もともと内科を専門とする医師になりたいと思っていましたが、私が入局した内科には循環器や膠原病など複数の専門分野がありました。その中でも、がん・感染症・アレルギーなど幅広い疾患を診ることができる呼吸器内科に魅力を感じ、この道を選びました。
開院前は、関東中央病院や国立病院機構東京病院などで、呼吸器疾患やアレルギー疾患の診療に長く携わってきました。また、アメリカのHarvard Medical Schoolに留学し、ロイコトリエン受容体に関するアレルギーの基礎研究にも2年間従事しました。
当院を開業したのは、2024年11月です。呼吸器の疾患でお困りの方は多く、例えば気管支喘息は、子どもの8~14%、大人の9~10%がなっているといわれています。病院に勤務していたころも、外来で患者さんを診ていて、本当にたくさんの人が咳などに苦しんでいるんだな、と日々感じていました。それにも関わらず、呼吸器を専門とする医師の数も、呼吸器内科のクリニックの数も、循環器や消化器に比べると少ないんです。呼吸器の症状で困っている人が気軽に受診できる、そして大きな病院に行かなくても専門的な治療が受けられるようなクリニックをつくりたいと考え、開業に至りました。
丁寧な問診
診療では、患者さんの話をしっかりと聞くことを常に意識しています。同じ症状でも、患者さんの悩みはそれぞれ異なります。一人ひとりの声にしっかりと耳を傾け、患者さんにあった治療方法を選択できるよう、丁寧な問診を心がけています。
呼吸器内科として培った経験に基づいた診療
院長は長年呼吸器内科として治療に携わり、現在も国立病院機構東京病院の呼吸器センターで週2回、喘息、アレルギー疾患を中心に呼吸器疾患全般の診療を行っています。培った経験を ベースに新しくインプットした情報をしかし、診療に生かすよう努めています。
熱がある患者さんも安心して受診いただける構造
熱がある患者さん専用の一般とは異なる入り口を設置し、待合室などでほかの患者さんと一緒になることがないよう配慮した構造になっています。導線を分けることで、院内の感染対策の徹底を目指しています。
喘息はアレルギーによって気管支に炎症が続く病気で、息がゼーゼー・ヒューヒューする、咳が長引くなどの症状があります。当院では呼吸器や気管支の炎症などを調べ、吸入するタイプの薬を用いた治療などを行っています。
睡眠時無呼吸症候群は、睡眠時に何度も呼吸が止まる病気で、日中の眠気やからだの怠さを引き起こします。また、脳卒中や狭心症などの合併症の危険を高め、糖尿病など持病への悪影響もあると言われています。当院では、眠っている間の脳波や眼球の動きなどを調べる終夜眠ポリグラフ検査を導入しており、入院せずにご自宅で検査が可能です。
気管支が炎症を起こす原因には、細菌やウイルス、喘息などの病気などさまざまなものが考えられます。当院では、問診や検査によって原因を探り、必要に応じた治療を行っています。
たばこの煙など有害な物質を長い間吸い続けることで生じる、COPD。体を動かすと息切れがしたり、せきやたんが続いたりする症状があります。当院では気管支を拡張する薬による治療と、禁煙指導を行っています。
花粉症の検査や抗アレルギー薬の処方に加えて、症状によってアレルギーを抑制する薬剤の注射や、アレルギーの原因となる物質を薬剤にして定期的に投与することでアレルギー症状を出にくくする、舌下免疫療法の実施も可能です。重症度や生活スタイルに応じ、患者さんにあった治療方法を選択します。
アナフィラキシーとは、アレルギー物質によって、皮膚や粘膜、呼吸器などにアレルギー症状が引き起こされる過敏反応で、時に命にかかわることもあります。当院ではアレルギー物質の検査などの対応を行います(血圧低下や意識障害を伴うアナフィラキシーショックの場合の緊急対応は除きます)。
| ネット予約 | 可 予約する |
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| 公式サイト | https://seki-zensoku.jp/ |
| 連絡先 |
TEL 03-3360-1180 |
住所 |
〒164-0003 東京都中野区東中野5丁目6-6 東中野メディカルビル2階
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| アクセス |
JR中央・総武線 東中野駅 より 徒歩3分 都営大江戸線 東中野駅 A1出口より 徒歩6分 東京メトロ東西線 落合駅 2b出口より 徒歩7分 |
※本記事は 2025年6月 時点のものです。