検査・診断
感染症では原因菌の検出が重要であり、真菌症でも同様に菌の証明が重要です。多くの場合は、喀痰検査や気管支鏡検査を行って真菌を採取します。喀痰検査や気管支鏡検査を行っても真菌が検出できない場合には、手術で組織をとって診断する場合もあります。上記の検査を行った場合にも菌が検出できない場合や呼吸不全が強く検査が十分にできない場合には、画像と血液検査で臨床的に診断する場合もあります。
胸部単純レントゲン検査や胸部CTでは真菌に特徴的な画像を呈する場合もありますが、すでに肺疾患があるような場合には典型的な画像所見にならないことがあるため、診断が難しい場合もあります。
血液検査では、β-Dグルカンと呼ばれる真菌の細胞壁の成分を検出する検査も行われますが、β-Dグルカンでは真菌の種類までは診断することができません。βDグルカンが上昇している場合に真菌感染症の可能性が高ければ治療を開始することもあります。その他の血液検査方法としては、真菌自体を検出する方法や真菌に対する抗体を検出する方法で診断することもできますが、確定的な検査ではないため、画像検査などと総合的に診断します。
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動悸、息苦しさ
心臓の動悸と息苦しさが気になっています。朝起床時、日中、問わず症状が表れ、時折ドクンと鼓動を感じることがあります。循環器内科で心電図をとってもらいましたが異常は見当たらず、現在特に治療は行なっていません。喉に違和感があり、話す時声が震えているような感覚があります。いつからか忘れてしまうくらい前から症状がありこのまま放置しても問題ないものか気にかかっています。
健康診断で心電図要受診
職場で年に1回健康診断を受けています。 ここ6~7年必ず心電図で3つ結果が書かれており、必ずあるのが「陰性T波」と「小さいR波」です。 平成30年に一回循環器内科に行き、エコーと血液検査をしてもらったのですが、問題なしと言われました。 なので、毎年心電図に所見があり要精密検査と書かれていても、きっと問題ないのだろうと思い特に再度検査等は受けていません。 ただ、毎年健康診断で引っかかるので、そのたびに気にはなります。 質問は、 同じような所見でも何年かに一回は精密検査を受けた方がいいのか? このよな所見が書かれていたら必ず精密検査を受けた方がいい、というような目安はあるのか? ということです。 よろしくお願いいたします。
肥大型心筋症と期外収縮
肥大型心筋症による心室頻拍で8年前にICDを埋め込みしています。その後、心房細動に3年前になり、アブレーションの手術をしました。1年半ぐらい経って再び心房細動が置きましたが自然に停止し現在に至っています。最近、期外収縮が頻発するようになってきて、多いときは30秒に2回ぐらい簡易型心電計で見つかるときもあります。この期外収縮は、肥大型心筋症の悪化や心室頻拍、心房細動につながるものなのでしょうか。最近、胃腸の調子が良くなく、お腹の張りを感じたとき期外収縮が起きるような気がします。ひょっとしたら感じ安くなっているだけかもしれませんが。動悸や息切れなどを感じることはなく、期外収縮が心室頻拍等に繋がらないか心配しています。
GPT高値
GPT高値→61(6月17日受診)於・東芝林間病院 にて。 斑状陰影が疑われるので肺のCT精査を受けてください、との診断でした。 早急に受診した方がいいでしょうか? また、この値が高いとどんな病気の可能性がありますか?
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