大学病院の脳神経外科などで診療を続けるなかで、手術を終えた患者さんが退院後に安心して通える場所がもっと地域にあるとよいなと感じていました。特に脳卒中や脳腫瘍(のうしゅよう)のような病気では、退院後の再発予防や生活習慣病の管理が重要であり、継続的に見守ることができる医療体制が必要だと考え、この坂戸の地にクリニックを開院しました。
「ブレインピア」という名前には、脳(ブレイン)を守る“防波堤(pier)”のような存在になりたいという思いが込められています。頭に関するあらゆる不調や違和感に対して、波を受け止めるように、まず私たちが相談を受け止め、必要な診断や治療につなげていく。それが私たちの使命だと考えています。
当クリニックでは、画像検査を行い、的確な初期診断に努めています。脳卒中のように、早期対応が予後を大きく左右する病気も多く、患者さんご自身の「なんとなく変だな」という感覚を大切にする診療を心がけています。重い病気の再発予防だけでなく、軽度な症状でも気軽に相談していただける地域の脳神経医療の窓口を目指しています。
脳神経外科出身医師による幅広い診療
大学病院などで脳卒中や脳腫瘍、てんかんなどのさまざまな脳の病気の治療に携わってきた院長が、経験を生かし早期の診断や治療、再発予防を行います。必要に応じた大学病院との連携など、幅広い対応が可能です。
的確な画像検査に努める
MRIやCTなどの検査機器を備えており、全ての頭痛患者さんに対し画像検査を行い、くも膜下出血や脳腫瘍など命に関わる病気を見逃さないよう努めています。異常が見つかった場合は、速やかに適切な医療機関へつなげます。
「頭部に関することは何でも」相談できる安心感
頭痛やめまい、しびれなど、症状が軽くても遠慮なく受診していただきたいと思っています。専門的な視点から病気原因を探って正しく診断し、必要な治療に導くことが私たちの役割です。
脳への血流が不足し、短い時間に神経症状が出る病気です。多くの場合、そのときの症状は1日程度で治まりますが、一過性脳虚血発作は脳卒中の一歩手前の状態ともいえる病気で、放置すれば脳梗塞を引き起こすリスクがあります。症状や検査結果に応じて、大学病院への紹介や当クリニックでの投薬治療を行います。
緊張型頭痛は、運動不足やストレス、長時間同じ姿勢でいることなどが原因といわれています。薬や理学療法が有効とされていますが、誤った自己判断で薬を使い続けて悪化することもあるため、正確な診断が重要です。
頸動脈狭窄症(けいどうみゃくきょうさくしょう)は、心臓から脳に向かう頸動脈が狭くなってしまう状態です。頸動脈狭窄症だけでは特に症状はありませんが、脳の血流が不足するため、脳梗塞のリスクが高まります。狭窄の程度に応じて、生活指導から外科的治療まで対応しています。
脳の動脈の壁にある膨らんだ瘤(こぶ)のようなもので、破裂していないものを未破裂脳動脈瘤(みはれつのうどうみゃくりゅう)といいます。脳ドックや頭痛の検査中に偶然発見されることが多い病気で、破裂リスクが高い場合は大学病院での手術を、リスクが低い場合は当クリニックで定期的な経過観察を行います。
麻痺は脳卒中の代表的な症状の1つで、ある日突然、顔や手足の左右一方が動きづらくなることがあります。当クリニックでは、一時的な麻痺であっても脳卒中が隠れている可能性を考え、速やかな画像検査によって原因を突き止めたうえで適切な処置を行っています。
めまいには、脳が原因のものと耳が原因のもの、それ以外のものがあり、何が原因なのかを見極めることが重要です。脳が原因で起こるめまいの場合は、脳梗塞などの病気が隠れている場合があるため、ためらわず、めまいの症状がある場合はまずは受診して相談いただきたいと思います。
| ネット予約 | 可 予約する |
|---|---|
| 公式サイト | http://www.brainpier-skd.com/ |
| 連絡先 |
TEL 049-288-7007 |
住所 |
〒350-0262 埼玉県坂戸市新堀279-1
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| アクセス |
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※本記事は 2025年7月 時点のものです。