私は、「病に苦しむ方を助けたい」という思いから医師になって以降、代謝内科の領域に向き合ってきました。特に力を入れてきたのは、糖尿病や脂質異常症、肥満症などの病気の診療と研究です。研究では、メタボリックシンドロームの概念の前身となる「内臓脂肪症候群」を提唱した松澤 佑次先生に師事した後、アメリカのハーバード大学の関連病院に留学して、さらに高血圧や動脈硬化についての学びを深めました。その後も経験を積み、開院前に勤務したJCHO横浜保土ケ谷中央病院では、副院長を任されていましたが、大きな病院の中だけでなく街のクリニックで患者さんに寄り添いたいと思い2023年3月にクリニックを開院しました。世界糖尿病デーを意識したロゴマークには「ブルーサークル」と「健やかな血管」のイメージを取り入れ、“糖尿病診療を通じた血管病予防“への願いを込めました。
以前勤務した大阪大学の医局では、医師は患者さんに寄り添う心と同時に科学者としての視点も持ち合わせる「優しい医者、考える医者」であれと教えを受けてきました。そのため、数値データだけでは判断せず、聴診から分かる心臓・血管の雑音やその他の兆候を見逃さないようにするとともに、ライフスタイルや身体状況を考慮した総合的なアプローチで診断や治療にあたっています。「自分にできることは全力で行い、できないことは連携する他の専門家にお願いする」という方針で、自身の専門分野でない病気やより高度な治療が必要な場合は、その病気を専門とする医師につなぎ、患者さんが適切な治療を受けられるように努めています。管理栄養士の栄養指導も取り入れたチーム医療やさまざまな設備による精密な診断も当クリニックの特徴です。
朝は8時半からの診療
当クリニックは、8時30分からの診療を行っています。出勤前の時間に診療を希望される方のニーズに合わせた体制を考えました。また土曜午前の診療も可能です。ビルの1階にある当クリニックの院内は広めに設計しており、来院される方に圧迫感を感じさせないよう工夫しています。今後の健康づくりについて、リラックスしながら考えていただける診療時間になればと思っています。
管理栄養士による栄養指導
当クリニックでは、管理栄養士による栄養指導や看護師、臨床検査技師などと連携したチーム医療を提供しています。医師には直接言いにくい話であっても看護師には話せることもあります。チームで患者さんに関わることで、より深い診療が可能になると思っています。
発熱時の診療に備えた出入口
発熱外来は開いていませんが、かかりつけの患者さんが急に発熱した際には、安心して診療を受けられる体制を整えています。ほかの患者さんと交わらないよう、別の出入口を設け、ドアを閉めて個室状態にできるようにしています。定期的に来院されている方が、来院予定日に熱がある場合、事前にお電話いただいたうえで指定されたお時間にご来院ください。
総合内科診療に携わる医師として、食事・運動などのライフスタイルや持病(肥満症・内分泌疾患・老年症候群など)も考慮した診断とアドバイスを行ってきました。地方の病院や大学病院などで医師として勤務し、地方の病院では、夜間に医師が1人しかいないなか、心筋梗塞(しんきんこうそく)や吐血などの緊急症例を一晩で複数対応する状況に身を置いていたこともあります。糖尿病や血管病の診療に力を入れているため、院内には、超音波検査、尿検査、X線検査、心電図検査、血管検査などの設備があります。糖尿病内科ではX線検査装置を置かないこともありますが、血管病の観点から全体をしっかりと確認したいと考え導入しました。こうした総合的な検査により、見落としを防ぎ、患者さんの健康をサポートすることに力を注いでいます。
ネット予約 | 可 予約する |
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公式サイト | https://okamoto-dm.com/ |
連絡先 |
TEL 044-299-7101 |
住所 |
〒213-0001 神奈川県川崎市高津区溝口2丁目14-31 MSメディカルビル1階
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東急田園都市線 溝の口 正面改札を出て東口 徒歩3分 JR南武線 武蔵溝ノ口 北口 徒歩4分 |