中部徳洲会病院

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沖縄県中頭郡北中城村アワセ土地区画整理事業地内2街区1

沖縄自動車道「沖縄南IC」駅 車8分

098-932-1110

スタッフの思いが詰まった新病院で提供する中部徳洲会病院の医療

院長インタビュー画像

沖縄県中頭郡北中城村にある医療法人 沖縄徳洲会 中部徳洲会病院は、高度な先進医療の技術を有する高度急性期病院です。開院以来、救急医療に力を入れてきた同院では、現在も多くの救急搬送を受け入れています。また、2016年(平成28年)4月にオープンした新病院では、ダヴィンチ治療やカテーテルアブレーション治療など高度な医療を地域に提供しています。

新施設へ懸けた思いやこれからの展望について、院長である伊波 潔先生にお話を伺いました。

概要・沿線

当院は、沖縄県中頭郡北中城村にある高度急性期病院です。33診療科・病床数347床を有し、地域に高度な先進医療を提供してきました。また、二次救急病院として積極的に救急搬送患者さんの受け入れを行い高度な救急医療を提供しています。

1988年(昭和63年)に150の病床数で開院した当院は、翌年の1989年(平成元年)には病床を300床に増床し、さらに2014年(平成26年)には331床へ、2017年(平成29年)には347床へと多様化する地域の医療ニーズに合わせてそのキャパシティと機能を拡大してきました。2016年(平成28年)には現在の新病院へと移転し、救急診療や急性期・慢性期疾患の治療、予防医療に至るまで質の高い医療ケアを地域に提供しています。

新施設に懸けた思い

当院が現在の新病院へと移転してきたのは2016年(平成28年)4月のことです。沖縄市にあった旧施設から現在の北中城村へと新築移転してまいりました。新病院の敷地面積は40,632平方メートルを有し、免震構造を採用、347の病床(10のICU病床、16のHCU病床)を構えます。手術室は旧施設の7室から10室に増やし、複数の診療科が同時に手術を行えるように設計しました。さらに、5室の血管造影室を設置し、心臓カテーテルやカテーテルアブレーションなどの治療を行っています。

これまで以上に高度な医療提供が可能になったこの新病院には、当院に在籍するスタッフたちの思いが詰まっています。新病院の設計に際して、私はすべてのスタッフから新病院に対する思いや意見を聴き出し、施設の設計に盛り込みました。各部署のリーダークラスだけではなく、あらゆるスタッフと直接話をして意見交換を行いました。

たとえば、院内の扉はほかの医療機関で使用されているものより幅が10cmほど大きくなっています。これは、患者さんへより質の高い医療ケアを提供するために、このサイズの扉が必要だという看護師たちの意見を反映させた結果です。そのほかにも、患者さんに安心感を与える院内の色味や、地域にとって必要な医療機器など、新施設の至るところにスタッフたちの意見が反映されています。

スタッフたちから新病院に対する意見や要望をヒアリングするなかで、私はスタッフ一人ひとりが強い熱意を持って医療の提供を行っていることに改めて気づかされました。スタッフみんながそれぞれにより優れた病院を造りあげようという意欲に満ちあふれていたのです。この新病院には、そんなスタッフ全員の思いが詰まっています。

中部徳洲会病院が提供する高度な急性期医療

当院は1988年(昭和63年)の開院以来、救急医療に力を入れてきました。また、近年ではダヴィンチ治療やカテーテルアブレーション治療など先進医療の提供においても高い実績を誇っています。

救急医療

沖縄県は、全国的にみて非常に質の高い救急医療を提供している地域です。多くの医療機関が救急搬送の受け入れ体制を万全に整えており、救急患者さんを断ることはほとんどありません。つまり、救急車の受け入れ先に難航するような事態はほとんど発生しません。

当院も、救急医療に力を入れてきた医療機関のひとつであり、開院以来、救急搬送を断ったことは一度もありません。新施設においても旧施設の約3倍のスペースを誇る救急センターを設置することで、最大7名の救急患者さんを同時に収容できる体制を構築しました。

また台風の際にも風雨を避けて安全に患者さんの受け入れが行えるよう救急搬送口に高速シャッターを設置したほか、ヘリポートを設置しドクターヘリの受け入れ体制を整え、救急センターのすぐ隣にCT撮影室を設置することで迅速な検査を可能にするなど、新施設にはより質の高い救急医療が提供できるようさまざまな工夫をこらしています。

