大阪市福島区の医療

医療体制が充実している大阪市――よりよい医療を継続的に供給するために

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医療体制が充実している大阪市――
よりよい医療を継続的に供給するために

大阪市福島区は、2045年頃まで人口が増加すると予測されている地域です。また、高齢化率も上昇の一途をたどっており、今後は医療需要のさらなる増加が見込まれます。福島区における地域医療の状況については、人口10万人あたりの病院病床数・医師数ともに全国平均を大きく上回っています(2020年国税調査より)。近隣の北区・西区・中央区も含めて規模の大きい総合病院やがん診療連携拠点病院が密集しており、地域としての医療体制は充実しているといえます。各医療機関はそれぞれの医療機能を生かし、よりよい医療の提供を目指して連携体制を継続的に強化していくことが求められるでしょう。

大阪市福島区の医療を支える
関西電力病院

専門的かつ包括的な医療を提供し、“安心して暮らせる地域”に貢献する

専門的かつ包括的な医療を提供し、“安心して暮らせる地域”に貢献する

当院は1953年の開院以来、地域に貢献する急性期病院として機能すべく努めてまいりました。当院の周辺には同じく急性期医療を提供する病院が複数あり、医療面においては地域の皆さんに安心して暮らしていただける体制が整っていると感じます。
当院の強みとしては、“専門的かつ包括的なチーム医療の提供”に重きを置いている点が挙げられます。特に「がん診療」「生活習慣病と脳・心血管障害治療」「機能再生医療」「救急医療」を4つの柱とし、よりレベルの高い医療の提供を目指して職員一同努力を積み重ねてまいりました。
がん診療においては、大阪府がん診療拠点病院としてさまざまな治療やサポートに対応しています。がん相談支援センターの設置はもちろん、緩和ケアなどの体制も充実しており、受診から治療、療養まで一貫して包括的な医療が提供できる環境が整っています。

“一生”を共に歩む思いを大切に、信頼いただける医療の実践を目指す

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“一生”を共に歩む思いを大切に、信頼いただける医療の実践を目指す

私たちは“いかに患者さんのお役に立てるか”という思いを大切にしながらここまで歩んでまいりました。昨今ではWeb上で誰もが簡単に情報を入手できる時代になりましたが、医療においてはたとえ同じ病名であったとしても、適切な治療は患者さんそれぞれで全く異なります。標準治療(一般的に推奨される治療)はあるものの、実際は患者さんごとにオーダーメイドの治療を提供しなければなりません。
また、医療においては不確実性も伴います。医師がどんなに力を尽くしたとしても、その治療結果に“絶対”はなく、最終的にはお任せされた以上、最善を尽くすことを大前提に“人と人の信頼”で成り立つものだと感じます。地域の方々には「この先生だったら信頼できる」と思える医師のもとで治療をしていただきたいと思いますし、当院においてそう思っていただけるご縁があるようでしたら“一期一生”!の覚悟で診させていただくことが使命であると考えます。地域の医療機関とも協力し合い、信頼いただける医療の実践に努めておりますので、こんなご縁を大切に思われるときには、ぜひ当院へご相談ください。

副院長プロフィール

関西電力病院における
大腸がん・前立腺がん・
急性骨髄性白血病・
椎間板ヘルニアの診療

大腸がんの診療

最適解を見出すべくシームレスな連携を図る“消化器病センター”

最適解を見出すべくシームレスな連携を図る“消化器病センター”

消化器を診る診療科には主に消化器内科と消化器外科がありますが、当院では既存の枠組みにとらわれずよりよい治療を提供できるよう、消化器病センターを設立しました。胃がんや大腸がん、膵臓がんなどの悪性疾患はもちろん、大腸ポリープや胆嚢結石症などの良性疾患も含め腹部の疾患を広く取り扱っています。消化器病センターは、消化器内科、消化器外科、腫瘍内科、放射線科、病理診断科といった診療科、また医師だけでなく看護師、薬剤師、管理栄養士などの職種で構成されており、毎週カンファレンスを行って患者さんごとに治療方針を検討しています。夜間も含めて24時間患者さんを受け入れる体制が整っており、腸閉塞などの緊急手術が必要な症状にもいつでも対応可能です。

