当クリニックは、亀有にある「臼井医院」(以下、亀有本院)で長年培ってきた不妊治療の経験を生かし、より通いやすい診療の場を広げるために開院しました。亀有本院が不妊治療に携わってきた20年以上の間に、女性の社会進出の進展や生殖補助医療の保険適用など、治療を取り巻く環境は大きく変わりました。仕事と治療を両立する方が増えるなか、通院の負担を少しでも減らし、「もっと寄り添える場所をつくりたい」という思いが綾瀬駅前に新しい受診の選択肢をつくるきっかけになりました。
私自身は都内有数の不妊治療の医療機関で、難治性不妊や不育症、遺伝診療に深く関わってきました。その経験を、育った地域である足立区に還元したいと考え、亀有本院と連携しながら診療体制を整えています。平日は夜まで、土日も診療を行い、患者さんの生活リズムに合わせて無理なく通える環境づくりを重視しています。
当クリニックは、日本生殖医学会認定の生殖医療専門医(以下、生殖医療専門医)をはじめ、日本卵子学会認定の生殖補助医療胚培養士(以下、生殖補助医療胚培養士)、日本不妊カウンセリング学会認定の不妊カウンセラー・体外受精コーディネーター(以下、それぞれ不妊カウンセラー、体外受精コーディネーター)など多職種が支え合うことで、どんな不安も気軽に相談できる場を目指しています。これからも、赤ちゃんを望む患者さんの力になれるよう歩み続けていきたいと考えています。
不妊治療の専門的な医院として積み重ねてきた研鑽
亀有本院の医師は、1980年代から体外受精の研究に取り組み、生殖医療の発展と共に診療を続けてきました。その姿勢はサテライトである当クリニックにも受け継がれており、国内はもちろん、海外の学会にて研究発表するなど、国内外で得た知見を日々の診療に生かしながら、生殖医療に取り組んでいます。クリニックには、生殖医療専門医を中心に、常勤と非常勤合わせて5名の医師が在籍し(2025年12月時点)、知見を共有しながら診療にあたっています。
2院体制により、生活スタイルに合わせて通院しやすい
診療時間は、平日(月曜と水曜を除く)は20:00まで、土曜日は9:00~17:00、日曜日は9:30~14:00です。亀有本院は平日9:30~17:00、土曜日9:30~16:30に対応しており、祝日を除き、どちらかの院で受診できる体制です。仕事や育児で時間が限られている方でも、無理なく治療を続けられます。
多様なニーズに応える診療体制と本院との連携
当クリニックでは、普段の診察や検査、タイミング法、人工授精などを行い、体外受精の採卵や胚移植といった専門的な治療は亀有本院と連携して進めています。常勤の女性医師が在籍し、土曜日には男性不妊にも対応しています。専門職がそろい、検査室には生殖補助医療胚培養士を含む10名が在籍(2025年12月時点)。経験を積んだ培養士をはじめ複数のスタッフがいるため、培養業務や診療を落ち着いて丁寧に進められる環境が備わっています。
初診後にホルモン検査、卵巣機能の評価、超音波検査、精液検査など治療の土台になる項目を丁寧に確認します。そのうえで、卵胞チェックや子宮卵管造影など、必要な初期検査の流れを段階的に示し、タイミング療法から人工授精、体外受精までのステップアップを「どう進めるべきか」を患者さんが理解できるよう説明します。さらに、不妊カウンセラーが在籍し、検査や治療への不安を整理しやすいようサポートしています。
女性不妊は複数の要因が絡むこともあり、一つひとつの検査結果をどう解釈するかが重要です。当クリニックでは、排卵、卵管、子宮という主要ポイントに沿って状態を整理し、患者さん自身が「自分の体で何が起きているか」を理解しやすいよう工夫して説明します。治療プランも年齢や生活リズムに合わせて個別に設計します。
体外受精が必要と判断された場合、当クリニックでは亀有本院と連携しながら、採卵、受精、胚培養、胚移植までの一連の治療を進めていきます。亀有本院にはタイムラプス培養器やレーザーアシストハッチングシステムなど、高度生殖医療を支える専門設備が整っており、卵巣の反応やこれまでの治療歴を踏まえて、適切な刺激法やスケジュールを個別に設計します。さらに、体外受精コーディネーターが治療の流れを整理し、医師や胚培養士と連携して患者さんを支えます。
精液検査で精子数が非常に少ない場合や、従来の体外受精で受精に至らなかった場合には、顕微授精が選択肢となります。顕微授精は、選別した運動性の高い精子を細い針で直接卵子へ注入する方法で、受精が成立しにくい場合に検討される治療です。授精は亀有本院で実施します。
着床障害とは、良好な受精卵が得られていても子宮内膜にうまく着床しにくい状態を指し、子宮内の環境や受精卵側の問題など、複数の原因が考えられます。たとえば、受精卵は透明帯と呼ばれる膜を破って孵化しますが、透明帯が硬いなどの理由で孵化しにくい場合、着床の妨げになることがあります。その場合、透明帯に小さな切れ込みを入れて孵化を助ける処置を行います。
流産を経験された方は、再び妊娠を目指す気持ちと不安が共存します。院長は不育症認定医および臨床遺伝専門医として、これまでの経過や背景を丁寧に整理し、検査の優先順位や今後の見通しを明確に示します。感情面にも寄り添いながら、再び前に進むための道筋を一緒に考えていきます。
将来の妊娠に備えて卵子を凍結保存する卵子凍結は、ライフプランの選択肢の1つです。当クリニックでは採卵や凍結は行いませんが、事前の診察や検査が可能です*(自由診療です。詳細は後述)。卵巣機能や年齢、将来の妊娠希望時期などを踏まえ、卵子凍結が適しているかどうかを丁寧に確認します。
多嚢胞性卵巣症候群は、排卵が起こりにくくなることで月経不順や不妊につながることがある病気です。一方で、適切な検査と治療によって妊娠を目指せるケースもあります。当クリニックでは、年齢や体質、仕事や生活リズムも考慮しながら、無理のない形で妊娠の可能性を高めていくことを重視しています。
*卵子凍結の事前診察・検査について
当クリニックでは卵子凍結を行うにあたっての事前の診察や検査に対応しています(採卵や凍結は実施していません)。卵子凍結が可能かどうかの検査だけ受けたいといった場合や、ご相談だけでも承ります。なお、卵子凍結は保険適用外の自由診療ですので、当クリニックでの診察・検査も自由診療となります。詳細は医師にご相談ください。
当クリニックにおける費用の目安は以下の通りです(税込価格)。
初診料:3,080円
超音波検査:5,830円
血液検査(レディースドック):19,800円
| ネット予約 | 可 予約する |
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| 公式サイト | https://usui-clinic.com/ |
| 連絡先 |
TEL 03-5849-5540 |
住所 |
〒120-0005 東京都足立区綾瀬4丁目9-29 ホーキョボナールビル23 3F
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| アクセス | JR常磐線 綾瀬駅 西口より 徒歩1分 |
※本記事は 2026年1月 時点のものです。