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便秘

便

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概要

便秘とは排便が順調に行われない状態を指し、排便回数が少ない場合だけでなく、便の量が少ない、水分の少ない硬い便、排便困難(うまく便が出ない)、残便感があるなども便秘の症状に含まれます。

便秘は日常的によく起こるものですが、中には重大な病気が隠れていることもあります。特に激しい腹痛、発熱(38℃以上)や嘔吐、血便、便の細りを伴う場合には注意が必要です。

原因

便秘は主に便の水分の不足、腸の運動・筋力の低下、排便反射の低下などによって起こりますが、その大元となる原因にはさまざまなものがあります。

病気が原因の便秘

腸の腫瘍や炎症、などで腸の通りが悪くなると便秘が起こる場合があります。病気の種類によっては便秘と下痢を繰り返すこともあります。

生活習慣が原因の便秘

偏った食事やダイエットなどによって食物繊維・水分・脂質の摂取量が減ると、便がスムーズに排出されなくなります。

また、運動不足によって腸への刺激が低下すると腸の運動機能も低下します。便秘に関わるのは特に腹筋で、腹筋は腸から便秘を押し出す働きがあることから、筋力が低下すると便秘になりやすくなります。

そのほか、便意を我慢する習慣も便秘の原因になりえます。

薬の副作用が原因の便秘

吐き気止めの薬、痛み止めとして使用される医療用麻薬、抗がん剤、睡眠薬、抗不安薬など、一部の薬の副作用として便秘が起こる場合があります。また、便秘と一緒に他の症状が伴うことも珍しくありません。

症状

便がスムーズに排出されなくなると腸に便やガスが溜まってしまい、腸に溜まった便やガスの影響から膨満感(お腹が張ったように感じる状態)や腹痛・下腹部痛が現れることがあります。また、あわせて食欲不振になる場合も珍しくありません。発熱や血便、便の細りを伴うこともあります。

また、おならに関する症状(回数が増える・我慢できずに出てしまう・臭いが強くなど)もよくみられ、このような症状は基本的に便秘が解消されるまで続きます。

便秘に伴って起こりやすい症状の詳細については以下の記事を参照してください。

食欲不振
概要・原因・症状・...
血便
概要・原因・症状・...

治療

原因によって治療の内容は大きく異なります。一般的によく行われる治療としては以下のようなものがあります。

病気が原因の便秘の治療

病気によって便秘が起こっている場合には、原因となる病気そのものを治す必要があります。体の病気にはさまざまなものがありますが、腸の炎症が原因であれば炎症を抑える薬などで治療を行います。大腸がんなど重大な病気に対しては、場合によって手術療法が選択されることもあります。

生活習慣が原因の便秘の治療

偏った食事やダイエット、運動不足、便意を我慢する習慣など、原因となる生活習慣を見直すことが治療の第一になります。また、補佐的に漢方薬や下剤などの薬で便秘の解消に取り組むこともあります。

薬の副作用が原因の便秘の治療

服用中の薬の副作用で便秘が起こっている場合、その薬を中止し他の薬に変更して様子をみることもありますが、どうしても中止できない場合もあります。そのような場合には下剤などを併用し、量を調整しながら排便をコントロールしていきます。

「便秘」に関連する他の症状