生にかけて多くみられます。

 

症状

溶連菌に感染してから2~5日程度の潜伏期間の後に、発熱や咽頭痛といった症状が出現します。また、舌がいちごのようにブツブツした状態になります。

合併症

A群溶連菌性咽頭炎では、非常にまれに心臓や腎臓にそれぞれリウマチ熱や急性糸球体腎炎などの合併症を生じることがあります。こうした合併症が生じると、コーラのような尿がでる、尿がでない、息が切れる、体がむくむ、疲れやすい、といった症状を生じることがあるため注意が必要です。

検査・診断

溶連菌感染症は、症状の現れ方や周囲の流行状況、のどや舌の所見などから疑われます。溶連菌感染症が疑われる際には、のどの拭い液を用いて迅速検査を行うことがあります。迅速検査は5~10分程度で結果が判明するため、すぐに治療方針に反映することが可能です。また培養検査も可能ですが、結果がでるのに数日を要します。

また、臨床経過から心臓や腎臓の合併症が疑われる際には、

  • 胸部単純レントゲン写真
  • 心電図
  • 心臓の超音波検査
  • 尿検査

などが適宜行われます。

 

治療

溶連菌感染症は、病原体に対して効果が期待できるペニシリン系の抗生物質により治療します。近年、耐性菌対策の観点からセフェム系など抗生物質の使用は推奨されていません。どちらも効く点では同じですが、セフェム系など抗生物質は、関係のない体内の菌まで殺してしまうために耐性菌で問題になる可能性があるからです。

通常、服薬により症状が改善しますが、リウマチ熱の合併症を予防するためには、指定された日数(10日程度)の抗生物質を飲み切ることが重要です。たとえ症状がよくなっても自己判断で服用を中止してはいけません。

喉の痛みや発熱に対応するために、解熱鎮痛剤が併用されることもあります。

 

予防

溶連菌感染症は、接触を介して感染が拡大します。手洗いを心がけましょう。なお、症状が改善してから1日程度間をおいてから登園・登校するようにします。

「A群溶連菌性咽頭炎」を登録すると、新着の情報をお知らせします

処理が完了できませんでした。時間を空けて再度お試しください

関連の医療相談が10件あります

※医療相談は、月額432円(消費税込)で提供しておりますが、アプリからは初回のみ無料でご利用頂けます。初回利用後も、自動で課金される事はありません。