概要
白皮症とは、皮膚や眼などの色素が生まれつき少ない病気を指します。
皮膚や眼の色が薄くなることで紫外線に対しての感受性が高まり、長期的な経過において皮膚がんや視力障害の発症リスクも懸念される病気です。
しかし、根本的な治療法が確立されていないため(2018年8月時点)、可能な限り紫外線を避けるための対策が重要となります。
原因
白皮症は、皮膚や眼、髪の毛の色を規定するメラニンと呼ばれる色素が生まれつき少ないことが原因です。
メラニンは、メラノサイトと呼ばれる細胞によって産生され、皮膚や眼、髪の毛に色を与えます。メラニンの産生にはさまざまなタンパク質が関わっていますが、こうしたタンパク質が遺伝子異常を原因としてうまく形成されず、結果としてメラニンの産生量低下につながります。
症状
皮膚や髪の毛の症状
メラニンが少なくなる(完全に存在しないこともあります)ことと関連して、皮膚の色が白く薄くなったり、髪の毛の色が薄くなり赤色調の色になったりします。
また、シミが生じやすくなり日焼けをすると皮膚が赤く腫れあがることがあります。さらに、皮膚がんの発症リスクが高くなります。
眼の症状
黒目の部分にもメラニンが存在していることから、眼の色が薄くなり、青色や褐色調になることもあります。
その他にも、光に対してまぶしさを強く感じることや、眼振、斜視、著しい視力低下を来たし日常生活に支障が生じることもあります。
検査・診断
白皮症は、皮膚や髪の毛、眼の症状を評価することで疑われます。
眼底検査や視力検査などの眼科的な検査を受けることも重要です。また、原因となっている遺伝子異常を検出することを目的として、遺伝子検査が行われることもあります。
さらに、長期的な経過では皮膚がんの発生がみられることもあります。そのため、疑わしい病変が生じた際には、皮膚の一部を採取し病理検査を行いがん細胞の有無を評価します。
治療
白皮症は、根本的な治療法が確立されていないため、紫外線に対しての対策が主になります。
具体的には、以下のような対策が挙げられます。
- 直射日光を避ける
- できるだけ野外活動を控える
- 日焼け止めクリームを使用する
- サングラスや長袖長ズボンの着用により露出を抑える
など
眼の症状に対しては、眼鏡の使用や手術介入が検討されることもあります。
また、白皮症は遺伝性疾患としての側面もあるため、遺伝カウンセリングが必要とされることもあります。
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白内障手術後
11月に強度近視からくる白内障手術を受け虹彩偏位になったがかかりつけ医に戻された。かかりつけ医はすぐに再手術しないととれにくくなると言われ白内障手術をした病院で再手術を12月に行った。虹彩整復・瞳孔形成術をしてから日数は経っていないが、夜ふとした時やサイドミラーから後ろの車のベッドライトや対向車のライトや街灯などから光の線が視えるようになった。車のフロントガラスが割れているような感じです。右目で、右から左へ効果線のようなものが1つの光に対して20〜30本前後全てがキラキラと光り、虹色が混じっている。白内障手術後に眼鏡を作ったが度があっていないからであろうと言われた。眼鏡を作りかえても裸眼でも視える。診察まで2週間あるが、だんだんと視えるのが酷くなってきた。眼内レンズもズレていないから大丈夫と言われていたが本当に大丈夫か心配。
脳梗塞による右半身麻痺による内臓機能低下の可能性について
12/31に脳梗塞を発症し右半身麻痺(上下肢とも)になり、右半身に浮腫が出ています。 家族が言うには、麻痺に伴って内臓機能が低下しているため浮腫が起きていて、脳卒中も2回目(10年以上前に脳卒中で左半身半麻痺)なので、この状態からは数ヶ月以内に亡くなる方が殆どだと言われました。 リハビリで2時間ほど車椅子にのったりしているので、このままいけば回復していくと思っていたのですが、浮腫が出たりすると、現状かなり命の危険が高いのでしょうか。
今後の治療方針、病院を変える?がわからない。
現在、咳とたんが続いており、当初、副鼻腔炎と耳鼻科から診察され、投薬してもらった。 副鼻腔炎はよくなったが、咳とたんがつづいており、8月の後半から、たまに行き苦しい症状(息を思い切り吸い込めない&息を大きく吸わないともやもやする&外出時に多少の息苦しさを感じる(水を飲めば落ち着く))ような症状がでている。 耳鼻科に通院し、カルボシステインと気管支に良い漢方、先週から吸引のお薬の処方があったが、改善しているように見えない。 どうすればいいでしょうか。 8月上旬 コロナ発症、咳と痰がのこる・・・咳止めが処方され、おそらくこのせいではないか。 8月中旬 コロナの終わりかけ 念のためレントゲンと血液検査・・・現段階で問題なし 8月下旬 行き苦しさが少しでてくる・・・コロナ時に処方された去痰とアレルギーの薬を飲む 同下旬 耳鼻科に通院開始・・・副鼻腔炎の診察、アレルギーの血液検査・・・問題なし 9月中旬 耳鼻科・・・気管支の薬に切り替え 耳鼻科は3度ほど通院 副鼻腔炎のおさまりはファイバースコープで確認 2週間分の薬をわたされていて、治らなければもう一回来てもいいと言われている (予約はとっていません) 元々、エアコンの風で咳きこむ、強いにおいやホコリで咳きこむなどの自覚症状はあったが、 おそらくコロナのせいで、気管支があれてしまったのではないか、と自分では考えており、 もしそうであれば、内科などに変えたほうがいいのか、迷っています。
眠りにつく直前、息が止まり眠れない
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