消化器病センターの強みは、患者さんに適した診療科をすぐに話し合って診療するシームレスな体制です。消化器内科を受診された患者さんでも、消化器外科のほうが適切だと判断した場合は基本的に当日中に外科での診療を受けていただけますし、逆も然りです。「消化器内科と外科のどちらがよいのか分からない」などということがあっても当院ではどちらかを受診いただければ、適切な診療へつなげられる体制が整っていますので、何らかの症状や違和感がある方はぜひ一度ご相談いただければと思います。

各分野を専門とする医師が協力し、集学的治療でよりよい予後を追求する

大腸がんは、日本で罹患者数がもっとも多いがんです(2020年時点)。便潜血検査で1度でも陽性であった方や、血便・貧血などの症状がある方は必ず精密検査(大腸内視鏡検査)を受けていただきたいと思います。特に、両親など近しい血縁者に大腸がんを発症したことがある方がいる場合、そうでない家系の方と比べてリスクが高まるとされていますので、当てはまる方は欠かさず大腸がん検診を受けましょう。

各分野を専門とする医師が協力し、集学的治療でよりよい予後を追求する

当院の消化器内科では主に内視鏡による検査・診断と、早期がんの内視鏡治療(EMR・ESD)を行っています。大腸がんの内視鏡治療には複数の方法があり、当院では従来のEMR(内視鏡的粘膜切除術)という方法だけでなく、高度な技術を要するESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)にも対応可能です。
また、がんの深さや性質によっては内視鏡治療後に追加切除が必要なケースもあるため、内視鏡検査においては正確性の高い診断が欠かせません。当院では追加切除の要否を適切に見極められるよう粘膜の様子など見やすくする画像強調内視鏡や、患部を拡大して観察できる拡大内視鏡など必要に応じて複数の観察方法を組み合わせて検査を実施しています。

各分野を専門とする医師が協力し、集学的治療でよりよい予後を追求する

手術が必要な場合や内視鏡治療後に追加切除が必要な場合は、消化器外科で対応します。当院では、 腹腔鏡下手術とロボット支援下手術を導入し、より低侵襲な(体へ負担が少ない)治療の提供に努めています。
なお、がん=手術というイメージがあると思いますが、近年では手術のみで終わる時代ではなくなってきました。患者さんの病状に応じて手術前後に薬物療法(抗がん薬などを使った治療)や放射線治療を行うこともあり、その場合は腫瘍内科および放射線治療科と相談しながらチームで治療を実施します。薬物療法などを行っている期間の中で別の治療が必要だと判断した場合にも、強固な連携により迅速に適切な治療を行うことが可能です。

不安に寄り添う診療体制を構築

不安に寄り添う診療体制を構築

“がん”と診断された場合、きっと誰しも不安な気持ちになるはずです。「治療をしたらどのような生活になるのだろうか」「食欲がなくなってしまうのではないか」など、さまざまな不安が生じることと思います。当院では患者さんに少しでも安心して治療に臨んでいただけるよう、医師はもちろん、診療に関わるスタッフ全員が精いっぱいサポートをいたします。がん看護専門看護師*や、人工肛門のケアなどに関する専門知識を持つ皮膚・排泄ケア認定看護師*、緩和ケア認定看護師*など、さまざまな専門性を有する看護師も在籍しています。また、がん相談支援センターも備えており、日常生活や仕事、お金のことなど、治療以外のことも相談できる体制が整っていますので、どのようなことでもお気軽にご相談ください。

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いずれも日本看護協会が認定する資格。在籍スタッフの情報については2025年1月時点。

