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肩が痛い

肩

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概要

肩とは一般的に首から背中にかけた部分を指し、長時間同じ姿勢を続ける、枕が合っていないなど、日常生活の中で痛みを感じることがよくあります。

横になった状態でスマートフォンを長時間使用し、気づいたら肩が痛くなっていたという経験をしたことのある方は多いでしょう。このような日常生活上の原因なら心配ないことも多いですが、なかには病気が原因で肩の痛みが引き起こされている場合もあります。

原因

肩周辺には筋肉や関節、靭帯、骨などさまざまな組織があります。肩の痛みの多くは筋肉の緊張による血流障害が原因で起こりますが、関節や骨など他の組織が障害されて痛みが起こる場合もあります。また、体の病気も肩の痛みの原因になることがあります。

骨や関節の病気が原因の場合

骨や関節などが関連した病気では、障害を受けた部位に痛みが現れるのが一般的です。主に肩と腕の間あたりが痛んだり腕を動かすと痛む場合は肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)、肩から首・腕にかけてが痛む場合は頸肩腕症候群、首が痛む場合は頚椎症や頚椎椎間板ヘルニアなどが考えられます。

肩の痛みが強い、肩が動かしにくい、首・肩・手足がしびれるというような症状が伴うと、このような骨や関節の病気が疑われます。

体の病気が原因の場合

肩の痛みが起こりえる体の病気は、更年期障害、高血圧、消化器の病気、心臓の病気などです。更年期障害や高血圧では、その発症原因そのものが肩の痛みに関わっていますが、消化器・心臓の病気では基本的に関連痛や放散痛として肩に痛みが生じ、消化器の病気では主に右肩、心臓の病気では主に左肩に痛みが起こります。症状だけでは骨・関節の症状と区別がつかないことも珍しくありません。

日常生活が原因の場合

原因として特に身近なものは、パソコンやスマートフォンの長時間利用です。利用する際、同じ姿勢を続けたり無理な姿勢をとったりしていることが多く、これによって肩の筋肉が緊張して血流障害が生じ、肩こりや肩の痛みが現れるようになります。

他の原因としては、運動不足や寝具の不適などもあります。寝具では特に枕が大きく影響し、高さや硬さなどが首のカーブに合わないと筋肉に負担がかかり、痛みが引き起こされます。

 

症状

だらだら重だるい感じが続く、一時的なズキズキする痛み、電気が走ったような瞬間的な強い痛みなど、肩の痛みの性状にはさまざまなものがあります。肩を動かしたときに痛むことが多いですが、何もしていないのに痛み出すことも珍しくはありません。

また、肩の痛みには肩こりやしびれ、肩関節の腫れ、頭や首の痛みを伴うことが多く、原因によっては現れる症状に特徴があるものもあります。

肩の痛みに伴って起こりやすい症状の詳細については以下の記事を参照してください。

頭痛
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治療

原因や重症度などによって、どのような治療が行われるかは異なります。一般的に行われることの多い治療には以下のようなものがあります。

骨や関節の病気が原因の場合の治療

骨や関節の病気に対する治療は、痛み止めの服用や装具の着用などの保存療法が基本です。装具は首の骨(頚椎)に関係する病気で、頚椎の安静を保つ目的で使用されます。痛みが強い場合には局所麻酔剤による注射が行われることもあります。

多くは保存的療法で軽快していきますが、それでも改善されない場合、重症度が高い場合などでは、原因によっては手術が必要になることもあります。

体の病気が原因の場合の治療

体の病気に対しては主に、痛み止めや降圧薬、血管拡張薬、漢方薬、抗うつ剤など、原因や症状に応じた薬で治療を行っていきます。併せて生活習慣の改善が必要になる場合も多くあります。

消化器の病気では一部で重症度が重い場合に内視鏡治療や手術、心臓病ではカテーテル治療や手術が行われることもあります。

日常生活が原因の場合の治療

日常生活上の原因にはさまざまなものがありますが、いずれにしても基本的に薬物治療などは必要なく、その原因に対する対処で改善されます。即効性のある方法として、蒸しタオルで温める、入浴する、ストレッチやマッサージなどで痛みが軽減される場合が多くあります。

 

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