ネクストリボン応援企画

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ネクストリボン

がんとの共生社会を目指して

ネクストリボン応援企画として、メディカルノートで行なっている
「インタビュー記事」と「医療相談」の2つの事業でがんにまつわるものをピックアップしました。

  • インタビュー記事
  • 医療相談

実測ではなく、推計の数字ではありますが、2017年の1年間で、新たにがんと診断された人は、男性が約58万人、女性が約44万人。合計で約101万人が、新たにがんを患っています。 生涯で、がんになる確率は2人に1人といわれ、がんは決してめずらしくない病気です。
あなたは、がんに対してどのようなイメージを持っていますか?
「死んでしまう病気」「ずっと入院しなければならない病気」「治ることがない病気」。
そんながんのイメージは、今ではもう過去のこと。実は、がんは治ることもある病気なのです。事実、6割を超える人が、がんを克服しています。
がんは「死んでしまう」「治らない」時代から、「治る」「共生する」時代へ。
教育・予防・治療・在宅の4つの観点から、インタビュー記事をまとめました。

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「メディカルノート医療相談」に寄せられた、実際の相談のなかから、「がん」に関連するものをピックアップして、こちらにまとめました。

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相談者:30代後半男性からのご相談
2017.07.21

患者:30代後半男性

【予防】がん検診について、どこでどんな検査をすればよいでしょうか?

がん検診について、どこでどんな検査をすべきかを知りたいです。 今まで会社の健康診断のオプションなどで適宜検診を受けていた限りでは特に問題は見つかっていません。ただ、がん家系(母、母方の祖母、父方の叔父、など)なのでちゃんとした検査をそろそろ受けたいなとは思っているのですが、自力でweb検索しても情報が多すぎて判断しきれずにいます。

Female medical team

ご相談ありがとうございます。 ご家族の方は、どの部位のがんになられてたのでしょうか?
自覚症状がなく、会社の健康診断よりも詳しくがん検診を受けたい場合、一般的には各医療機関が実施している人間ドックを受けることで、がんの早期発見に適した検査を選択して受けることができます。 人間ドックは受けたい人が受ける検査となるため、費用は基本的に全額自己負担となり、数万円~数十万円と検査の種類により様々です。 人間ドックの検査は、通常の健康診断でも調べる一般的な内容から特殊な検査(がん検診、脳ドック、心臓ドック)まで幅広くあり、特に自分が気になる部分の検査を重点的に選んで受診することをお勧めします。
がんの種類により、検出(検査して見つけ出すこと)を得意とする検査方法が異なるので、ある程度調べたいがんの種類を絞る必要があります。 例えば、肺がんでは、胸部CT検査、胃がん検診では、胃造影X線検査、もしくは胃内視鏡検査(胃カメラ)、大腸がん検診では大腸内視鏡検査(大腸カメラ)があります。 また、血液検査で腫瘍マーカーを調べることもできます。 腫瘍マーカーとは、がん細胞の存在を示す目印(マーカー)になる物質の総称です。がん以外の良性疾患や加齢によっても高値を示すこともあるので、単独でがんの診断を行うのではなく、他の検査と併せて判断されます。
医療機関によっては、PET検診といって、頭から大腿部までの全身を撮影し、がんなどの病気がないかどうかを一回の検査で調べているところもあります。PET検査は、胃がんや前立腺がんなどの発見は苦手としていますが、肺がん、肝臓がん、リンパ節のがんの検出を得意としています。
ご参考になれば幸いです。

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相談者:60代後半男性からのご相談
2018.01.22

患者:60代後半男性

ポリープ切除後の生体検査にて、がんが発見。

12月12日に大腸ポリープ切除を行いました。その後の細胞の生体検査にて、ポリープ内にがんが発見されました。切除部分はがん陰性とのことでした。担当医師からは問題ないとのことでしたが、がんが発見されているので、心配です。今後の生活や、健康診断などで留意すべきことがあるかどうかご教示ください。

Female medical team

ご相談ありがとうございます。
今回のご状況として、内視鏡にて大腸ポリープの切除を行ったところその後の病理検査にてがんが発見された、というご状況かと推察致します。 一般的に、大腸の壁の浅いところ(粘膜)にとどまっていて、血管やリンパ管に浸潤がない等の基準を満たすごく早期の大腸がんの場合には、内視鏡での切除治療で治癒することが可能であり、追加で治療を行う必要はないとされております。 相談者様のケースにおいても、おそらく切除によって治癒が得られたという担当医の判断があったものと思われます。 もしご不安が残るようであれば、切除したがんの深さや再発の可能性について再度ご相談なさるよう検討下さい。 注意して頂く事があるとすれば、新しくできたポリープや今回見つけられなかったポリープを見つけるなどの目的を含めた経過観察のために、定期的な大腸検査などの指示がある場合がありますので、忘れずお受け頂くようになさるとよいでしょう。 今回の事で日常生活に制限や支障が出る事は考えにくいですが、肥満、喫煙、食習慣としてアルコールや赤身の肉、加工肉、動物性脂肪の多い食品を好まれる方は大腸がんの発症リスクが高いという研究結果があるようです。 逆に予防効果があると考えられているものに、食物繊維や野菜・果物をしっかりとる事があるとされていますのでご参考になさって下さい。
どうぞお大事になさって下さい。

