BTRアーツ銀座クリニックは、再生医療(自由診療です。詳細は後述)に特化したクリニックです。患者さんご自身の脂肪組織から幹細胞(間葉系幹細胞)を採取し、院内の細胞加工施設(Cell Processing Center:以下、CPC)で培養。そこから基準を満たした幹細胞のみを選別し、静脈内または関節内に投与します。これによって、脳梗塞(のうこうそく)や脳出血など脳血管障害の後遺症(麻痺や言語障害)の改善*1)、あるいは変形性膝関節症(へんけいせいしつかんせつしょう)による関節の痛みの緩和を目指す治療*2)を行っています。
まず、患者さんの希望や生活上の目標(「どんな日常を取り戻したいか」など)を丁寧に伺います。そのうえで、生活歴・病歴・CT/MRIなどの画像所見も踏まえ、適応の有無・想定されるリスクなどをご説明します。
再生医療はさまざまな期待を持たれがちですが、万能ではありません。一人ひとりの状態を踏まえたうえで、期待できないことも含めて現実的な見通しを分かりやすくお伝えするよう心がけています。十分にご納得いただけた場合は治療へ進み、治療後も1か月後・3か月後・6か月後などに経過を診させていただきます。再生医療はリハビリテーションとの併用が重要と考えており、運動習慣や生活習慣についても患者さんと一緒に計画します。
初診時から丁寧に伴走
治療を始める際には、患者さんの思いや日常生活で大事にしたいと考えていることを丁寧にお聞きします。医師と患者さんが共に現実的なゴールを見据えて、納得いく形で治療を進めていくことを重視しています。
情報を蓄積し治療に生かす
治療後の経過を体系的に記録し、安全性や有効性に関する情報の継続的な収集に取り組んでいます。蓄積された情報は、同じような症状でお悩みの方への診療に生かされます。新しい分野だからこそ、一つひとつの記録を大切に積み重ねています。
細胞は院内CPCで一元管理
細胞を移送する際には凍結保存が必要となりますが、その過程で細胞の質が損なわれる可能性があると私たちは考えています。当クリニックではCPCを院内に設け、移送に際する凍結保存のプロセスをなくすことで、細胞の質を維持できるように配慮しています。
患者さん自身の脂肪組織から幹細胞を抽出・培養し、基準を満たしたものを静脈内や関節内に投与します。脳梗塞の後遺症や膝の慢性的な痛みを改善させることを目標に、新しい治療の選択肢としてご提案します。
急性期の治療を終えて、何らかの後遺症が残った方を対象に治療します。具体的には高次脳機能障害、言語障害、視覚失認などの症状の改善を目標に、脂肪由来幹細胞を投与する再生医療を検討します。
急性期を過ぎた後遺症に対して、脂肪由来幹細胞の投与を選択肢の1つとしてご提案します。現在の症状や検査結果を踏まえ、治療の適否・想定される経過を分かりやすくお伝えし、現実的な目標にご納得いただいたうえで治療を進めます。
脳梗塞・脳出血・くも膜下出血などの脳卒中後にみられる手足の麻痺や歩行障害、言語障害といった後遺症に対し、脂肪由来幹細胞の投与を検討します。症状や検査結果を踏まえ、治療の適否や見通しについてご説明します。
保存的な治療以外の治療を検討したい方、人工関節手術は避けたいとお考えの方に、膝関節内に脂肪由来幹細胞を投与する再生医療を提案します。炎症反応の痛みの軽減を目指します。
*1)脳血管障害の後遺症治療について
患者さん自身の腹部等を切開して採取した脂肪から幹細胞を抽出・培養し、点滴で静脈内に投与する自由診療です。脳梗塞や脳出血の後遺症である麻痺・言語障害などの改善を目指す選択肢の1つとして提案します。
●費用
カウンセリング(初回):3,300円
カウンセリング(2回目以降):1,650円/回
Webカウンセリング:5,500円
血液検査:10,560円
心電図:1,430円
幹細胞治療:1,650,000円(幹細胞の採取、培養、投与の費用を含む)
※カウンセリングは初回以降、何度でも可能です。
