病院を検索するこんな時は総合診療科へ
監修:一般社団法人 日本病院総合診療医学会 理事長
JA尾道総合病院 病院長 田妻進先生
提供:Alnylam Japan株式会社
あなたはこのようなお悩みありませんか?
これらは全体の一例です。
総合診療科とは?
総合診療科とは、特定の症状にかかわらずどのような病気にも対応し、診断や治療などを行う診療科です。必要に応じて、患者さんの症状に合った診療科や各領域における専門家との円滑な連携を行うことも特徴の1つです。また、健康であっても病気を発症しつつある段階の方に対して、病気にかからないよう予防するための医療を提供することもあります。
「原因不明の症状がある」「長く続く症状に悩んでいる」「どの診療科に相談すればよいのか分からない」といった患者さん一人ひとりのニーズに合った医療を、幅広い視野をもって提供します。
どの診療科に相談すればよいのかお困りの方へ
ご自身の健康に関して「どの診療科に相談すればよいのか分からない」「体の複数の場所に症状がある」など、困っていることはありませんか。気になることがある場合には、総合診療科で相談してみましょう。

なぜ今、総合診療科が必要なの?

これからの医療を支える新たな診療科目として、総合診療科が注目されています。総合診療科の役割とは、どのようなものなのでしょうか。
総合診療科が注目される社会的背景
日本では医療技術の発展につれて、特定の臓器や病気に対して専門的な医療を提供する“医療の専門分化・複雑化”が進んでいます。たとえば、脳の手術を行うのは脳神経外科、呼吸器の治療を行うのは呼吸器内科、というように各診療科で扱う対象を絞り込むことにより、各分野においてより専門的な診断や治療が可能になりました。
しかし、近年では医療のニーズが多様化しています。非常に患者数が少ない病気(希少疾患)の方は、患者さんが少ないために対応する専門診療科が定まらず、複数の診療科の受診を求められたり診断がつくまでに時間を要したりすることが珍しくありません。さらに、超高齢社会を迎えて重い病気や複数の病気を抱えた患者さんが増えているとともに、生活上の支障のために起こる不安や落ち込みなどの精神的な問題、福祉・介護面などの社会的な問題が背景にある方もいらっしゃいます。こうした患者さん一人ひとりの訴えに総合的に対応することは、各専門診療科だけでは困難だと考えられます。
今こそ総合的な医療の提供が必要
前述のような課題を解決してさまざまなニーズに応えるために、幅広い視野をもって医療を提供する役割を担っているのが、総合診療科です。
患者さんの全身の状態を的確に把握し、特定の病気や症状に限らず包括的な診断・治療を行ったり、必要に応じて各専門診療科やご家族、福祉担当者などの関係者と密に連携をとったりします。このように、患者さんの家庭や地域など心理社会的な背景もふまえて医療を提供していくことが総合診療科の特徴です。
まだ診断のついていない方、複数の病気がある方、さまざまな症状が現れている方など、自分の症状に合った診療科を探している場合には、ぜひ総合診療科を受診することをご検討ください。

総合診療科の主な受診の流れについて

総合診療科では、次のような流れで診察や治療を行っていくことが一般的です。
問診票の記入
総合診療科を受診したら、まずは問診票の記入を行いましょう。記入する内容には、現病歴(現在の病気の症状、部位、発症日時など)、家族歴(家族の病名)、既往歴(過去の病名、アレルギーの有無など)、生活歴(アルコール摂取量、喫煙量など)といった項目があります。
医師による診察、検査
医師が患者さんのお話を聞いたり体に触れたりして、病気の状態や体質などを確認します(問診・診察)。また、血液検査や画像検査などの検査を行うことがあります。
一度の受診では診断がつかない患者さんもいらっしゃいますが、それはさまざまな原因が疑われているためだと考えられます。その場合は、経過観察を行ったり、ほかの検査を追加したりすることによって、診断が確定することがあります。適切な治療につなげるためには、「原因が分からない」「異常が見つからない」ということになっても自己判断で治療や通院をやめずに、医師とよく相談することが大切です。
治療
通院するなかで診断と治療方針が確立したら、その後は必要に応じて治療を行っていきます。受診された総合診療科で治療まで行うこともありますが、患者さんに合った診療科や、ほかの病院などに紹介されることもあります。
総合診療科を受診するメリットとは?
総合診療科にかかった患者さんが、受診をきっかけとして適切な治療を受けることにつながったケースを紹介します。たとえば、次のような例があります。

・「体のどの部分に異常があるのか分からなかったが、総合診療科から紹介された診療科で検査を受けたところ、原因が明らかになって治療することができた」
・「放置すると危険な病気(リウマチや膠原病こうげんびょう、がんなど)を総合診療科で発見してもらい、早期治療を受けることができた」

総合診療科は、複数の病気をお持ちの方や、受診すべき診療科が分からない方などに幅広く対応しています。気になることがあれば、ぜひ遠慮なく医師に相談してください。
どの診療科に相談すればよいのかお困りの方へ
ご自身の健康に関して「どの診療科に相談すればよいのか分からない」「体の複数の場所に症状がある」など、困っていることはありませんか。気になることがある場合には、総合診療科で相談してみましょう。
監修
一般社団法人 日本病院総合診療医学会 理事長
JA尾道総合病院 病院長
田妻 進 先生