2003年の開院以来、常に「悩みを抱えたまま過ごしている方の多さ」に胸を痛めてきました。肛門(こうもん)の悩みは、恥ずかしさもあってか、人に言いづらく、我慢してしまいがちです。。私はそういう方にこそ「悩んでいるなら、それだけでも受診する理由になるからためらわず受診してほしい」とお伝えしたいです。受診して何でもなかったなら、それを確認できるだけで、患者さんの心は驚くほど軽くなるものです。
どんなにささいなことでも相談できる場所でありたい。そして患者さんが安心して日常へ戻っていけるように、これからも寄り添っていきたいと思っています。
私は、医療従事者の仕事とは単に病気を治すことではなく、患者さんがその人らしい生活を取り戻し、 “楽しく生きられる”ように導くことだと考えています。
痔(じ)や便秘といった症状の背景には、食生活や睡眠、ストレス、運動習慣、無理なダイエットなど、日々の積み重ねが深く関わっています。だからこそ、私は症状そのものだけでなく、その背景にある“生活そのもの”を丁寧に見つめながら、治療方針を一緒に考えていきたいと思っています。
痔があっても、便の調子が悪くても、悩まずに生活できていればそれでいい。けれど悩んでいるのなら、医師として力になりたい。健康のゴールは“病気がないこと”ではなく“楽しく生きられること”であり、それを支えるのが私の仕事だと考えています。
初診・再診・内視鏡検査のWeb予約に対応
2025年8月より、初診・再診・大腸内視鏡検査のWeb予約を開始しました。公式サイト内のバナーよりご予約いただけます。ご予約いただいた方を優先的にご案内予定ですが、しばらくの間は、予約のある方とない方が混在する状況となります。ご理解・ご協力いただけますと幸いです。
入院施設も19床完備
痔の手術や大腸ポリープ切除は、症状に応じて日帰りまたは入院で対応しています。さらに、潰瘍性大腸炎や感染性胃腸炎などで経口摂取が困難な方への入院加療も可能です。入院中には、患者さん同士が交流できるスペースを設けており、情報共有や気持ちの支え合いにもつながる環境を整えています。
チーム医療によるサポート体制
看護師、事務員をはじめスタッフはいずれも肛門や消化器の診療の現場で経験を積んだベテランぞろいです。痛みや出血など術後経過の患者さんへの細やかな対応を行っています。患者さんの不安に寄り添い、治癒に向けての確かな診療体制はこうしたチーム力によって実現しています。
いぼ痔(痔核(じかく))、切れ痔(裂肛(れっこう))、痔瘻(じろう)(あな痔))の3種類に大別されます。いぼ痔、切れ痔については軟膏や便を柔らかくする薬などの保存療法で症状がよくなる場合もありますが、肛門周囲に膿がたまり、その膿を排泄しようとトンネルができてしまう痔瘻については基本的に手術が必要です。
日本では肺がんや胃がんと並んで死亡数の多いがんです。「便が細くなった」「下痢と便秘を繰り返すようになった」といった症状がサインとなっている場合も。当クリニックでは内視鏡検査、内視鏡によるポリープ切除などを行っています。
大腸の炎症によって潰瘍ができ、出血性の下痢などの症状が現れる病気です。状態の把握から、症状が治まった状態(寛解)を目指す寛解導入療法や症状が再燃することを防ぐ寛解維持療法まで行っています。重症な方には専門の医療機関へのご紹介もしています。
大きく分けて「弛緩性」「けいれん性」「直腸性」の3つのタイプがあります。一人ひとりの症状に合わせて、弱めの便秘薬と食事・運動・排便習慣の指導を組み合わせ、理想的な「バナナ便」を目指し治療を進めていきます。
当クリニックでは、痔をはじめとした肛門の病気の手術や内視鏡を使った大腸ポリープの切除に力を入れています。2024年の1年間(2024年1月1日~2024年12月31日)では、痔の手術811件、内視鏡2,525件、大腸ポリープ切除603件を実施しました。
| ネット予約 | 可 予約する |
|---|---|
| 公式サイト | https://www.kokomon.com/ |
| 連絡先 |
TEL 045-910-0770 |
住所 |
〒224-0001 神奈川県横浜市都筑区中川8丁目11-15
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| アクセス |
ブルーライン センター北 徒歩5分 グリーンライン センター南 徒歩10分 東急バス 「中村」停車場 徒歩1分 |
※本記事は 2025年6月 時点のものです。