治療
顔面神経麻痺、聴力障害、前庭機能障害、髄液の漏出などに対してアプローチしながら治療を行います。
受傷後早期の段階で高度の顔面神経麻痺を生じている場合には、手術的な治療介入が検討されます。程度の軽いもの、もしくは遅発性に生じる顔面神経麻痺は、ステロイドを中心とした保存的療法が選択されます。聴力障害は損傷部位によって発症機序が異なります。手術的な治療が必要となる場合もあれば、保存的な治療で経過をみることもあり、病態にあわせて適切な治療方針を決定することが重要です。さらに、外リンパ瘻を伴う場合にも手術が検討されます。
髄液の漏出に対しては、数日の間に自然に止まることが期待できますが、状況によっては外科的な治療を要します。
側頭骨骨折では、骨折というひとつの側面のみで治療方針を決定することは難しく、複雑な病態を正確に把握しながら、治療法を選択することが重要です。
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関連の医療相談が3件あります
風呂上りに倒れる
2018年8月28日に自転車に乗っていて車と接触し、後頭骨骨折、左急性硬膜外出血、びまん性脳挫傷、右精巣脱出、右肺挫傷、顔面擦過傷、四肢擦過傷の診断を受けて1か月入院してました。奇跡的な回復でその後の通院も数回だけでここ2年間は病院に行けておりません。ただ、ここ数ヶ月の間にお風呂から出たら意識を無くし倒れるという事象が2回ありました。病院でMRIを受けさせたいのですがコロナの影響で今は受診しておりません。上記診断と今回の事象は関係ありますでしょうか?
交通事故の後遺症(高次脳機能障害)か
今年18歳になる、高校3年生の息子についてお願いします。 今から12年程前に、交通事故に遭い、「後頭骨骨折、脳挫傷、くも膜下出血」と診断を受けました。当初、医師から「助からない」と一度は言われたものの、幼少期で脳の回復が早かったと、6日間の入院で、退院できました。入院中にMRIなどもし、前頭葉を打っていることを、説明を受け、退院半年後の受診で、異常が無いことを確認してもらい、医師からは、「今後、てんかん発作が起きる可能性がある」ことは聞いていましたが、発作は起こらないまま、日常生活を送ることが出来ていました。 今ある問題点は、言われた様にしか、行動出来ない、忘れ物がとても多いこと、計画を自分で立てて、行動出来ないこと、短絡的な行動が多いこと、話し言葉からの理解が乏しい気がするなどがあります。暗記は、得意な方で、勉強は、努力して乗り越えられる部分もありましたが、努力しても出来ないことに、落ち込み、行動面でも、周囲が繰り返し注意をしており、周囲も関わり方が難しいと感じています。受験生と言うことも、関係し、精神的なものもあるのかも知れないですが、本人も、悩んでいます。 近々受診をし、原因が、交通事故の後遺症によるものか知ろうと思いますが、受診前に、推測出来るものがあれば、教えて頂きたいです。
耳小骨離断の接着手術後(内視鏡手術ではなかった)の聴力低下
2017.4.24に仕事中に倒れて、頭を打ち、脳出血し、3週間入院した。治療は観察のみで、積極的な治療は行わなかった。脳神経の過剰電流が流れたための発作を予防するためにイーケプラを11か月飲んでいたが、現在は脳神経外科の通院は終了した。耳鼻科関連で耳小骨離断していたため、11/14に手術した。1月までは聞こえが良かったが、3月から右耳の聞こえが悪くなり、ほとんど聞こえない。特に自分で話している時には頭の中で反響して相手の言葉が聞き取れない。手術は成功したと思われるが、いろんな不具合が出て来ても、また開けてみなければ詳しい原因が分からないと言われた。症例を多く見ている先生であれば、あらゆる検査をすることで、原因の予想が付きそうな気がします。今後、他病院受診を含めて検討中ですが、耳小骨離断の接着手術後の不具合の解決の仕方はどのような方法があるのかを知りたいです。
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