Medical Noteとは

汐入メンタルクリニック

神奈川県横須賀市汐入町2-7-1 山下ビル2・3F

    2016/05/18
    病院ページをオープンいたしました

    病院の特長

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    複数の医師による「切れ目のない診療」を実現

    複数の医師による「切れ目のない診療」を実現

    三浦半島の中心・横須賀市を拠点とする汐入メンタルクリニックには、年間1660人(平成27年度)の新患が訪れる。
    1日100名を超す外来患者の診療を実現させているのは、5人の常勤医のうち常に3~5名が稼働しているという充実した医療体制。
    医師が1名体制のクリニックでは、昼休みなど患者を診られない時間が生じてしまう。
    「病状が不安定な患者さんを真の意味でサポートするには、切れ目のない診療体制が不可欠です。」

    開院時間中、必ず複数の医師と看護師、精神保健福祉士が常駐することで、即座の医療介入が必要な患者にも手を差し伸べられるというわけだ。
    「他院ではお断りするような病状の患者さんであっても受け入れられる構造が整っていること、これが当院の最大の特徴です。」

    予約制をとる汐入メンタルクリニックは、他の精神科施設と同様通常であれば初診までに1週間程度の待機時間が生じる。だがその一方、医師をはじめとする40名のスタッフには、制度に縛られない柔軟性がある。
    「重症度を見極め、飛び込み患者を受け入れることも実際に多々あります。」
    精神科施設が決して多くはない横須賀地域に貢献すべく、阿瀬川院長は今後も可能な限りウォーク・イン・ペイシェントを受け入れていきたいと語る。

    クッキングに女子会、旅行サークル-多岐的でユニークなデイケアプログラム

    「でいけあ」の文字が染め上げられた手作りの暖簾をくぐると、キッチンに座敷、ミーティングルームまでもが設けられたデイケアルームが広がる。食器棚に所狭しと並ぶ名前入りのマグカップや壁に飾られた切り絵、楽器の数々から、参加者が疾患を抱えながらも生き生きと活動している様が伺える。
    汐入メンタルクリニックのデイケアプログラムは、農作業にスポーツ、更には「女子会」と非常にユニーク。

    クッキングに女子会、旅行サークル-多岐的でユニークなデイケアプログラム

    「我々精神科医はこれらの活動がどのようなスキル習得に役立つか、意味づけしていく役割があります。たとえば、コミュニケーションに問題を抱えていた患者さんでも、“女子会で楽しめたこの話題ならば話せるかもしれない”と、経験から自信を得て応用できることがあります。小難しい名称の治療法をご自宅で反復される方はなかなかいないのが現実ですから、今後も創意工夫を加えていかねばなりません。」
    デイケアプログラムは、精神科リハビリテーション機能の一環。身体のリハビリと同様に、この場で得た技術は自宅や職場、学校で活かせてはじめて意味をなす。
    汐入メンタルクリニックの精神科リハビリテーションの目的は、リカバリー(回復)の促進。治癒ではなく、障害と付き合いながら自分らしく生きていくことを目指すという、近年の国際的な精神障害者支援の考え方に則っている。
    「患者さん自らがやってみたい、楽しいと思える経験を繰り返す中で、自己の目標や夢を描き出して欲しい。」温かい眼差しで言葉を紡ぐ阿瀬川院長は、晴れやかな表情で地域社会へ戻っていく参加者の背中を、既に幾度となく見送っている。

    ホスピタリティの精神を反映させたカウンセリングルーム

    ホスピタリティの精神を反映させたカウンセリングルーム

    蛍光灯に照らされた外来・デイケアルームとは趣を異にする、柔らかなオレンジ照明のカウンセリングルーム。
    シックな色調の家具とオブジェのような床置きランプが作り出す穏やかな空間はカフェの個室を想起させ、時の流れと喧騒を忘れさせる。
    臨床心理士と精神分析医による心理療法は原則自費診療。病名のつかない悩みを持つ地域住民の相談も受けている。
    「カウンセリングルームのデザインや調光は、臨床心理士の案を採用しました。“相談者が誰にも邪魔されることなく、ゆっくりと話せる場を提供したい”という意図によるものです。一定のお金をいただいているのですから、我々もおもてなしの心を持ってサービスの質を向上させていくことが大切です。」

