鉄欠乏性貧血とは
鉄欠乏性貧血とは、体内の鉄不足によって生じる貧血のことです。血液中には赤血球、白血球、血小板、血漿といった成分が含まれています。このうち、赤血球は全身の組織に酸素を運ぶ役割を果たしており、赤血球に含まれるヘモグロビンが酸素とくっつくことで、酸素が血液に乗って全身へと運ばれます。
このヘモグロビンを作るためには鉄が不可欠で、鉄が不足するとヘモグロビンがうまく作られなくなります。そうすると全身に十分な酸素が行きわたらず、動悸や息切れ、めまい、立ちくらみ、疲れやすいなどの症状が現れるようになるのです。
鉄欠乏性貧血かな?と思ったら
貧血にはさまざまな種類がありますが、もっとも多いのが鉄欠乏性貧血です。特に月経のある女性に多く、日本では20~40歳代の女性の約2割が鉄欠乏性貧血を発症しているといわれています。
ここでは、鉄欠乏性貧血の診療に関して相談できる内科や婦人科・産婦人科の医療機関を掲載しています。