私はもともと名古屋大学大学院の膝肩・スポーツ班に所属し、大学病院や地域の病院で膝や肩の関節治療を中心に診療してきました。具体的には、スポーツによる障害や加齢に伴う関節疾患などの患者さんを診てきた経験があります。
そのなかで、保存療法から手術、術後リハビリまで一貫して関わることが、患者さんの回復を支えるうえでとても大切だと感じました。そうした気付きを診療で実践したいとの思いから、2025年5月、四日市の地で旧山本整形外科を引き継ぎ、当クリニックとして新たにスタートしました。膝や肩の治療はもちろんですが、そのほかの整形外科診療にも対応し、1人でも多くの方の生活の質(QOL)向上に貢献したいと考えています。
治療方針を決める際は、ガイドライン等に基づき、その方に合うと思われる選択肢をご提示するよう努めています。また、患者さんがご自身の状態を理解し、納得したうえで治療を選べるよう、検査で得た画像やデータも用いて丁寧に説明します。
当クリニックの一番の強みは、一気通貫の診療体制です。手術が必要な場合は、提携する病院にて院長である私自らが執刀し、術後のリハビリも当クリニックで継続できる体制を整えています。こうすることで、術前から術後まで一貫した、切れ目のない支援を可能にしています。
保存療法から手術まで一貫した治療体制
薬物療法・ヒアルロン酸注射などの保存療法から、手術、術後のリハビリまで一貫してサポートします。手術が必要な場合は、連携している病院で院長が執刀し、その後のリハビリや経過管理は当院で行うことで、切れ目のない円滑な治療継続を図ります。
複数の検査機器を活用した丁寧な診断
検査機器の選定にもこだわり、原因特定の精度向上に努めています。痛みの部位や損傷の程度を把握し、複数の選択肢を提示。患者さんの年齢やご要望、生活スタイルに合わせた治療計画を立てます。
スポーツ選手の早期復帰を支える環境
サッカーチームでのメディカルサポートの経験を持つ院長が、競技特性や大会スケジュールに合わせた治療計画を立て、競技への復帰を後押しします。また、必要に応じて理学療法士による個別リハビリや物理療法も実施しています。
加齢や、O脚・X脚など関節の向きや位置のズレによって、膝軟骨が摩耗し、痛みや可動域制限が生じます。内服薬やヒアルロン酸注射、運動療法、装具療法などを行い、重症例には人工膝関節置換術(じんこうしつかんせつちかんじゅつ)や骨切り術を提案します。
スポーツや事故による断裂・損傷に対応します。前十字靱帯損傷(ぜんじゅうじじんたいそんしょう)では再建術を基本とし、内側側副靱帯損傷などは保存療法で改善を図ります。関節鏡視下手術とリハビリを組み合わせ、機能回復を目指します。
スポーツ障害や加齢に伴う変化で損傷した半月板に対し、可能な限り縫合術を行い膝機能の維持を図ります。切除が必要な場合も最小限にとどめ、症状や状態に応じた方法を選択します。
炎症や関節包(肩関節を包む袋状の組織)の癒着による肩の可動域制限に対し、鎮痛薬、ステロイド注射、リハビリを中心に治療を行います。肩の動きの制限(拘縮)が強い場合は手術も選択肢とします。
関節軟骨の摩耗による肩の痛みや動きの制限に対し、鎮痛薬やステロイド注射などの保存療法を基本とし、症状が進行した方には人工肩関節置換術を検討します。
五十肩と誤診しやすいので慎重に診断します。エコーやMRIで断裂の範囲を把握し、部分断裂や小断裂ではまず保存療法を行い、大断裂や症状の強い場合には手術を行います。
野球肩、ランナー膝、ジャンパー膝など競技特性に応じた障害に対し、内服薬や手術などによる患部の治療を行います。ほかにも、フォーム改善やトレーニング指導を含め包括的にアプローチします。
| ネット予約 | 可 予約する |
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| 公式サイト | https://www.ksoc.net/hp/ |
| 連絡先 |
TEL 059-333-0220 |
住所 |
〒512-0911 三重県四日市市生桑町584-4
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| アクセス |
近鉄湯の山線 伊勢松本駅 から 車5分 近鉄名古屋線 近鉄四日市駅 から 車10分 |
※本記事は 2025年9月 時点のものです。