つかれめ

疲れ目

目

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概要

目が疲れる・疲れ目というのは、普段感じやすい症状ですが、人によってどういう状態を指すのかがあいまいなことも多く、原因となる病気もさまざまです。

目の使い過ぎが原因である場合が多いですが、その背景には、目の余力を減らすような目の病気や全身の病気、ストレスなどが存在する場合もあります。パソコンやスマートフォンの画面を見る機会が増える昨今、疲れ目を感じる年齢は低下し、多くの人が悩まされる症状になっています。

原因

疲れ目を引き起こす要因には、さまざまなものがあります。

環境要因によるもの

目の使い過ぎによる場合です。長時間であれば読書や勉強でも起こりますが、パソコンやスマートフォンなど発光するものを見ていると特に疲れやすくなります。

不安定な姿勢でパソコンのタイピングをしているなど肩こり・首こりを起こしやすい環境の場合、疲れ目だけでなく頭痛・吐き気・腕や手の痛みも合併することがあり、VDT症候群やテクノストレス眼症などと呼ばれます。うるさい環境、不快なにおいなどがあると、より疲れ目が起こりやすくなるといわれています。

目に原因がある場合

近視・遠視・乱視といった屈折異常を適切に矯正していないと、見るために無理をする必要が出てくるため疲れを感じやすくなります。

たとえば、遠くが見えるように合わせた眼鏡やコンタクトレンズで、近くのスマートフォンや、50cm前のモニターなどを見続けていると疲れてしまいます。特に、左右の度数に差があると、見える像の大きさに左右差が生まれ、脳が二つの像を一つにして処理することになるため疲れやすくなります。

また、斜視・斜位といった状態や、目を寄せる・離す機能に問題がある場合も、特に疲れやすくなります。人間の目は外を向くようについており、近くを見る場合は、筋肉を動かして眼球を内側に向ける努力をしています。この努力のしやすさは人によって異なり、見たいところを見るために努力が必要な人は疲れやすくなります。

いわゆる「老眼」も疲れの原因のひとつです。若い人はピントを合わせるレンズにあたる水晶体がしなやかであり、近くでも遠くでもある程度スムーズに焦点を合わせることができます。老眼ではピント合わせに苦労するようになり、無理がきかなくなることから疲れやすくなります。

また、網膜・視神経・視覚情報を処理する神経のどこかに問題があると、視力や視野に問題が起きて見えにくくなるために、疲れやすくなることがあります。

このほか、目にどのような病気があっても、見ること・目を使うことに普段より無理が生じ、疲れやすくなる可能性があります。ドライアイ(乾き目)などが代表的です。

全身の要因がある場合

全身にどのような不調があっても、ふだん通りの活動をするために努力が必要になり、目の疲れが起こりやすくなる可能性はあります。

頭や首を交通事故などで打撲した後に疲れ目やピントが合わないという症状が現れることもあります。

心理的・精神的な要因がある場合

様々なストレスがあると疲れ目も感じやすくなるといわれています。
 

症状

原因によって、疲れ目に伴って起こりやすい症状は異なります。

パソコンなどで目を使い過ぎた場合には肩こりや頭痛を伴ったり、ドライアイなどが原因で目が疲れやすくなっている場合には目がゴロゴロしたりすることがあります。また、網膜・視神経・視覚情報を処理する神経などに問題がある場合には、視力や視野に問題が起こることもあります。

疲れ目に伴って起こりやすい症状の詳細については以下の記事を参照してください。

頭痛
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治療

疲れ目に対しては、原因に応じた治療を行います。

環境要因によるもの

環境整備を行う必要があります。VDT症候群については、厚生労働省からガイドラインが発行されており、職場の環境整備や健康診断も重要です。

目に原因がある場合

原因に応じて、適切な屈折矯正(メガネやコンタクトレンズの度数合わせ)や治療を行います。

全身の要因がある場合

眼科で治療を行っても改善しない場合、全身の検査を行い、原因に応じた治療を行います。心療内科などでも治療を行う場合があります。

心理的・精神的な要因がある場合

どのようなストレスがあるのかを医師との面談やカウンセリングで検討し、できる限りストレス要因を除去したり、自分なりのストレス対処法を見つけたりする治療を行います。

「疲れ目」に関連する他の症状