私はこれまで、消化器内視鏡の専門医として、札幌市内の基幹病院で多くの患者さんと向き合ってきました。そのなかで、もっと早く見つけることができれば救えたのではないか……と悔やまれる症例、不幸にして亡くなる命に何度も出会ってきました。
大腸がんや胃がんで命を落とす方を1人でも減らしたい。その思いが、このクリニックを開いた一番の理由です。検査を受けたいと思っても「過去に痛い思いをした」「内視鏡検査はつらそう」「予約が取れない」といった理由で先延ばしにしてしまう方もいるのではないでしょうか。私は、検査のハードルを下げるために、通いやすい立地、リラックスできる空間、患者さんとのコミュニケーションなど、細かな点に気を配ってクリニック作りをしてきました。
中でも特に意識をしているのが「胃カメラで“おえっ”とさせない」ことです。当クリニックでは、比較的細いのスコープを使用し、内視鏡を挿入するタイミングや角度、どの位置を狙って進めるかといった操作においても、患者さんが少しでもつらくないようにとこだわりを持って施術をしています。こうした工夫は、患者さんからは見えず伝わりづらいものですが、私はそういった“見えない努力”こそが大切だと考えています。
患者さんに「なぜか分からないけれど、つらくなかった」と思っていただければ、それが私にとっては最高の評価です。そう思っていただけるよう、これからも見えない部分にこだわり続けたいと思っています。そうした検査によって、大腸がん・胃がんで亡くなる方を本気でゼロにする――その思いを胸に、これからも診療に努めます。
痛みの少ない内視鏡検査を追求
大腸内視鏡の研究グループに所属して勉強をしたり、模型相手に練習を重ね動画を撮影して振り返ったり、できる限り苦痛のない検査に向けて、技術の向上に努めています。ウトウトした状態で安心して検査を受けていただけるよう、鎮静薬を使用する場合もあります。
「モーニング大腸カメラ」や「イブニング胃カメラ」を実施
午前中に検査を終えて午後から仕事や予定に戻れる「モーニング大腸カメラ」、夕方の時間を活用して仕事帰りに検査を受けられる「イブニング胃カメラ」など、柔軟な時間設定で忙しい方でも検査を受けやすい体制を整えています。
広域からアクセス可能な立地
札幌駅から徒歩3分。千歳・小樽・苫小牧・岩見沢など道内のさまざまな地域からも通いやすい立地です。患者さんが検査を受ける際に感じるハードルを少しでも減らせるよう、通いやすさにも配慮しています。
便潜血検査が陽性だった方を対象に、大腸内視鏡による精密検査を実施しています。早期発見により、大腸がんで命を落とす方を減らすことを目指しています。
大腸ポリープは放置するとがん化するリスクがあります。当クリニックでは検査中にポリープを発見した場合、その場で切除可能な体制を整えています(大きさや場所によって当院で対応できないケースもあります)。日帰りで対応可能なケースもあるなど、早期の処置が可能です。
胃がんの代表的な症状としては、みぞおちの痛みや胸やけなどが挙げられますが、初期にはほとんど症状がない方もいます。当クリニックでは胃カメラによる観察を行い、必要に応じて組織検査(生検)を実施。ピロリ菌の有無も確認し、リスク管理に努めています。
ピロリ菌は胃がんの大きな原因の1つとなります。当クリニックではピロリ菌の検査および除菌治療に対応。胃がん予防の一環として積極的に取り組んでいます。
潰瘍性大腸炎(かいようせいだいちょうえん)は大腸の粘膜に慢性のびらんや潰瘍を引き起こす病気です。当クリニックでは診断と経過観察に、大腸内視鏡を活用しています。症状や重症度に応じた適切なフォローを行っています。
胃カメラで食道の炎症があるかどうかなどを観察し、必要に応じて薬物療法や生活習慣の指導を行います。
血便がある場合は、大腸がんなど重篤な病気の可能性もあります。血便がある患者さんに対しては、大腸カメラで出血源を精査し、病気の早期発見に努めます。
生活習慣や食事内容に合わせたアドバイスを行い、必要に応じて大腸カメラでの精査も行います。大きな病気による便秘ではないかも注意しながら診療を行っています。
| ネット予約 | 可 予約する |
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| 公式サイト | https://www.sapporo-ekimae-naika.jp/ |
| 連絡先 |
TEL 011-700-1110 |
住所 |
〒060-0807 北海道札幌市北区北七条西5丁目7-6 第27ビッグ 札幌北スカイビル4階
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| アクセス | JR 札幌駅 北口より 徒歩3分 |
※本記事は 2025年8月 時点のものです。