かたこり

肩こり

肩

目次

項目をクリックすると該当箇所へジャンプします。

概要

肩こりとは、重だるいように感じるといった肩の不快感のことです。肩の筋肉が緊張して血流が悪くなることが主な原因で、長時間同じ姿勢をとるなど日常生活でよく起こるものです。このような原因なら心配はなく、肩のストレッチを行ったり、温めたりすれば軽快します。

しかし、中には慢性的に続く場合や、病気が原因になっていることもあります。胸やみぞおちまで痛む場合、手足がしびれるような場合には特に注意が必要です。

原因

肩こりは主に肩の筋肉の緊張による血流障害で起こる症状で、僧帽筋(そうぼうきん)という肩にある大きな筋肉を中心に、首から背中に張っているさまざまな筋肉が肩こりに関係しているといわれています。

このような筋肉の緊張による血流障害は日常生活でよく起こるものですが、肩周辺の関節・筋肉などの病気、さらには体の病気でも生じることがあります。

関節・筋肉などの病気が原因の肩こり

肩は筋肉のほか、骨や軟骨、靭帯、腱などで構成され、肩の近くにある首には頚椎(けいつい)(背骨の上部7つの骨)などもあります。このような組織に関連する病気を発症した場合、痛みやしびれ、肩が動かしにくくなるなどの主症状に肩こりが伴うことがあります。

体の病気が原因の肩こり

肩こりを伴うことのある体の病気には、ホルモンの病気、心臓の病気、消化器の病気などがあります。ホルモンの病気ではそれ自体の症状に肩こりが含まれますが、心臓・消化器の病気では放散痛や関連痛として生じます。片側の肩に起こることが多く、心臓の病気では左肩、消化器の病気では右肩に肩こりや痛みが生じる場合があります。

日常生活が原因の肩こり

デスクワークなどで同じ姿勢を長時間とる、不自然な姿勢をとると肩周辺の筋肉が緊張し、血流が悪くなって肩こりが起こるとされています。また、眼精疲労やストレスなども肩こりの原因になりえます。

肩こりの原因となる具体的な病気については以下の記事を参照してください。

症状

肩こりは首から背中にかけた筋肉に起こる不快感や違和感、鈍痛などの症状で、重だるい、張っている、硬くなっている、こわばっているなどと表現されます。多くは一時的なものですが、慢性的に続くことも珍しくはありません。

また、肩こりには頭痛やめまい、肩のしびれ、首の痛みなどの症状を伴うことが多く、肩こりにどのような症状が伴っているかによって考えられる原因は異なります。

肩こりに伴って起こりやすい症状の詳細は以下の記事を参照してください。

頭痛
関連記事数: 6記事

また、妊娠中にはさまざまな体の変化によって、肩こりが起こやすくなるといわれています。

治療

原因によってそれぞれ治療法は異なります。また、病気が原因となる場合は重症度に合わせた治療法が選択されます。一般的に行われることの多い治療には以下があります。

関節・筋肉などの病気が原因の場合

肩の関節や筋肉が原因であれば、主に痛み止めの服用や保温、運動療法などの保存的療法がとられます。首の病気に対しても薬の服用や頚椎カラーと呼ばれる装具の着用などによる保存的療法がとられ、痛みが強い場合には注射を行うこともあります。

体の病気が原因の場合

体の病気では薬物療法が第一選択となるものが多く、原因によっては生活習慣の見直しと並行して行っていきます。心臓の病気においては危険性が高いため、心臓カテーテル治療や緊急手術が行われる場合が多くあります。また、消化器の病気でも手術が行われる場合があります。

日常生活が原因の場合

正しい姿勢を意識して保つ、目を休める、ストレスを発散するなど、原因に応じた取り組みが治療の基本となります。

多くは肩の筋肉の緊張による血流障害で肩こりが起こっているため、肩の筋肉をほぐしてあげることも効果的です。ほぐす方法には、肩周りの軽いストレッチ・マッサージを行う、蒸しタオルを当てる、入浴するなどがあります。

「肩こり」に関連する他の症状