私はこれまで、地域の中核的な病院で消化器内科の診療と内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)に携わりました。その中で特に印象に残っているのが、進行した胃がんや大腸がんで受診される患者さんです。
がんと診断された瞬間に、その方の人生は大きく変わってしまいます。抗がん薬治療や手術が必要になり、生活が一変し、ご家族への影響も大きい。その姿を何度も目の当たりにするたびに、「もっと早く内視鏡検査を受けていただければ、進行する前に見つけることができたかも知れない」という悔しさを感じてきました。
胃がんや大腸がんは、予防できるケースもあると思っています。胃がんは、原因のひとつであるピロリ菌を除菌することでリスクを下げられます。大腸がんは、大腸ポリープの段階で切除することでがん化を防げる可能性があります。つまり、内視鏡検査による早期発見・早期治療を行うことで、がんの進行を防げるケースは少なくないのです。そこで、私は「誰もが気軽に安心して胃カメラ・大腸カメラを受けられるクリニックをつくりたい」という想いから、2016年に森ノ宮胃腸内視鏡ふじたクリニックを、2022年に堺筋本町にある大阪本町胃腸内視鏡クリニックを開院しました。地域の皆さんが楽に受けられる内視鏡検査を通じて、胃がん・大腸がんから守られるよう尽力してまいります。
「胃がんや大腸がんで苦しむ人を、少しでも減らしたい」。これが、私たちの診療の原点です。胃がんや大腸がんは、早期に発見して適切に対処すれば予防できるケースもある病気です。特に大腸がんは、良性ポリープ(腺腫)の段階で切除することで、将来のリスクを大きく減らすことにつながります。
しかし、なかには「内視鏡検査は、苦しい・痛い・恥ずかしい」といったイメージをお持ちの方もいらっしゃり、検査をためらわれます。その心理的なハードルを下げ、検査をもっと日常の延長線上にあるものにしていきたいと考えています。
当クリニックでは、2025年10月より完全予約制を導入しました。スムーズな予約システムや、できるだけ待ち時間の少ないスピーディーな検査体制を整えています。少しでもお腹の不調や不安を感じたら、どうぞお気軽にご相談ください。私たちは胃がん・大腸がんの予防と早期発見を通じて、地域の皆さまの健康を守ります。
内視鏡の専門医が検査を担当
当クリニックでは日本消化器内視鏡学会の消化器内視鏡専門医が中心となり、鎮静薬を使用した苦痛の少ない検査に対応しています。検査後には画像を一緒に確認しながら、結果について丁寧にご説明。ただ検査をこなすだけではなく、「安心して受けられること」や「体の状態を正しく理解いただくこと」を大切にしています。
スピードを意識した検査体制
検査や検査結果が分かるまでに日数がかかると、不安な時間が長引いてしまいます。当クリニックでは検査予約や検査当日の流れを工夫し、予約のご希望にもできるだけ柔軟に対応しています。胃カメラ・大腸カメラを安心して受けていただけるよう、鎮静剤を用いた苦しくない検査に対応。早期発見・早期治療を実現するために、迅速で丁寧な内視鏡診療を目指しています。
地域に根ざした、内視鏡専門クリニックを目指して
当院は、地域の皆さまが通いやすい内視鏡専門クリニックです。胃カメラ・大腸カメラを中心に、がんの早期発見と予防に力を入れています。鎮静剤を用いた苦痛の少ない検査体制を整え、気になる症状をスピーディーに診断できるよう努めています。地域のかかりつけ医として、専門の医療機関とも連携を取りながら、患者さんに適した医療を提供してまいります。
胃がんは、ピロリ菌の感染有無や慢性胃炎の経過をきちんと観察することで、予防できるケースもある病気だと考えています。「胃がんで人生が変わる方を、1人でも減らしたい」という思いで、胃カメラ検査に取り組んでいます。
飲酒や喫煙などの生活習慣が関係する食道がんも、胃がんや大腸がんと同じように早期発見が大切です。検査時には食道粘膜の状態もしっかり確認し、わずかな変化も見逃さないように意識しています。
胸やけや酸っぱいものが上がってくる感じが続く方は、逆流性食道炎の可能性があります。検査結果に応じて、生活習慣へのアドバイスや薬による治療をご提案しています。
「検査では異常がないのに、胃の不快感が続く」という場合に診断されることが多い病気です。原因としては、胃の動きの乱れやストレス、自律神経のバランスなどが関係していると考えられています。生活スタイルや体質に合わせた治療をご提案します。
大腸がんは、大腸ポリープの段階で見つけて切除することで、予防が可能だと考えています。だからこそ、患者さんには無理なく、安心して検査を受けていただけるよう、丁寧な説明と内視鏡検査技術力の向上にこだわっています。
お腹の痛みや、便秘・下痢といった症状が繰り返し続くのに、検査では特に異常が見つからない――そんなときに疑われるのが過敏性腸症候群です。まずは内視鏡検査で他の病気がないことを確認し、そのうえでストレスや生活習慣なども鑑みた治療を進めます。
再燃と寛解を繰り返す潰瘍性大腸炎(かいようせいだいちょうえん)は、内視鏡による経過観察が欠かせません。炎症の範囲や強さを把握し、患者さん一人ひとりに合った治療計画を立てています。
大腸ポリープは、放っておくとがん化する可能性があるため、早めの対応が重要です。当クリニックでは、大腸内視鏡検査中にポリープを発見した場合できる限りその場で切除する、日帰り手術に対応しています。他の医療機関でポリープを指摘された方の切除にも対応していますので、ご希望の方はご相談ください。
| ネット予約 | 可 予約する |
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| 公式サイト | https://www.morinomiya-naishikyo.com/ |
| 連絡先 |
TEL 06-6910-7140 |
住所 |
〒540-0003 大阪府大阪市中央区森ノ宮中央1丁目1-30 ビエラ森ノ宮3F
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| アクセス |
大阪環状線 森ノ宮駅 南出口 徒歩0分 大阪メトロ中央線 森ノ宮駅 6番出口 徒歩3分 大阪メトロ長堀鶴見緑地線 森ノ宮駅 6番出口 徒歩3分 |
※本記事は 2025年10月 時点のものです。