治療
少し太めの針で内用液を吸引すると一時的に腫れは引きます。しかし、しばらくするとまた同じように腫れてきます。そのため、薬液注入による保存的治療や手術が行われます。
保存的治療
貯留液を吸引後、抗悪性腫瘍剤を注入します。注入することで同部位に炎症を起こし、貯留壁を癒着させることで再腫脹を予防します。人為的に炎症を起こさせる治療のため、副作用として発熱や反応性腫脹が出現します。注入後はやや硬くなりますが、時間の経過とともに消退します。効果が不十分な場合は繰り返し行います。この治療方法で治癒しない場合は手術が行われます 。
手術療法
「舌下腺全摘出術」が行われています。手術は口から口腔底を切開して行いますので外に傷は残りません。顎下腺からの唾液出口であるワルトン管や知覚神経である舌神経の損傷に注意しながら行います。
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