    精神科領域における在宅医療・訪問診療の先駆けとして

    人口の高齢化が進む横須賀地域は、在宅医療・訪問診療が比較的充実している。とはいえ、精神科領域における在宅医療は今始まったばかりといったところ。
    「特に認知症患者さんの場合、精神的な症状や行動障害を専門的に診る精神科医が必要になることがあります。そこで私たちが行っているのが、既にいらっしゃる主治医の先生と一人の患者さんを共に診る“併診”です。」
    現行の在宅医療制度では、主治医以外の医師が受けるベネフィットは技術料のみ。ゆえに、既にかかりつけ医を持つ患者を訪問する余裕がある医師や施設は多くはない。
    しかし高齢化が進む我が国において、専門性を持った医師による併診への需要は今後高まる一方だろう。
    「在宅医療において“多職種連携”は必須です。当院の取り組みによる成果をデータ化し、側面支援を行うことの意義を明示できれば、いつか国の制度自体が見直される可能性もあるかもしれません。」
    地域のみならず日本のこれからを見据え、今は利益度外視、エビデンス作り重視の時期であると阿瀬川院長は語る。アメリカに端を発したPatient-centered(患者中心)の概念が、日本で主流となる日も近いと感ぜられる。

    「大病院で他科の患者さんに精神症状が生じた際、共同して治療を行うシステムをリエゾン精神医学といいます。これを地域単位で実践することで、長く地域で暮らしていける患者さんも増えるのではないでしょうか。」
    既に海外での調査研究により、認知症の地域によるチームケアが通常ケアよりよい結果をもたらすという報告がなされ、世界各国で話題を呼んでいる。
    汐入メンタルクリニックから発信される「地域リエゾン」の全国拡大に期待したい。

    地域に根差した精神科施設としての信念

    地域に根差した精神科施設としての信念

    汐入メンタルクリニックの患者は、100歳を超える高齢者までと幅広い。
    全受診者の約9割が横須賀市、三浦市、逗子市、葉山町と三浦半島の住民という特徴もみられる。
    「クリニックの規模が大きくなると、他地域にも診療所を作ればよいのでは?と勧められることもあります。しかし、当院の理念は地域に根差した精神科医療施設となること。外に出るのではなく、ここ横須賀で地域機関との連携を深めていくことが我々の役割です。」

    汐入メンタルクリニックを訪れる患者のうち49%(平成27年度)は、学校や病院、行政機関など、地域関係機関からの紹介。
    「年々増える紹介患者の割合をみると、地域に根差した病院として機能してきたなと実感することもあります。けれども、当院が持つ診療機能の意義の効果測定はまだ始めたばかりという段階。有用性を見える化できれば、地域全体の医療レベルの向上にも繋がりますし、当院の普段の診療も見直せます。」
    通常大病院が行う指標やエビデンスの作成を、いわゆる「町のお医者さん」が取り組むことの意義は大きいと阿瀬川院長。
    「方法は現在模索しているところです。勿論、目の前の患者さんの苦痛を取り除くことが我々の最大の使命。そこで得た経験をデータ化し地域医療レベルの底上げに貢献することで、三浦半島に住まう方々の健康をより力強く支えていきたいと考えています。」

    医院長紹介

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    阿瀬川 孝治

    汐入メンタルクリニック 院長 阿瀬川 孝治

    精神科医師。現在、汐入メンタルクリニックで精神科一般と認知症の診療・治療に従
    事している。
    精神科専門医、老年精神医学専門医、認知症サポート医、横須賀市医師会理事。

    略歴
    1988年   徳島大学医学部卒業後
    1992年3月 同大学大学院博士課程修了
    1992年4月 医療法人藍里(あいざと)病院(精神科神経科)勤務
    1993年5月 横浜市立大学医学部精神医学教室入局
    1998年4月 千葉県精神科医療センター
    2000年10月 横須賀市立市民病院精神科医長
    2003年4月  汐入メンタルクリニック入職

    診療科

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    • 精神科
    • 心療内科

    診療時間

    診療時間
    9:00〜18:00(受付17:30)-

    休診日:

    連絡先・アクセス

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    病院名
    汐入メンタルクリニック
    電話番号
    046-823-3001
    所在地
    神奈川県横須賀市汐入町2-7-1 山下ビル2・3F
    ウェブサイト
    http://www.shioiri-mental.jp/

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