内視鏡検査は、がんになる前のシグナルを見つける手段として重要な役割を担っています。進行してからでは治療の負担は大きくなりますが、がんになる前やごく初期の段階で見つけられれば、体への負担を少なく治療できる可能性が高まります。それでも「痛い」「つらい」「恥ずかしい」といったイメージから、検査をためらう方は少なくありません。だからこそ、必要なときに誰もが気兼ねなく受けられる環境を整えたいと考えました。
内視鏡検査を“苦痛を我慢するもの”から“安心して受けられるもの”へ――。当クリニックは、そんな思いを形にしました。
「痛くなく、怖くない内視鏡検査を当たり前にしたい」――それが当クリニックの目指す医療の形です。「痛い」「つらい」「恥ずかしい」といった内視鏡検査への心理的ハードルを取り除くため、検査環境や診療の進め方にさまざまな工夫を重ねています。
たとえば、できるだけ検査中の苦痛を感じにくくするために鎮静薬を使ったり、お腹の張りによる検査後の不快感を抑えるために、吸収されやすい二酸化炭素ガス*を使っています。院内の導線や空間設計にもこだわり、検査室からリカバリールームへはベッドで横になったまま移動可能。プライバシーに配慮した前処置室を確保し、準備から検査後の休息までを安心して過ごせるような環境を整えています。
また、私たちは検査の実施そのものだけでなく、その必要性についても、患者さんと一緒に考える姿勢を大切にしています。ご年齢・病歴・生活背景などを踏まえて、無理のない検査計画をご提案いたします。
苦痛の少ない内視鏡検査
鎮静薬や二酸化炭素送気システム*を活用し、検査時の苦痛や不快感をできる限り抑えた診療体制を整えています。
胃と大腸の同日検査に対応
忙しい方でも受けやすいよう、1日で胃と大腸の内視鏡検査を実施する体制を整えています。同日に行うことで、検査準備の負担も軽減されます。
プライバシーに配慮した空間設計
検査室は完全個室です。また、更衣や下剤服用などに利用できる男女別の半個室も完備しています。落ち着いて準備や休憩ができる環境づくりに努めています。
AI技術を補助的に活用しつつ、ポリープの性質を慎重に見極めたうえで、必要と判断した場合にはその場での日帰り切除にも対応しています。安全性に配慮しながら適切な判断を心がけています。
内視鏡検査によって、がんが進行する前の段階での早期発見に注力しています。がんを専門とする医療機関での勤務経験がある医師も在籍しており(2025年9月時点)、検査結果や今後の方針について丁寧に説明します。より専門性の高い医療機関への紹介体制も整えています。
痔が原因の出血に見える場合でも、内視鏡検査で調べてみると大腸がんやポリープが見つかることがあります。当クリニックでは、血便の症状がある方には原則として大腸内視鏡検査を実施し、原因を明確にしたうえで適切に対応しています。
急性の感染性腸炎から、潰瘍性大腸炎(かいようせいだいちょうえん)などの慢性炎症性疾患まで幅広く診療しています。薬物療法を中心に、必要に応じて内視鏡検査も行い、原因に即した個別対応を心がけています。
他の病気との見分けが重要なため、まずは内視鏡検査で重大な病気がないことを確認することから始めます。そのうえで、症状に応じた薬物療法を行い、必要に応じてメンタルケアなどが可能な他施設とも連携して対応します。
*二酸化炭素送気システムについて
大腸内視鏡検査では、腸を広げて観察しやすくするためにガスを送りますが、空気を使ったガスの場合、検査後もお腹の張りや不快感が残ることがあります。当クリニックで使用しているのは、二酸化炭素送気システムです。空気の代わりに吸収されやすい二酸化炭素をガスとして使うことで、検査中や検査後の腹部の張りを軽減するねらいがあります。
| ネット予約 | 可 予約する |
|---|---|
| 公式サイト | https://www.ezoe-clinic.com/ |
| 連絡先 |
TEL 075-744-6784 |
住所 |
〒604-8082 京都府京都市中京区弁慶石町39 三条TCビル3階
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| アクセス |
京都市営地下鉄東西線 京都市役所前駅 より 徒歩3分 阪急京都本線 京都河原町駅 より 徒歩7分 京都市営地下鉄烏丸線 烏丸御池駅 より 徒歩8分 |
※本記事は 2025年9月 時点のものです。