※CT、MRI、胸部X線は他医療機関を受診いただき、撮影したデータを当クリニックに提出いただきます。なお、検査費用は医療機関ごとに異なりますが、自費で受けた場合のおおよその費用は下記のとおりと考えられます(2025年10月時点)。
CT:30,000円程度
MRI:35,000円程度
胸部X線:2,000円程度
●通院回数/期間
治療前:1回(初診カウンセリングと採血を実施)
治療時:2回(脂肪採取時1回、幹細胞投与時1回。採取と投与の間隔は3週間程度)
治療後:3回(治療1・3・6か月後に各1回)
※初診カウンセリングから6か月後の経過観察受診までの期間は7か月程度です。
※通院回数は、ご状態や経過によって多少変動する可能性があります。
※CPCや医師のスケジュールによっては、待機期間が生じる可能性があります。
※血液検査の結果を持参いただいた場合、初診時に脂肪の採取を行うことも可能です。
●リスク・副作用
細胞採取に伴い、出血・創部感染・傷あとやひきつれなどが生じる可能性があります。また幹細胞の静脈内投与により、肺梗塞を起こすリスクがあります。リスクが高いと判断された場合には治療を行えないことがあり、原則事前に各種検査を受けていただきます。
※上記のほかにも重大なリスクがまだ明らかになっていない可能性があります。
※本治療は保険適用外の自由診療です。安全性や有効性について公的に認められたものではありません。詳細は医師にご相談ください。
*2)変形性膝関節症治療について
患者さん自身の腹部等を切開して採取した脂肪から幹細胞を抽出・培養し、膝関節内に注射で投与します。
●費用
カウンセリング(初回):3,300円
カウンセリング(2回目以降):1,650円/回
Webカウンセリング:5,500円
血液検査:10,560円
幹細胞治療:片脚770,000円/両脚1,100,000円(幹細胞の採取、培養、投与の費用を含む)
※カウンセリングは初回以降、何度でも可能です。
※CT、MRIは他医療機関を受診いただき、撮影したデータを当クリニックに提出いただきます。なお、検査費用は医療機関ごとに異なりますが、自費で受けた場合のおおよその費用は下記のとおりですと考えられます(2025年10月時点)。
CT:30,000円程度
MRI:35,000円程度
●通院回数/期間
治療前:1回(初診カウンセリングと採血を実施)
治療時:2回(脂肪採取時1回、幹細胞投与時1回。採取と投与の間隔は3週間程度)
治療後:3回(治療の1・3・6か月後に各1回)
※初診カウンセリングから6か月後の経過観察受診までの期間は7か月程度です。
※通院回数は、ご状態や経過によって多少変動する可能性があります。
※CPCや医師のスケジュールによっては、待機期間が生じる可能性があります。
※血液検査の結果を持参いただいた場合、初診時に脂肪の採取を行うことも可能です。
●リスク・副作用
感染や注射部位の痛みなど軽度かつ一時的な副作用が報告されています。また、投与後1~3週間ほどは、膝に腫れや違和感が生じることがあります。
※上記のほかにも重大なリスクがまだ明らかになっていない可能性があります。
※本治療は保険適用外の自由診療です。安全性や有効性について公的に認められたものではありません。詳細は医師にご相談ください。
※表示価格は全て税込です。
| ネット予約 | 可 予約する |
|---|---|
| 公式サイト | https://www.artsginzaclinic.com |
| 連絡先 |
TEL 03-6228-5224 |
住所 |
〒105-0004 東京都港区新橋2-20-15 新橋駅前ビル1号館201
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| アクセス | JR・東京メトロ銀座線・都営浅草線 新橋駅 汐留口改札から地下直結 徒歩1分 |
※本記事は 2025年10月 時点のものです。