はせがわ整形外科運動器エコークリニック

Special Message

その「手」の痛み、年のせいだとあきらめずにまずはご相談ください

はせがわ整形外科運動器エコークリニック院長

はせがわひでお長谷川英雄

保存療法と手術の間を埋める医療を目指して

Introduction

私が専門とする“手外科”は、手、指、手首などの不調を専門に診療する整形外科の一分野です。手外科では、繊細な血管や神経を扱うマイクロサージャリー（顕微鏡下手術）、手首の内部を観察する手関節鏡、軟部組織の状態をその場で確認するエコー検査などの技術が重要です。母校の奈良県立医科大学には、これらの技術に精通した先輩医師たちが在籍しており、私はその環境で基礎から応用まで幅広く学ぶことができました。

その後、大学病院で臨床と研究を続けるなかで感じたのは、注射やリハビリテーションといった保存療法と、大がかりな手術の間を埋める治療が必要では？ということでした。症状が十分に改善しない保存療法には不満がある。かといって、手術のせいで何日も手が使えなくなっては困る。そんな方々の力になりたいと考え、父からこのクリニックを継承するにあたり、“手外科の専門クリニック”として地域に貢献したいと考えました。

診療で心がけていること

Philosophy

「1つの出会いに1つの笑い」――これは、私が大学時代にお世話になった教授の言葉です。痛みや不安を抱えて来院される患者さんに、少しでも明るい気持ちで帰っていただけるよう心がけています。診察室では、治療の説明だけでなく、会話や笑顔を通じて安心してお話しいただける雰囲気づくりを大切にしています。

もう1つ大切にしているのは、「年のせい」という言葉で症状を片づけないことです。特に更年期の女性に多くみられる手指の痛みや腫れ、しびれ、こわばりなどの手の不調（メノポハンド）は、適切な診断と治療によって、症状の改善を目指せる場合もあります。こうした方々の生活の質を守るため、できる限り幅広い治療の選択肢を提示していきたいと考えています。

Patients

対象の患者さん

仕事や日常生活で手をよく使う方: 主婦の方、大工さんなど、日常的に手を使う作業をされている方にとって、長期間手を休めることは難しいものです。当クリニックでは、超音波ガイド下で損傷組織を取り除く治療や切開範囲が小さな手術など、早期の日常復帰を目指せる治療にも対応します。

なかなか治らない手の不調でお困りの方: 長期間手の不調が改善しないという方もご相談ください。当クリニックでは、日本手外科学会認定の手外科専門医（以下、手外科専門医）がエコーを用いて腱や神経など軟部組織の状態を詳しく観察。画像をお見せしながら、何が不調の原因で、どんなアプローチが可能かを具体的にご説明します。

手指の症状でお困りの中高年の方: 指の痛みや腫れ、変形などの症状があっても「年齢のせい」と思って我慢されている方は少なくありません。当クリニックでは、こうした不調の原因を各種検査で特定し、それに応じた適切な治療を、専門的な見地からご提案します。

Clinic Features

クリニックの特長

手外科専門医による専門的な診療

院長は日本手外科学会認定の手外科専門医です。大学病院で経験を積むなかで、マイクロサージャリー、手関節鏡、エコー検査などの技術を学んできました。これらの知識と経験を生かし、地域の皆さんの手の健康維持に努めています。

エコーを活用した“見える”診断

診断にはエコー検査を積極的に取り入れています。患者さんと一緒に画面を確認しながら痛みの原因や状態を説明し、今後の治療方針について分かりやすくお話しします。腱の動きや神経の圧迫など、X線検査（レントゲン検査）では把握しにくい軟部組織の状態を確認することで、納得感を持って治療に臨んでいただけるよう配慮しています。

漢方薬も取り入れたアプローチ

症状や体質に応じて、漢方薬を併用する場合もあります。筋肉のこわばりや更年期に伴う関節の痛みなど、西洋医学的検査では異常が見つかりにくい不調に対して、体の内側から整えることを目的としています。東洋医学と西洋医学の両面から、よりよい診療を目指しています。