現在当院には、外科や循環器内科を中心に救急医療への熱意を持つ多くの医師が集まっています。今後も沖縄県に質の高い救急医療が提供できるよう努めてまいります。

ダヴィンチによる前立腺がんの摘出手術

泌尿器科で実施しているダヴィンチ治療は当院の大きな強みとなっています。ダヴィンチとは、手術ロボットの支援によって精度の高い内視鏡手術を実現する医療装置です。当院では、ダヴィンチを用いた前立腺がんの摘出手術において248件の症例数を数え、高い実績をあげてきました。

当院の泌尿器科に在籍する医師には、ほかの医療機関に出向いて内視鏡手術の指導を行っておられるほどの確かな技術を持つ内視鏡手術のスペシャリストもいます。

2017年現在、2月に琉球大学が導入するまではダヴィンチを所有する医療機関は県内で当院だけでした。県内ではパイオニアであり前立腺がんを患われた方のほとんどが当院を頼りにしてお越しくださっています。

カテーテルアブレーションによる不整脈の治療

カテーテルアブレーションも県内でトップクラスの設備を持つ治療法です。カテーテルアブレーションとは、心臓にカテーテルを入れ不整脈の原因となっているところを高周波電流で小さく焼き切る不整脈の代表的な治療法です。当院では、2013年(平成25年)5月の設備導入以降、1,077件ものカテーテルアブレーションによる不整脈の治療を行ってきました。これは全国的にみてもかなり多い数字です。

外国人患者さんの受け入れ体制-全国で23番目のJCI取得病院として

当院は、全国で23番目にJCIの認証を取得した医療機関です。JCIとは、米国に本部を置く「The Joint Commission」が安全な医療機関としてふさわしい施設に与える認証のことです。つまり、当院が提供する医療が安全な医療機関としてふさわしいものであると国際的に認められたことになります。

当然のことながら沖縄という土地は県民にとって生活の場であります。しかし、それと同時に魅力的な観光地としての顔も持ち合わせ、国内外から多くの観光客が訪れる土地でもあります。2020年の東京オリンピック開催時には、さらに多くの旅行客が訪れることになるでしょう。当院がJCIを取得したのは、沖縄に訪れる外国の方に医療を提供する受け皿となれるようにという思いからでした。

JCIを取得して以降、外国人患者さんの数は確実に増えています。当院では、英語と韓国語に対応できる通訳を院内に配置し、そのような方々のケアを行ってきました。今後は、厚生労働省が外国人患者さんの受入れ先として相応しい医療機関を認定する制度「JMIP」を取得し、今以上に外国人患者さんを受け入れる窓口としての存在感をアピールしてまいります。

研修医に向けて-医師としてよいスタートをきるために

当院には毎年9名の初期臨床研修医がやってきます。私は、これまで彼らの指導を厳しく行ってきました。それは、彼ら全員がよい医師となってくれることを心より望んでいるからです。よい医師とは、患者さんの痛みや苦しみをわかってあげられる人間性と、その痛みや苦しみを取り除くことのできる実力を兼ね備えた医師のことです。そのような人間性や実力を、医師は経験のなかから身につけていきます。

より多くの症例をみて、また、より多くの患者さんと触れ合うことで、彼らにはできるだけ多くのことを学んでほしいと考えています。当院には熱意のある研修医たちが集まってきてくれています。2年間の研修期間を過ごす彼らが、医師としてのよいスタートをきってくれることを願っています。

地域のみなさまへ-伊波 潔院長からのメッセージ

当院が医療の提供を行っている沖縄県の中部地区は、東京都心に次いで病床の数が不足しているエリアです。今後は、県をあげて地域の病床数を増やしていきます。しかし、全国的には病床数を減らす方向に動いており、そのような情勢のなかで中部地区の病床数だけを急激に増やすということはなかなか難しい状況にあります。

当院の新施設には最大で200床あまりを増やす余裕があり、行政と相談をしながら増床の取り組みを続けていくつもりです。特に、高度急性期医療に必要なICUやHCUの増床を図り、重症患者さんの治療をさらに積極的に進めていきたいと考えています。

全国に誇れる医療を届けようという思いのもと、これまで大学病院や県立病院、民間病院がお互いに競い合い、協力し合いながら質の高い医療の提供をめざしてきました。現に沖縄の医療は高い水準を保っています。

当院は、これからも患者さんの立場に立った質の高い医療の提供をめざし、地域になくてはならない病院となれるよう努めてまいります。みなさまのさらなるご支援とご指導を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。