外科医として、20年近く消化器がんを中心とする手術の経験を積みました。命を救えた喜びがある一方で、手遅れとなる症例にも多く直面し「もっと早期に診断・治療できていれば」という想いを抱くようになった頃、家族の後押しもあって2015年にしばじクリニックを開院しました。なんとなく苦しそう、痛そうというイメージを理由に検査を敬遠されがちな方にも安心して受けていただけるよう、経鼻内視鏡や炭酸ガス送気、静脈麻酔といった負担を軽減する検査体制を整えています。
「この地域で胃がん・大腸がんで命を落とす方をゼロにする」ということを大きな目標に掲げ、スタッフ一同で日々の診療に取り組んでいます。
当クリニックが大切にしているのは、「患者さんが安心して検査・診療を受けられる環境づくり」です。また、症状に応じてCTやエコー検査も活用し、診断から治療方針の決定まで一貫して対応できる体制を整えています。さらに、高齢化社会に対応し、慢性疾患の管理やがん術後のフォローにも力を入れており、必要に応じて専門医療機関へのスムーズな紹介も行っています。
これからも患者さん一人ひとりに合わせた診療を心がけ、地域の皆さまにとって「気軽に相談できる、信頼できるクリニック」であり続けたいと考えています。
痛みや不安に配慮した内視鏡検査
経鼻内視鏡、炭酸ガス送気、静脈麻酔など、患者さんの負担軽減に配慮した内視鏡検査を提供しています。特に、下剤が苦手な方や検査に抵抗感がある方には、大腸CT検査もご案内可能です。大腸CTは、身体的・精神的負担を軽減しつつ、大腸全体を高精度な画像で評価できる検査法として活用しています。
検査・診断・治療方針決定までを一貫して対応
CT・内視鏡・エコーといった各種検査機器を用いて検査から診断、治療方針の決定まで一貫して対応。患者さん一人ひとりの症状や背景を丁寧に聞き取り、分かりやすく説明しながら進めることで、納得感のある医療提供を目指しています。必要に応じて高次医療機関とも連携し、より適切な治療へスムーズにつなげる体制を整えています。
専門性を高めたチームによる診療体制
院長は外科・内視鏡領域にて研鑽を重ね、2024年1月~12月の間に5,000件近くの胃カメラ・大腸カメラ検査を実施。2024年からは消化器内科の医師も診療に加わり、専門性と総合力を兼ね備えた診療体制を構築しています。2015年の開業以来、多くのスタッフや地域の患者さんに支えられながら発展を続け、現在では非常勤医師を含め30名を超えるスタッフが在籍しています(2025年4月時点)。
当クリニックでは胃がんの早期発見を目指して、患者さんに負担の少ない内視鏡検査を提供しています。検査中にがんの兆候などが見られた場合は、さらに組織検査(生検)を行って迅速な診断と治療方針の決定に努めます。
便潜血検査だけでは見逃されるケースもあるため、より正確で早い診断のためにも大腸内視鏡検査を推奨しています。当クリニックでは、炭酸ガス送気や静脈麻酔を用いた苦痛の少ない検査を実施しています。
血便は、大腸がんや大腸ポリープ・痔・虚血性腸炎など、さまざまな疾患のサインである可能性があります。出血の量や色、便の状態によっても原因は異なりますので、放置せず早めの受診が大切です。
検診や便潜血検査で異常を指摘された方、または家族に大腸がんの既往歴がある方は、ポリープのリスクが高くなることがあります。がん予防の第一歩として、自覚症状がない内からの内視鏡検査をおすすめします。
胃酸の逆流によって引き起こされる胸やけや喉の違和感に対して、生活習慣の見直しや薬物療法を組み合わせて治療にあたります。必要に応じて、内視鏡検査で食道の状態を確認することもあります。
消化器に慢性的な炎症を引き起こす疾患で、症状が落ち着いている寛解期と、強く現れる活動期を繰り返すのが特徴です。できるだけ活動期を防ぎながら患者さんのQOLを維持することを目標として、専門の医療機関と連携しながら治療を進めます。
原因(ストレスによるものやピロリ菌感染、飲酒・喫煙など)を見極めた上で、治療方針を固めます。ピロリ菌感染が認められた場合には除菌療法を行い、再発防止のために生活習慣の見直しについても丁寧にサポートします。
身体的・精神的なストレスや生活習慣の乱れが影響することが多いため、ライフスタイルの見直しを含めた総合的なアプローチで症状の緩和を目指します。必要に応じて、薬物療法も併用します。
ネット予約 | 可 予約する |
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公式サイト | https://shibaji-clinic.com/ |
連絡先 |
TEL 075-661-3400 |
住所 |
〒601-8452 京都府京都市南区唐橋堂ノ前町23-1 洛南スクエアビル2階
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