Particular Areas

特に専門的な分野

ばね指

ばね指は、指の腱が炎症などでスムーズに動かなくなり、曲げ伸ばしの際に引っかかる症状が出る病気です。当クリニックでは、エコーで確認しながら行うステロイド注射や、専用デバイスを用いた体への負担が少ない手術に対応しています。手術は日帰りで実施でき、3日後から手洗いも可能です。

テニス肘

テニス肘では肘の外側に痛みが生じ、テニスやゴルフなどのスポーツだけでなく、家事や手をよく使う作業でも起こります。当クリニックでは、超音波ガイド下で硬くなった腱を処置する機器を取り入れた治療を導入しています。約3mmの小切開で行えるため、体への負担が少ないのが特徴です。注射などの保存療法で改善しない場合の選択肢の1つとしてご案内しています。

メノポハンド

メノポハンドとは、更年期にみられる手指の痛みやこわばりなどの症状を指します。女性ホルモンの変化など、さまざまな要因が関係していると考えられています。当クリニックでは、こうした手の不調に対して、原因を丁寧に見極めたうえで、症状や状態に応じた治療法をご案内しています。漢方や注射治療など、複数の選択肢の中からその方に適した方法を検討していきます。

五十肩

エコーを用いて肩の筋肉や腱の状態を確認し、痛みの原因となっている部位に適切な治療を行います。必要に応じて、首から肩全体を麻酔して関節の動きを改善させる「サイレントマニピュレーション」という処置にも対応しています。いずれも外来で実施可能な方法で、症状や回復の段階に応じて治療方針を検討します。肩の痛みは生活動作に影響しやすいため、早期に原因を見極め、適切な対応を行うことが大切だと考えています。

手根管症候群

手根管症候群は、手首の手のひら側にある「手根管」というトンネル状の部分で、その中の正中神経という神経が圧迫されることで起こる病気です。しびれや痛み、指先の力が入りにくいなどの症状がみられます。当クリニックでは、エコーで神経や周囲の腱の状態を確認し、症状や圧迫の程度に応じて保存療法から手術まで幅広く対応しています。

TFCC損傷

TFCC損傷は、手首の小指側に痛みが生じる傷で、転倒やスポーツ、同じ動作の繰り返しなどが原因と考えられます。当クリニックでは、症状や画像所見をもとに、まずは保存療法を中心に行い、経過を診ながら改善を図っています。手術が必要と判断される場合には連携医療機関で院長自身が手術を行い、治療後のフォローも継続して行います。

母指CM関節症

親指の付け根の関節がすり減って変形し、痛みや動かしにくさが生じる病気です。当クリニックでは、症状や進行の程度に応じて、PRP治療（再生医療）*や手関節鏡を用いた低侵襲な治療を行っています。

足底腱膜炎

足の裏の腱膜に炎症が起こり、歩行時に痛みなどが生じる病気です。当クリニックでは、まずリハビリテーションや生活習慣の見直しなど保存療法から行い、症状の改善がみられない場合には、超音波ガイド下で硬くなった腱を処置する機器を取り入れた治療を選択肢の1つとして検討します。連携医療機関である医真会八尾総合病院「足の疾患センター」と綿密に連携しながら治療をすすめてまいります。

Point

クリニック詳細

診療・受付情報

診療時間

	月	火	水	木	金	土	日	祝
09:00-12:00	○	○	○	○	○	○	-	-
14:00-15:30	★	★	★	-	★	-	-	-
15:30-18:30	○	○	○	-	○	-	-	-

休診日：日曜、祝日／★：14:00～15:30 の時間帯は手術（予約制）のため一般診察は行いません。／※金曜日は長谷川利雄医師(顧問:日本臨床整形外科学会理事長)が担当します。

アクセス・その他の病院情報

ネット予約	可予約する
公式サイト	https://hasegawaseikei.com/
連絡先	TEL 06-6701-5815
住所	〒547-0011 大阪府大阪市平野区長吉出戸5丁目2-13 GoogleMapで見る
アクセス	大阪メトロ谷町線出戸駅 4番出口より徒歩6分
駐車場	駐車場 6台 ※医院前の出戸池駐車場1番-5番及び17番

※本記事は 2025年12月時点のものです。

このページの先頭へ