医学生の頃、人体の中でも特に神秘を感じたのが脳と男性の生殖器でした。専門を選ぶ際もこの2つで迷いましたが、最終的には男性の性機能や生殖の悩みに向き合うアンドロロジー(男性医学)に強く惹かれ、泌尿器科の道へ進みました。
アンドロロジー診療の経験を積むために勤務した獨協医科大学越谷病院(現・獨協医科大学埼玉医療センター)では、治療を通じて心身ともに自信を取り戻す患者さんの姿を目の当たりにしてきました。こうした経験を通じて、この分野の診療の意義を強く感じるようになりました。
その後も泌尿器科およびアンドロロジー診療に携わるなかで、この分野の診療をより身近な場所でも提供したいという思いが強くなり、2024年、福岡県太宰府市に天拝坂こばやしクリニックを開院しました。
診療で意識しているのは、いかに受診のハードルを下げるかということと、より適切な治療につなげていくことです。そのため、問診ではまず症状を丁寧に伺うことから始めます。そのうえで、検査データや過去の研究などの科学的根拠を総合的に踏まえ、患者さん一人ひとりの状況に応じた治療方針をご提案しています。
患者さんとのコミュニケーションでは、否定しない、怒らない、不安を過度にあおらないことを心がけています。泌尿器科の受診は、どなたにとっても少なからず勇気がいるものです。性感染症や性機能に関する悩みなど、デリケートな内容でも気兼ねなく話せるよう、常に気を配っています。スタッフ全員が相談しやすい雰囲気づくりを大切にし、患者さんが安心して話せる環境を整えています。
泌尿器とアンドロロジーに関する専門的な診療
院長は日本泌尿器科学会の泌尿器科専門医であるとともに、日本メンズヘルス医学会のテストステロン治療認定医でもあります。泌尿器の病気に加え、ED、男性更年期障害、男性不妊などの診療にも携わってきました。日本アンドロロジー学会での学会賞受賞経験もあり、医学的根拠に基づいた診療を行っています。
近隣医療機関との連携
尿路結石による閉塞性腎盂腎炎(へいそくせいじんうじんえん)や手術・入院治療が必要と判断される前立腺疾患、尿路感染症などについては、より高度な医療機関での対応を検討します。福岡徳洲会病院、福岡大学筑紫病院、済生会二日市病院など近隣の医療機関と連携し、必要に応じてご紹介できる体制を整えています。
治療後の再発予防まで含めた診療
症状が落ち着いた後も、再発予防を見据えたサポートを大切にしています。たとえば、尿路結石では、排石後も水分摂取や食事内容について詳しく説明させていただきます。膀胱炎を繰り返す方には、排尿習慣や生活習慣の見直しについても丁寧にお伝えしています。
排尿時の痛みや頻尿、血尿などの症状がみられる場合には、尿検査を行い、尿中の白血球や細菌の有無を確認します。結果に応じて抗菌薬による治療を行い、自己判断での服薬中断による再発や耐性菌のリスクについても説明しています。忙しい方への配慮として、急な症状でお困りの方を優先的に診療する体制も整えています。
膀胱炎、尿道炎、腎盂腎炎など、腎臓から尿道までの尿路に起こる感染症に対応しています。腎盂腎炎では発熱や全身症状を伴うことがあり、高齢者や免疫機能が低下している方では重症化する場合があります。尿路閉塞を伴う腎盂腎炎など重症例では入院治療が必要となることがあり、その際は近隣の病院へ紹介しています。
側腹部や背中の強い痛み、血尿などの症状がある場合には、超音波検査やCT検査で結石の位置や大きさを確認します。結石が小さい場合には、水分摂取や薬物療法を行いながら自然に排石されるか経過をみます。排石が確認できない場合や症状が強い場合は手術治療を検討し、必要に応じて近隣の病院へ紹介しています。再発予防のため、生活習慣や食事についても指導します。
やる気の低下や理由のないいらだち、抗うつ薬で改善しない気分の不調などがみられる場合、まず問診で症状を丁寧に確認し、テストステロンの日内変動を考慮して午前中に採血を行います。診断時は数値のみで判断することはせず、症状とホルモン値を総合的に評価したうえで治療方針を検討します。症状の背景にある原因を適切に評価することを大切にしています。
排尿時の違和感や分泌物がみられることがありますが、無症状のまま経過する場合も少なくなく、気付かないうちに感染が広がることがあるので要注意です。放置すると不妊の原因となる可能性もあります。必要に応じて検査を行い、治療は抗菌薬による薬物療法を行います。
性器や口周囲にしこり、手のひらや足の裏に皮疹などがあり、性的接触に心当たりがある場合には、血液検査を行います。症状が一時的に消えた状態を「治った」と誤解し、放置した結果全身に広がることがあるので、十分に注意を促します。治療はペニシリン系抗菌薬が第一選択で、病期に応じて内服や注射などを選択します。また、パートナーの検査について案内し、再感染の予防も含めたサポートを行っています。
加齢だけでなく、血流の低下、神経の障害、男性ホルモンの低下、ストレスなど複数の要因が関与しています。EDは心血管疾患リスク上昇のマーカーとなることもあるため、全身の健康状態を踏まえ丁寧に評価します。治療はバルデナフィル、タダラフィルなどの薬物療法*(自由診療、詳細は後述)を第一選択としています。
*EDの薬物療法について
■費用(税込み)
・バルデナフィル処方
初診:4,300~43,000円(処方錠数:1~30錠)
再診:2,800円~40,500円(処方錠数:1~30錠)
・タダラフィル処方
初診:4,000円~35,000円(処方錠数:1~30錠)
再診:2,500円~31,500円(処方錠数:1~30錠)
※治療に伴う診察費用は、上記費用に含まれます。
※採血を行った場合は上記に5,000円加算します。
※本治療は保険適用外の自由診療です。
| 公式サイト | https://tenkoba.clinic/ |
|---|---|
| 連絡先 |
TEL 092-918-8338 |
住所 |
〒818-0134 福岡県太宰府市大佐野2丁目24-1
GoogleMapで見る
|
| アクセス | JR鹿児島本線 都府楼南駅 より 車7分 |
※本記事は 2026年3月 時点のものです。