解説医師プロフィール

前立腺がんの診療

テンプレートを用いた前立腺生検で正確性の高い検査に努める

前立腺がんは、日本人男性において罹患者数が最も多いがんです(2020年時点)。初期症状は乏しく、多くの患者さんは血液検査での腫瘍マーカー(PSA)の異常値により前立腺がんが疑われます。PSAの値が高いことがきっかけで当院を受診いただいた場合は、基本的にMRI検査を行い、疑わしい所見がみられる場合には生検(前立腺の組織を採取して顕微鏡で調べる検査)を実施します。

テンプレートを用いた前立腺生検で正確性の高い検査に努める

当院では精度の高い前立腺がん診断を目指すべく、2007年3月よりテンプレートを用いた経会陰多部位生検けいえいんたぶいせいけんを導入しています。前立腺がんの生検は穿刺(針をさすこと)部位のずれなどが原因となり、偽陰性ぎいんせい(がんであるのに、検査では正常と判定されること)が発生しやすいといわれています。当院で導入している生検方法では、あらかじめ組織を採取すべき箇所を金属製のテンプレートにマークし、これをガイドにしながら針を刺していきます。異常を疑う箇所の組織をまんべんなく採取することができるため、がんの検出率の向上に役立ちます。

多様な治療選択肢を備え、“受けたい治療が受けられる”環境を整備

根治的な治療方法には手術と放射線治療(外照射・内照射)があり、当院では手術・外照射・内照射(小線源治療)の3つ全てに対応できる環境を整えています。手術と放射線治療の治療成績はほぼ同等とされていますので、治療方針については、患者さんのご希望も伺いながら決定していきます。

多様な治療選択肢を備え、“受けたい治療が受けられる”環境を整備

なお、治療成績はほぼ同等とはいえ、各治療では副作用が異なります。前立腺は性機能に関わる臓器ですので、手術で摘出をすると射精ができなくなります。低リスクの前立腺がんの方で「性機能を可能な限り温存したい」という方に対しては、当院では小線源治療(内照射)をおすすめしています。この治療は放射線を発する小さなチタン製の密封容器を前立腺に埋め込み、体の内部から治療を行う方法です。前立腺は摘出しないため、性機能を維持しやすいのが特徴です。

多様な治療選択肢を備え、“受けたい治療が受けられる”環境を整備

小線源治療に対して「体内に異物を入れることに抵抗感がある」という場合は、手術や外照射(体の外から放射線を照射する治療)をおすすめします。手術においては、手術支援ロボット(ダヴィンチ)を導入し、低侵襲(体への負担が少ない)治療の提供に努めています。

治療後の人生も見据え、よりよい選択ができるようにサポートする

前立腺がんはほかのがんと比較して予後がよく、国立がん研究センターの調査によるとステージI〜IIIでは10年純生存率(ネット・サバイバル)*が、ほぼ100%と報告されています(2011年10年生存率、2024年1月公表)。つまり、治療後もその先長い人生が続いていくということです。“人生100年時代”とも言われていますし、たとえば60歳で前立腺がんの治療をした場合、その先に40年間の人生があります。そのため、前立腺がんの治療選択においては、「どのようなことを重視して暮らしていくか」を考えることが重要だと考えます。

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純生存率(ネット・サバイバル)……がんが死因となる状況だけを仮定し、その他の原因による死亡を除いた生存率。

治療後の人生も見据え、よりよい選択ができるようにサポートする

とはいえ、「がん」と診断されたら誰しも頭が真っ白になると思いますし、前立腺がんにおいては先述のとおり多様な治療選択肢があり、選択に迷われる患者さんも多くいらっしゃいます。
当院ではよりよい治療選択をサポートできるよう、各治療法において起こり得る副作用を丁寧にご説明することに努めています。過去に治療を受けた方の例など、私たちが知っている限りの情報をお伝えしますので、よりよい治療について一緒に考えていきましょう。「もう1回受診したい」と思っていただけるような雰囲気づくりを心がけていますので、些細なことであってもご相談されたいことがあれば、どうぞ楽な気持ちでご来院ください。

