私は、大学病院などで心臓病の治療や生活習慣病の管理に携わってきました。特に心不全で救急搬送された患者さんに対するカテーテル治療を手がけてきた中で、心疾患が重症化する前に予防医療を提供できるクリニックが必要だと考え、2024年5月にクリニックを開院しました。
新中野に開院したのは、下町らしい温かさに魅力を感じるとともに、そういった営みを育む住民の皆さんの健康を身近で支える場を作りたいと思ったからです。
当クリニックでは、心臓や血管の病気につながる生活習慣病の予防を重視するとともに、腎臓内科を担当する医師とも協力しながら、合併症のリスクにも対応しています。
心不全は繰り返すほど心臓の状態が悪化してしまうため、再発を防ぐための薬の管理や、症状が重くならないような調整にも尽力しています。
当クリニックでは、心臓や循環器に特化した多角的な検査を行っています。血液のサラサラ度合いを測る検査や両足の血流を確認する検査など、患者さんの健康状態に合わせた検査のセレクトが可能です。ただし、検査や治療について無理にすすめることはせず、患者さんに合った方法を選んでいただいています。
現代は、日常生活において心電図を小型装置で記録して解析する長時間心電用データレコーダやスマートウォッチなどの技術が発達しています。当クリニックでは長時間心電用データレコーダを活用していますが、ご自身で心電図が測れるスマートウォッチを使用されている方は不整脈の早期発見が可能です。またITを活用した診療として、喉を撮影するカメラとAIを活用したインフルエンザの検査にも対応しています。
そして検査や診察で患者さんに問題が見つかった場合、その症状や治療の必要性に応じた連携病院のご紹介が可能です。
AIを活用したインフルエンザ検査の流れ
まず、医師の診察後に検査を行います。従来のように綿棒で鼻の粘膜を採取する方法ではなく、カメラで喉の奥を撮影するだけで判定結果がわかります。発症直後から診断が可能で、従来の方法と比べ早期に診断できる点が特徴です。検査の費用は、保険診療3割負担の場合で1,000円程度になります。
新中野駅から徒歩3分のクリニック
当クリニックは、丸ノ内線新中野駅3番出口から徒歩3分の場所にあります。平日は月・火・水・金に診療を行うほか、土曜の午前にも診療を行っています。普段お仕事が忙しい方も、ご自身の都合に合わせてお気軽にご来院いただければ幸いです。
バリアフリーの院内
高齢の患者さんの通いやすさを意識するとともに、都心のビルにいることを忘れるようなゆったりとした雰囲気を意識した院内です。クリニックにはエレベーターや車椅子対応のトイレを完備し、バリアフリーを徹底しています。さらに、感染症が疑われる患者さん用のベッドを用意したり、エコー(超音波)検査専用のゲストベッドを設置したりして、患者さんが安心して過ごせる環境づくりを意識しました。
負担を抑えたインフルエンザAI診断の導入
当クリニックでは、インフルエンザの早期診断を行うAIシステムを使った検査を導入しています。この検査では、喉の様子をカメラで撮影した画像や問診情報をもとに、AIによってインフルエンザの診断を行うため、鼻に綿棒を入れる検査が苦手な方にもおすすめです。インフルエンザの感染初期から結果が分かる検査です。
不整脈は放置すると心不全や血栓症などの合併症を引き起こす可能性があります。健康診断の結果など気になることがあれば、早めにご相談ください。
心臓弁膜症は慢性的に心臓に負担がかかる病気です。当クリニックでは、心電図や心エコーによって弁膜症の早期診断に努めています。
睡眠時無呼吸症候群は生活の質に大きな影響を与えることがあります。検査機器を用いた精密な診断やCPAP療法などの治療を提供しています。
心電図検査
エコー検査
ABI
X線検査室
公式サイト | https://www.nabeyoko-naika.com/ |
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連絡先 |
TEL 03-3384-6606 |
住所 |
〒164-0012 東京都中野区本町4丁目43-11 鍋横ビルディング 3階
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アクセス | 東京メトロ丸ノ内線 新中野 3番出口 徒歩3分 |