循環器の診療に惹かれたきっかけは、この分野ならではの大きな変化に立ち会える点でした。心肺停止など深刻な状態で搬送された患者さんが、適切な治療によって回復し、自分の足で帰っていく。心臓が一度止まるような状況からでも日常生活に戻れる可能性がある診療科は多くなく、その点に循環器の魅力を感じてきました。
学生時代は内科全般に関心があり、当初は血液内科医を目指そうかと思っていましたが、診療現場を経験するなかで循環器診療へと気持ちが傾いていきました。循環器は外来診療においても治療の手応えを感じやすい分野です。たとえば心不全の診療では、薬の調整によって息切れが軽くなり、患者さんが目に見えて元気になっていくこともあります。薬の効果が生活の変化として実感できる点に、診療のやりがいを感じています。
こうした経験を重ねるうちに、循環器疾患を中心に、高血圧や糖尿病といったコモンディジーズ(多くの方がかかる頻度の高い病気)も、外来で継続的に診ていきたいと考えるようになりました。専門性を生かしながら日常診療の中で患者さんと向き合える場として、まつもとメディカルクリニックの開院を決めました。
当クリニックでは、「ともに生きる医療」「顔の見える医療連携」「信頼しあう医療」の3つの理念を大切にしています。
診療では、治療や生活指導を一方的に伝えるのではなく、患者さん一人ひとりの生活スタイルや悩みに目を向け、無理なく続けられる方法を一緒に考えることを重視しています。日常に即した小さな調整を積み重ねながら、継続的な診療に取り組んでいます。
また、必要に応じて連携先の医療機関と密に情報を共有し、患者さんの状況に応じた診療につなげています。連携先の医師とは顔の見える関係を築くことで、安心して患者さんの治療を任せていただけるよう努めています。
こうした診療の土台として、患者さんを1人の人間として尊重し、スタッフ同士も互いに信頼し合うことを大切にしています。確かな専門性と誠実な姿勢をもって向き合うことで、信頼関係を築いていきたいと考えています。
循環器専門医としての視点を軸にした総合内科診療
風邪や腹痛といった一般内科診療にも対応しながら、診療の軸には常に循環器の視点があります。循環器疾患と深く関わる糖尿病を含め、循環器・糖尿病を専門とするクリニックとして、生活習慣病や慢性疾患を個別に捉えるのではなく、動脈硬化という共通の土台から全身を診ています。身近な症状から相談いただけるかかりつけ医でありながら、将来起こり得るリスクまで見据えた診療を行っているのが大きな特長です。
院内検査を生かした、スピーディーな診療体制
胸の違和感や動悸などで受診される方にとって、結果が分かるまでの時間は大きな不安につながります。当クリニックでは血液検査や心電図検査、ホルター心電図検査、超音波検査などを行い、可能な範囲でその日のうちに病態の確認を進めています。必要な情報を早い段階でそろえ、次に取るべき対応を整理することで、不安を長引かせない診療を心がけています。
院内外のチームワークを重視した医療提供
診療は医師1人で完結するものではありません。院内では各スタッフが役割を分担し、診療が円滑に進むよう支えています。院外では近隣のクリニックや地域の中核的な病院と情報を共有し、状況に応じて必要な医療へつなげています。こうした連携を通じて、患者さんが安心して診療を受けられる体制を整えています。
糖尿病や脂質異常症、高血圧症といった生活習慣病を、それぞれ単独の病気としてではなく、動脈硬化という共通の病態から捉え全身を診るようにしています。これらは自覚症状が乏しいまま進行し、将来の心筋梗塞(しんきんこうそく)や脳卒中につながる点が大きな特徴です。しかし忙しい生活のなかで、治療や生活改善を1人で続けることは容易ではありません。数値の改善だけを目的とせず、生活背景も踏まえながら、無理なく継続できる管理を心がけています。
糖尿病は血糖値が高くなる病気で、症状がないまま進行しやすいです。気付かないうちに動脈硬化が進み、心筋梗塞や脳梗塞、腎障害などのリスクを高めることから、「サイレントキラー」とも呼ばれています。外来では血糖値だけを見るのではなく、血圧や脂質、心臓・血管への影響も含めて総合的に確認します。循環器内科の視点を生かし、合併症を防ぐことを見据えた長期的な管理につなげています。
心房細動をはじめとする不整脈は、自覚症状が乏しく、気付かないまま経過することもあります。不整脈には経過観察で問題のないものと、治療が必要なものがあり、原因や心臓の状態によって対応は異なります。中でも心房細動は、血栓形成を介して脳梗塞のリスクを高めるため、早期の見極めが重要です。心電図検査やホルター心電図検査を行い、必要に応じて専門的な医療機関と連携しながら、地域のクリニックとして経過管理を継続して行います。
心不全とは、心臓のはたらきが低下し、全身に十分な血液を送り出せなくなる状態の総称です。原因は心筋梗塞や弁膜症、心筋の病気などさまざまで、急激に悪化する場合もあれば、ゆっくり進行することもあります。外来では症状の変化や体重、検査結果を総合的に確認し、状態に応じて治療を調整します。薬物療法によって症状が安定することもあり、継続的な管理が重要です。
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※本記事は 2026年2月 時点のものです。