みみなり

耳鳴り

耳

目次

項目をクリックすると該当箇所へジャンプします。

概要

耳鳴りとは、外からの音がないはずの状態で自覚的に感じる音の感覚です。

耳鳴りには心臓の鼓動のように一定のリズムで脈打つ「拍動性耳鳴り」と、一本調子な音色でリズムのない「非拍動性」に大きく分類され、音色の種類はザーやジー、キーン、ピーなどさまざまです。

音が聞こえづらくなる「難聴」に伴って耳鳴りが起こることが多く、原因は多岐にわたりますが、なかには病気が原因になっている場合もあります。

原因

耳鳴りの原因は、主に耳の病気、耳以外の病気、日常生活上の習慣の3つに分けられます。しかし、原因が明らかでないものが多く、さらに原因が一つではなく複数のこともあるために、耳鳴りは原因の特定が難しい症状の一つとされています。

耳の病気が原因の耳鳴り

聞こえの神経が傷む、耳の中で炎症が起こる、腫瘍ができる、平衡感覚の異常に関する病気などによって、耳鳴りが起こることがあります。このような耳の病気が原因の場合には、難聴や耳の詰まり感、耳が痛い、めまいなどの症状を伴うことが多いといわれています。

耳の病気以外が原因の耳鳴り

耳の病気以外では、血管・血液の異常や病気、頭痛、薬の副作用などが耳鳴りの原因に挙げられ、多くは脈のリズムに連動する「拍動性耳鳴り」が起こります。なかには脳血管の病気など重大な病気が原因になっている場合もあるため、拍動性の耳鳴りが起こった場合には注意が必要といえます。

生活習慣が原因の耳鳴り

耳鳴りは加齢やストレス、疲労、睡眠不足、ホルモンバランスの乱れ(女性の場合)などが原因で起こることもあります。また、コンサートなどで大きな音にさらされることも耳鳴りの原因の一つです。このような日常生活が原因の耳鳴りは、一本調子な音色でリズムのない「非拍動性耳鳴り」であることが多いとされています。

症状

ザーやジー、ゴーといった低音からキーンやピーなどの高音まで、耳鳴りの音色は実にさまざまで、患者さんが自覚して表現する音としては特にジーとキーンが多いとされています。また、耳鳴りだけ起こることもあれば、耳鳴りに難聴やめまい、吐き気、耳が痛いなどの症状が伴う場合もあります。

いずれにしても耳鳴りは何かしらの異常によって起こることが多いため、音色の種類や症状の有無を問わず、一度病院で検査を受けた方がよい症状と言えます。

耳鳴りに伴って起こりやすい症状の詳細については以下の記事を参照してください。

めまい
概要・原因・症状・...

治療

耳鳴りの治療は原因によって違ってきます。行われることの多い主な治療には、以下のようなものがあります。

耳の病気が原因の耳鳴りの治療

治療の主体は薬物療法になります。病気によっては薬物療法で効果が現れない場合に手術が必要になることもあります。また、聴神経腫瘍など一部の病気では手術が第一選択となります。

耳の病気以外が原因の耳鳴りの治療

同様に治療の主体は薬物療法になりますが、まれに脳血管の病気などが原因になっている場合には血管内治療(カテーテル治療)や手術が選択されることもあります。薬の副作用が原因と考えられる場合には、その薬を中止し、他の薬に変更することもあります。

生活習慣が原因の耳鳴りの治療

生活習慣が原因と考えられる場合の治療としては、薬や漢方による薬物療法、心理療法、運動療法などあり、原因や症状に応じて選択されます。

また、原因に限らず3か月以上続く慢性的な耳鳴りに対しては、耳鳴り順応療法(TRT)と呼ばれるサウンドジェネレーター(補聴器型の小さな音発生装置)を用いた音響療法が行われる場合もあります。

「耳鳴り」に関連する他の症状