悪性リンパ腫
DLBCL/再発率と治療方法
びまん性大細胞型B細胞リンパ腫

監修医からのメッセージ

“びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)”は、悪性リンパ腫の一種です。最初の治療で約6割の方が寛解を維持しますが、約4割の患者さんで再発後の治療が必要になるといわれています(難治性を除く)。最初の治療の効果が得られない場合(難治性)や再発した場合にどのような治療の選択肢があるかを知っておくことが重要です。

岡山大学病院 輸血部 准教授
藤井伸治 先生

悪性リンパ腫のひとつ“びまん性大細胞型B細胞リンパ腫”は、最初の治療で治りきらなかったり、再発したりすることがあります。しかし、再発後の治療にはさまざまな選択肢がありますので、主治医の先生によく相談してみましょう。

再発後の治療には複数の選択肢があります
悪性リンパ腫の"びまん性大細胞型B細胞リンパ腫"では、最初の治療は通常抗がん剤と抗体製剤を組み合わせて行いますが、再発後の治療では複数の選択肢があります。
抗がん剤による治療
抗がん剤(救援化学療法)
自分の細胞を強化して使う治療
CAR T細胞療法
正常な造血幹細胞を移植する治療
抗がん剤+造血幹細胞移植
まずは主治医に相談
「自分の病気について詳しく知りたい」「今後の治療の選択肢を知りたい」など、気になることがあれば率直に今の気持ちを医師に伝えましょう。納得できる選択をするためには、患者さんが自分の希望を伝え、話し合うことから始まります。
先生に聞いてみたいことや治療の希望について、まずは相談シートを使って整理してみましょう。
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治療を受けるためには事前に準備や手続きなどが必要になる場合があります。活用できる制度やサポートも知っておくとよいでしょう。