小児が何歳までを指すかははっきり決まっていませんが、0歳から16歳未満を指す場合と、成人するまでを指す場合があります。 小児患者に対して外科的治療※することが必要になった場合に小児外科が受診先の選択肢となりますが、例えば心臓の病気については心臓血管外科、泌尿器系の病気については泌尿器科、脳の病気については脳外科、骨や筋肉の病気については整形外科といったふうに各診療科が小児患者についても手術を行う場合もあります。各疾患についてどちらの科が扱うかは、病院によっても様々です。皮膚科、耳鼻科、眼科の病気については、原則として小児外科ではなく各診療科が扱います。 大人の外科との大きな違いは、生まれつきの病気や先天奇形、子供に特有の腫瘍を扱う点です。 各疾患について、お住いの地域でどの科を受診すべきかは、かかりつけの小児科医に相談するとよいでしょう。 ※外科的治療：手術を代表例として、レーザー治療などを含めた、手術に準じる治療の総称