治療に関する情報

泌尿器科での検査や診察の流れ

泌尿器科を受診するとなると、少し抵抗感を持たれる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、泌尿器科にしかない排尿に関する症状の検査を行う医療機器もあるため、悩みを抱える方は泌尿器科を受診することが重要です。原因をしっかりと見つけて早期に治療を行えば、症状の進行を防ぐことにつながります。

また、泌尿器科専門医がいる病院やクリニックをすぐに受診できない場合には、内科などのかかりつけの医師に相談して診察を受けるか、あるいは泌尿器科専門医を紹介してもらうとよいでしょう。このとき、かかりつけの医師に紹介状を書いてもらうと、初めて受診する病院であってもスムーズに診察を受けることができます。

STEP1

病院またはクリニックに着いたら
受付を行います。

(基本的に受付で症状の説明は不要ですが、受付の段階で問診票に症状を記入する場合もあります。)

待ち時間に尿検査を済ませる場合もあるため、可能な限り診察前はトイレに行くのは控えましょう。

STEP2

診察の流れ
診察室に入ったら問診を受け、医師に症状の相談をしましょう。

恥ずかしいという気持ちが先立って相談するのをためらってしまう方もいらっしゃいますが、どんな小さなことでも気になる症状があれば遠慮なくお話しください。

エコー検査(超音波検査)で膀胱などを調べる場合もあります。

エコー検査に伴う痛みはありません。必要に応じて、さらに詳しく調べるために追加で検査を行うこともあります。

検査をした場合は、その結果を聞きます。
今後の治療や検査結果などについて不明点や気になる点があれば、理解できるまで医師に質問をしましょう。

詳しくは「過活動膀胱の主な治療法」へ

STEP3

診察を終えた後
薬を処方された場合は、医師の指示どおりに服用し、しっかりと治療しましょう。

※今回ご紹介した受診の流れは一例であるため、受診する病院やクリニックによって多少異なる場合があります。

チェック! ~病院へ行く前に~

  • お近くの病院やクリニックを探してみましょう。事前に診察の予約などが必要な場合もありますので、ホームページを見たり、電話で問い合わせたりして確認しておきましょう。
  • 診察前日は、体を清潔にするために入浴しましょう。
  • 診察前日は暴飲暴食を控えましょう。
  • 可能であれば、排尿量や排尿した時間などを記録する排尿日誌をつけておくとよいでしょう。
セルフチェックシート
実際に医療機関で使うチェックシートです。質問は4問なので、わずかな時間で結果がご覧いただけます。
病院検索
病院を調べることができます。気になる症状のある方は、チェックシートとあわせて、相談してみましょう。
※ご利用には、Medical Noteへの会員登録が必要です
病気に関する情報
トイレの回数が増えたら過活動膀胱の可能性も考えられます。まずは病気を知ることが大切です。
お役立ち情報
過活動膀胱の症状をよくするために普段からできることや知っておきたい用語などをご覧いただけます。
トイレのお悩み相談室
トイレの悩み、正しい理解と適切な治療で、元気な生活を取り戻しましょう。知ることが、解決への一歩です。
監修:日本大学医学部 板橋病院 髙橋 悟 先生