排尿に関わる症状があっても、「恥ずかしい」「年だから仕方がない」などを理由に病院やクリニックで診断や治療を受けることなく、我慢したまま生活している人も多いようです。排尿に関連する症状は、診断を受けて適切に治療すれば改善する場合もあります。また、早めに治療を受ければ、症状の悪化を防ぐことができます。排尿に関わる症状にお悩みの方は、医療機関を早めに受診し、適切な治療を受けることをおすすめします。
ここでは、過活動膀胱を中心とした医療機関での診断についてご紹介します。
血尿がないか、細菌が入っていないかなどを調べるために、尿の成分や性質を分析します。この検査によって、感染症やがんなどの病気の有無を調べます。
血液検査からは全身の健康状態を反映したさまざまな情報を得ることができます。特に、泌尿器科で調べるのは腎臓の機能や炎症の有無などです。
背中や腹部に超音波の出る器械を当てることで、臓器の様子を画像で確認する検査です。膀胱に残った尿(残尿)の量や、腎臓や膀胱の形や状態、がんや結石の有無などを調べます。