いびき

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喉

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概要

さまざまな原因によって呼吸する際の空気の通り道が狭くなることで、就寝中に鼻や口から雑音がでることをいびきといいます。

私たちが普段呼吸をしているとき、吸った空気は鼻やのどを通過し、気道から肺へと流れていきます。その過程でのど(咽頭(いんとう))が狭くなったり、筋肉が緩くなって舌がのどの奥(咽頭後壁)に落ち込んだりすると、気道が狭くなります。その狭い部分を空気が通過することで、振動していびきが出るといわれています。

いびきは疲れているときや飲酒をしたときなど、誰でもかくことがありますが、あまりに過度な場合には睡眠時無呼吸症候群などが疑われることもあります。睡眠時間は十分なはずなのに熟眠感がない、日中の眠気がひどいなどの場合には注意が必要です。

原因

原因としては、口蓋垂に異常があること、アデノイド(咽頭扁桃)や鼻の粘膜が腫れていること、顔や(あご)が生まれつき小さいこと、肥満などが挙げられます。

口蓋垂や鼻などの構造に異常がある

口蓋垂(いわゆるのどちんこ)が大きい場合は、それが空気の通りを妨げ、いびきが出現することがあります。また、鼻中隔湾曲(びちゅうかくわんきょく)という左右の鼻の穴を分けている柱が曲がってどちらかに偏っていることでいびきが起こる場合もあります。

咽頭扁桃や鼻など粘膜が腫れている

アデノイドと呼ばれる咽頭の扁桃組織が大きくなることで空気の通りを妨げ、いびきの原因となることがあります。これは特に小学生までの子どもでよく見られるといわれています。また、大人でも口蓋扁桃の肥大によっていびきがみられることがあります。

そのほか、花粉症や鼻炎などによってくしゃみ・鼻水・鼻づまりなどが生じていると、鼻の中の空気の通り道が狭くなる、または鼻を頻回にかむことで粘膜が腫れあがるため、いびきの原因となることがあります。

顔や顎が生まれつき小さい

顎が小さい、もしくは後ろ側にひっこんでいるような人は、仰向けに寝た際に舌が落ち込みやすいため、気道を(ふさ)いでしまうことがあるといわれています。

肥満

肥満によって首の周りに脂肪がつくと気道が圧迫され、空気の通りを悪くします。過度の肥満もいびきの原因のひとつです。

症状

いびきにともなって、様々な不快な症状が起こることがあります。

日中の眠気や倦怠感、疲労感、頭痛などが残る場合には、睡眠時無呼吸症候群でないかどうか注意が必要です。

また、睡眠中に息苦しさで目が覚めたり、起床時にやたらと喉が渇いていたりする場合にも注意が必要です。

いびきに伴う症状の詳細については下記を参照してください。

頭痛
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治療

いびきの治療については原因によって異なりますが、大きく以下のようになります。

また、睡眠時無呼吸症候群と診断された場合には、持続性陽圧呼吸療法(CPAP)などの治療を行うことがあります。

CPAPとは、睡眠時無呼吸症候群に有効な治療方法として普及している治療方法です。機械で陽圧をかけた空気を鼻から送り込み、咽頭などの気道を広げて睡眠中の無呼吸を改善します。陽圧の大きさは、一定を保つ場合と、無呼吸のときに合わせて自動的に増加する場合の2パターンに分かれます。

口蓋垂や鼻などの構造に異常がある

口蓋垂や鼻などの構造に異常がある場合、構造を正常に戻す外科的手術が行われることがあります。大きさや、ゆがみの程度によっては経過観察となることもあります。

咽頭扁桃や鼻など粘膜が腫れている場合

子どものアデノイドの場合には、年齢とともに縮小していくことが多いため経過観察となることが多いといわれています。大人のアデノイドや扁桃肥大の場合には、切除や摘出手術を行うことが有効な場合もあります。

アレルギーなど鼻づまりや鼻水が慢性化するような病気がある場合には、まずそちらの治療が大切です。

顔や顎が生まれつき小さい

マウスピースを口に装着することで、下顎を前方に移動させ、舌の沈下を防ぐことで睡眠中の気道を確保し正常な呼吸を保ちます。マウスピースはひとりひとり異なる顎の形状や歯並びに合わせた形成が必要です。

肥満

適正体重までのダイエットが必要です。自分で痩せることが難しい場合には、医師の指導のもと正しい方法で取り組むことが大切です。

「いびき」に関連する他の症状