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花粉症
花粉症とは、植物の花粉が原因で生じる季節性アレルギー性疾患の総称です。患者数は年々増加傾向で、国民のおよそ25%が花粉症にかかっていると推測されています。
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花粉症(かふんしょう)

更新日時: 2017 年 04 月 25 日【更新履歴
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2017 年 04 月 25 日
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概要

花粉症とは、植物の花粉が原因で生じる季節性アレルギー性疾患の総称です。患者数は年々増加傾向で、国民のおよそ25%が花粉症にかかっていると推測されています。

原因

花粉症は「季節性アレルギー性鼻炎」で、体内に侵入した花粉に対して引き起こされるⅠ型アレルギー反応です。

原因となる植物は、スギやヒノキ、イネ、ヨモギ、カモガヤ、ブタクサ、シラカンバなどです。日本はスギ林が多く、スギ花粉症の占める割合が最大です。花粉は植物の種類によって飛散時期が異なります。スギの場合は1月以降、ヒノキの場合は3月以降、イネの場合は5~6月にかけて流行がみられます。

また、気象条件によって飛散時期や飛散量に変動があります。地域差もあり、関東・東海ではスギ花粉症が多く、九州ではヒノキ花粉症が多い傾向にあります。

花粉は鼻や目から体に取り込まれると免疫機構によって異物として認識され、IgE抗体が作り出されます。IgE抗体は体のなかで、アレルギーに関わる肥満細胞にくっつきます。その状態で再度花粉が侵入すると、IgE抗体が花粉を抗原として捕らえ、肥満細胞からヒスタミンやロイコトリエンといった物質が放出されます。これらの物質が神経や血管を刺激することで、花粉症を発症します。

症状

花粉症の主な症状は「くしゃみ」「鼻水」「鼻づまり」ですが、年齢、花粉飛散量、曝露(ばくろ)時間などによってさまざまな症状がみられます。

鼻の痒みや頭痛が起きることもあれば、花粉が目に入ると結膜でもアレルギー反応が生じることもあります。そして「目の痒み」「充血」「流涙(りゅうるい)」といった症状も現れます。

皮膚に乾燥やかゆみがある場合、アトピーなどの合併を考えます。また、鼻呼吸が困難で口呼吸の回数が増えると、口からウイルスが侵入しやすくなり風邪にもかかりやすくなります。

検査・診断

血液検査でアレルギーに関連性の深い好酸球やIgE抗体などを測定します。また、鼻汁の好酸球を顕微鏡で確認する場合もあります。

原因物質を特定するためには「特異的IgE抗体測定」も行います。そのほか、原因として疑われる花粉物質でアレルギー反応が誘発されるかを確かめる検査を行うこともあります。具体的には、鼻の反応をみる「鼻粘膜誘発テスト」や皮膚の反応をみる「プリックテスト」「皮内テスト」などです。

治療

花粉症の治療では、まず「原因物質の回避」が最重要です。花粉の飛散情報に注意し、飛散が多い日は外出を控えるとともに,外出時は眼鏡やマスクを着用します。

薬物療法は抗ヒスタミン薬や抗ロイコトリエン薬の内服や鼻噴霧用(びふんむよう)ステロイドホルモン剤が中心です。レーザー治療を行うのは花粉症のシーズン前で、オンシーズンに行うことはありません。レーザー治療は繰り返し行うことが可能で、症状は改善しますが花粉症を根治させることはできません。

また、アレルゲン免疫療法は治療効果が高いのですが,長期間の継続治療も必要です。たとえば、スギ花粉症では症状のない夏・秋・冬にも通院治療が必要です。肩や臀部(でんぶ)などにステロイドホルモン注射を行う治療もありますが、皮膚の変形、月経不順などさまざまな有害事象が起きるため、日本耳鼻咽喉科学会から行わないように警告が出ています。

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