解説医師プロフィール

急性骨髄性白血病の診療

かぜ症状に加え、出血しやすさ・血の止まりにくさに注意

急性骨髄性白血病きゅうせいこつずいせいはっけつびょうとは、白血球になる前の細胞ががん化し骨髄(骨の中心部にある組織)で増殖する病気で、いわゆる血液のがんです。白血病にはいくつか種類があり、成人の白血病の中で最も多くの割合を占めるのが、この急性骨髄性白血病です。急性骨髄性白血病には、あまり特徴的な症状がありません。倦怠感や微熱などの症状があってかかりつけ医を受診し、原因を特定する過程で初めて白血病だと判明することが多く、患者さん自ら発症に気付くのは難しい側面があります。

かぜ症状に加え、出血しやすさ・血の止まりにくさに注意

写真:PIXTA

発見の手がかりとしては、かぜのような症状(倦怠感や微熱など)のほか、出血傾向が挙げられます。急性骨髄性白血病では血小板の数が減少することで、出血しやすくなったり、血が止まりにくくなったりします。あざができやすい、鼻血が止まらない、歯磨きのときによく出血するなどの症状がある方は「きっと偶然」「ただのかぜ」と自己判断せず、かかりつけ医にご相談のうえ一度血液検査を受けていただきたいと思います。

不治の病ではなくなりつつある白血病――ご希望と医学的根拠からよりよい治療を見出す

急性骨髄性白血病には、化学療法(抗がん薬を使った治療)で治癒が見込めるタイプと、化学療法では治癒が見込めないタイプがあり、後者の場合は造血幹細胞移植を検討します。当院を受診いただいたら、まずは病気のタイプを見極めるため骨髄検査や遺伝子検査を行い、病態に応じて治療方針を検討していきます。

不治の病ではなくなりつつある白血病――ご希望と医学的根拠からよりよい治療を見出す

造血幹細胞移植は難治性の急性骨髄性白血病でも完治を目指せる治療法である一方で、副作用も現れやすく、命に関わる合併症が起こる可能性があります。そのため、造血幹細胞移植が可能となるのは、リスクよりもメリットが上回ると判断できる場合に限られ、主に65歳程度までの比較的若い方に対して検討します。高いリスクを伴う治療が適さないと判断した方(主に高齢の方)の場合は、患者さんの体力に応じた強度の薬物療法(抗がん薬や、後述する分子標的薬などを使った治療)を行い、寛解(病気の症状が軽減・消失した状態)を目指します。
近年では分子標的薬が使えるようになったことで、急性骨髄性白血病の治療は大きく進歩しました。分子標的薬は、がん細胞をピンポイントで狙って攻撃できる薬です。がん細胞のみに作用するため正常細胞への影響が少なく、従来の抗がん薬に比べて副作用を抑えた治療が可能です。当院では化学療法・分子標的治療・造血幹細胞移植の全てに対応可能な体制を整えていますので、患者さんやご家族のご希望と医学的根拠を考慮し、よりよい治療をご提案することが可能です。

同じ方向を向いて前向きに治療に臨めるように――チームで患者さんをサポートする

急性骨髄性白血病は、継続的な治療が必要になることもあるため、患者さん・ご家族・医療者が同じ方向を向いて治療を行うことが重要です。先述のとおり、急性骨髄性白血病の治療選択肢は広がっており、ご希望に合った治療が選択しやすくなっています。とはいえ、突然「白血病」と診断された患者さんは、まさに青天の霹靂へきれきだと思いますし、そこで希望を聞かれても「頭が真っ白」というのも当然です。

同じ方向を向いて前向きに治療に臨めるように――チームで患者さんをサポートする

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当院では理解と納得を得たうえで少しでも安心して治療を受けていただけるよう、病状などの説明の場には必ず看護師が付き添う体制を敷いています。また、多職種での情報共有も行いながら、病状・ご希望に合った治療を選択できるようチーム全体でサポートいたしますので、どうか悲観的にならずに、希望をもって受診いただければと思います。