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相談者:70代前半女性からのご相談
2018.01.11

患者:70代前半女性

胆嚢がんについて

数年前人間ドッグへ行った際に超音波の検査で胆嚢にポリープがあるといわれました。 その後病院の受診をし、様子をみていたのですが、ポリープが大きくなってきているためがんのだろうとのことで手術を勧められました。(転移はしていないとのことでした) 先生からは胆嚢をとるという説明をうけましたが、胆嚢をとることで治るのですか?体への影響はないのでしょうか? 症状はないのですが、胆嚢がんは症状が出てこないものなのでしょうか? 先生へ確認し忘れたのでここで教えていただければと思います。

Female medical team

ご相談ありがとうございます。ご不安だと存じます。
胆嚢がんの初期の症状は一般的に無症状とされており、腫瘍が大きくなってくると、腹痛、吐き気・嘔吐、体重減少、黄疸(皮膚や目の白い部分が黄色くなる)などがでてくるといわれています。 治療としては、一般的に手術が唯一治癒のできる方法で、胆嚢がんのステージ(臨床病期)によっては治癒できるものなのかは変わってきますが、早期に手術ができれば治癒できるとされています。 実際、胆嚢がんの場合、胆嚢摘出後に組織診断にて胆嚢がんとの診断をされるケースも多いとされており、相談者様の場合もがんの可能性が高いため手術を勧められているのだと思います。 手術の適応(確定診断の要素)について、希望があれば(自費になるかと思いますが)PET(全身のがん細胞を検出する検査)や超音波内視鏡検査(EUS、保険適応)といった検査もございますので、一度かかりつけの医師へご確認いただくとよろしいかと存じます。 また、胆嚢は肝臓で作られた胆汁(消化を助ける酵素)を一時的に貯めておく場所のため、切除しても胆管を通って胆汁が十二指腸へ送り届けられる状態であれば支障はないといわれています。
ご参考にしていただければ幸甚です。今後の治療が順調に進み、快方に向かわれることを願っております。

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相談者:20代後半女性からのご相談
2017.12.12

患者:20代後半女性

子宮頸癌と高度異形成の違いについて教えてください

健診で精密検査を勧められて、何度か婦人科で検査しました。検査結果がⅢbとかなので手術をしましょうとなり、円錐切除術を受けました。詳しい検査の結果で子宮頸部高度異形成という結果を聞きました。これってガンですか?先生は、放っておくとガンになると言いますが、忙しくて詳しく聞けませんでした。3か月後に受診はしますけど、それまで心配です。よろしくお願いします。

Female medical team

ご相談ありがとうございます。ご不安な事と存じます。
子宮頸部高異形成は一般的にガンとは考えられていません。 いわゆる、ガンになる前の段階「前がん状態」といわれるものとされます。 組織診断の結果、細胞が高度に異形成(いけいせい)=非常に形が異なるものが多かったということを示します。 異形成は、軽度異形成、中等度異形成、高度異形成と3つの段階を経て上皮内がんへと移行していくとされています。 このことから、主治医の先生が放っておくとガンになるとおっしゃったものと推察いたします。
現在は、円錐切除術によって乱れた異形成の組織は切除されている状態だと思います。 しかしながら、子宮頸部異形成と子宮頸がんの主たる原因は、ハイリスク型ヒトパピローマウイルス(HPV:子宮頸がんの原因となるウイルス)の持続感染であることが知られています。 今後も定期的な検査や受診により早期発見、早期治療がよろしいかと考えます。
ご参考にしていただければ幸いです。どうぞお大事になさってください。

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相談者:30代前半男性からのご相談
2017.11.26

患者:30代前半男性

喉頭乳頭腫について教えてください

数か月前から声がかすれる感じがあり耳鼻科で診てもらったら喉頭乳頭腫と言われ、来週、レーザー手術を受けることになりました。幸い、良性ということですが再発しやすい病気でまれにがんになることもあると言われました。本当でしょうか?どのような病気か教えてください。よろしくお願いします。

Female medical team

ご相談ありがとうございます。
喉頭乳頭腫は、ヒト乳頭腫ウイルス(「ヒトパピローマウイルス(HPV)」ともいわれます)の感染によって起こる、良性の腫瘍です。 おかかりの先生が言われているように、再発することが多い病気で、原因は明らかではありませんが数パーセントの割合でがん化する可能性があると言われています。ご参考までとなりますが、2001年に1.6~4%の割合との報告がありました。 このことより、医師の指示に従い、定期的に耳鼻咽喉科を受診することが大切と考えられています。 現状、決定的な治療方法は確率していませんが、腫瘍の減量、気道の確保、音声の改善などを目的にレーザー治療などの外科的治療が行われることが一般的です。 補助療法に関しては、患者さんそれぞれで経過が様々なことから、治療方法は個々の状況に応じて検討されることが一般的ですが、年間4回以上の外科治療を行う場合や、急激に腫瘍が大きくなる場合などにインターフェロンでの治療を行う場合があります。 今後の治療や外来受診のタイミングに関しては、病状に応じてとなりますのでおかかりの病院の医師へ確認されることをご検討ください。
ご参考のうえ、どうぞお大事になさってください。