「自分は、医者としての役割を果たせているのか」――そう問い続けた日々が、開業を決意するきっかけになりました。
昭和医科大学*藤が丘病院で約17年間、呼吸器内科医として診療を続けてきました。患者さんの治療だけでなく、院内感染対策にも携わり、特にSARS(重症急性呼吸器症候群)や新型インフルエンザの流行時には発熱外来の立ち上げや感染防止対策に尽力しました。
しかし、管理職としての業務が増えるにつれ、患者さんと直接向き合う時間が減り、次第に「自分が本当にしたい医療とは何か」と考えるようになったのです。患者さんの顔が見える距離で、一人ひとりに丁寧に向き合う医療を実現したい。そうした想いから、当クリニックを開院しました。
病気を治すだけでなく、地域に暮らす方々が安心して日々を過ごせるように支えることも、私たちの重要な役割だと考えています。
たとえば新型コロナウイルス感染症の流行時には、発熱患者さんの診察を制限するクリニックが増えました。喘息などで普段通っていた医療機関でも、発熱があるという理由で診てもらえない状況が少なからずあったのです。そのような状況のなか、当クリニックでは「発熱しているからこそ、診なければならない」と考え、診療を続けてきました。地域に暮らす方々の不安や孤立を決して放っておけないという、医師としての覚悟と責任感を強く覚えました。
また、インターネットにはさまざまな医療情報があふれていますが、内容の正確さにはばらつきがあります。当クリニックでは、医学的根拠に基づいた情報を分かりやすく伝えることを心がけ、患者さんが自分の体について正しく理解し、納得のうえで診療を受けられるようサポートしています。
「病気になったときだけ頼る場所」ではなく、「日々の健康を支え、不安を受け止める相談相手」として、これからも地域の皆さんに寄り添ってまいります。
正しい知識を持っていただくための丁寧な説明
情報があふれる今、インターネット上の誤った医療情報を信じたまま来院される方も少なくありません。そうした混乱や不安を少しでも解消できるよう、当クリニックでは、医学的な根拠に基づいた情報を丁寧に分かりやすくお伝えすることを大切にしています。患者さんが正しく理解し、納得して診療を受けられるよう心がけています。
発熱の方も予約不要
発熱のある方が来院をためらわず、いつでも受診いただけるよう、発熱患者さん用の予約枠は設けていません。来院された際は、一般の患者さんと動線を分けたうえで、専用の待合スペースと診察室をご案内しています。
地域に根ざし、大学病院などとも連携
開院以来、地域の皆さんの身近な医療機関として、体調の変化や日常の不調に丁寧に向き合ってきました。また、より詳しい検査や専門的な治療が必要な場合には、近くにある昭和医科大学藤が丘病院など、適切な医療機関をご紹介しています。
咳が続く、息苦しいなどの症状がある方は喘息の可能性があります。喘息は気道の慢性的な炎症が原因であり、適切な管理が必要です。当クリニックでは、吸入薬や気管支拡張薬を用いた治療を行い、症状のコントロールを目指します。また、生活環境の管理方法についても提案します。
季節の変わり目にくしゃみや鼻水、目のかゆみが止まらなくなることはありませんか?アレルギー検査で原因を特定し、症状やライフスタイルに合わせた治療を提案します。抗アレルギー薬や点鼻薬を用いた治療を行い、症状の管理をサポートします。
喫煙習慣があり、息切れしやすい方は慢性閉塞性肺疾患の可能性があります。肺機能検査で評価を行い、吸入薬などを用いた治療を行います。禁煙指導や呼吸リハビリテーションなども提案し、症状の進行を抑えることを目指します。
| ネット予約 | 可 予約する |
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| 公式サイト | https://www.kikuchi-naika.com/ |
| 連絡先 |
TEL 045-532-5941 |
住所 |
〒225-0024 神奈川県横浜市青葉区市ケ尾町1167-1 ラバープル昌和1F
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| アクセス | 東急田園都市線 市が尾 西口 徒歩5分 |
※本記事は 2025年4月 時点のものです。