解説医師プロフィール

椎間板ヘルニアの診療

専門的な知見を活かし、一人ひとりの患者さんに適した治療を見極める

椎間板ヘルニアは、骨と骨の間でクッションの役割を果たす椎間板が飛び出し、神経を圧迫して痛みやしびれなどが現れる病気です。腰に発生することが多いものの、頚椎けいつい(首の骨)や胸椎(胸の骨)に発生するケースもあります。治療選択肢については、保存療法(手術以外の治療法)と手術治療がありますが、椎間板ヘルニアは発症数か月で自然治癒することも多い病気です。

専門的な知見を活かし、一人ひとりの患者さんに適した治療を見極める

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とはいえ、痛みやつらさは患者さんにしか分かりませんし、好発年齢が10代後半から青壮年層に多いため、「学業や就労などの日常生活に大きな支障をきたしている」「趣味やスポーツ活動の制限が大きな心理的ストレスになっている」という方も多いです。当院では、患者さんの困り事を丁寧にお伺いし、画像検査(MRI検査など)の結果も踏まえて適切な治療を見極めていきます。これまでの診療で培った知見・経験からよりよい治療をご提案いたしますので、首や腰の椎間板ヘルニア、比較的高齢の方に多い腰部脊柱管狭窄症の症状でお困りの方は、ぜひ一度当院へご相談ください。

体への負担が少なく、早く元の生活に戻れる治療を“チーム”で追求する

脊椎(背骨)の手術=大がかりで怖い手術をイメージされる方も多いと思いますが、近年では従来の手術よりも体への負担を抑えた内視鏡下手術が普及してきており、当院でも対応可能な体制を整えています。内視鏡もこの20年発展を遂げ、現在では1~2cmほどの傷口で処置ができるため、従来の術式よりも痛みや出血量が抑えられ、早期の回復・早期社会復帰が目指せます。

体への負担が少なく、早く元の生活に戻れる治療を“チーム”で追求する

内視鏡下手術は低侵襲(体への負担が少ない)という意味では有用な治療ではありますが、内視鏡にこだわるあまり、よい手術成績が得られなくなるのでは意味がありません。術式はあくまで手段であり、手術を実施する目的は痛みを改善すること・可能な限り再発を防ぐことですから、当院では “目の前の患者さんの病状”を見極め、よりその方に適した治療を検討します。
脊椎・脊髄の手術は整形外科でも非常にデリケートな分野です。合併症などのトラブルを回避するためには術者の技量のみならず、診療に関わるスタッフ全員のチーム力も重要です。当院では看護師やリハビリテーション科の医師など各スタッフと患者さんの情報共有を密に行い、また病気や診療に関する知識レベルの向上・統一にも努めています。合併症のリスクを最小限に抑えられる体制構築に尽力しておりますので、安心して私たちにお任せいただければと思います。

“やりたいこと”を諦めないために――つらい痛みは我慢せずに受診してほしい

内視鏡治療が普及する以前は、金属性材料で背骨の動きを制動する脊椎固定術の頻度が多く、術後の活動制限が必要になるケースが多くみられました。その場合は患者さんに「趣味や仕事を制限してください、仕事を変えていただく必要があります」とお伝えせざるを得ないケースもありました。現在では低侵襲な術式がいくつもあり、全ての場合ではありませんが、趣味や仕事を諦めずに済む選択肢が検討できるようになりました。これは患者さんにとって何よりの福音だと思いますし、私たちも“手術前の生活にできるだけ戻して差し上げられる可能性”に向かってポジティブな気持ちで診療にあたっております。

“やりたいこと”を諦めないために――つらい痛みは我慢せずに受診してほしい

脊椎の手術は、内視鏡であっても必ずしも痛みがゼロになる魔法のような治療ではありません。その中でも、山登り・ダンス・ゴルフ・畑仕事……など、可能な限りその方の希望される生活を送っていただけるよう全力で診療にあたらせていただきます。現在、首や腰の椎間板ヘルニアの症状に悩まされていて手術の選択に迷われている方は、ぜひ一度当院へご相談ください。治療のゴールなど相談を重ねながら、一緒に治療を進めていきましょう。

解説医師プロフィール
  • 公開日:2025年2月20日
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