堺そらはねメンタルクリニックという名称には、「一人ひとりが自分の力で羽ばたき、再び社会へと踏み出していけるように」という願いを込めました。精神科・心療内科は、ただ診察して薬を出して終わりではありません。私は、患者さんが安心して気持ちを話し、症状を和らげながら、その方らしい生活や社会とのつながりを少しずつ取り戻していける――そんな歩みを支える診療を大切にしています。
これまで、精神科専門医(日本精神神経学会認定。以下、精神科専門医という場合はこれを指します)として精神科救急にも携わるなかで、「羽を休める場所」としてのクリニックの役割を実感してきました。三国ヶ丘の地で、安心して立ち寄り、自分のペースで羽ばたく力を育んでいけるよう寄り添いながら、穏やかに次の一歩を踏み出せる場でありたいと願っています。
精神科専門医による一貫した診療体制
診療は精神科専門医の院長が担当し、初診から再診まで一貫して行います。うつ病や双極性障害、統合失調症など、幅広い病気に対応しつつ、その方の背景や生き方を含めた診療を心がけています。「この方の人生を少しでもよくするには何が必要か」を常に考え続ける姿勢を大切にしています。
クラークを活用し、対話に集中
患者さんとの対話に集中するため、診療時にはクラークと呼ばれる診療補助スタッフが同席し、カルテ記載を任せています。この体制によって、「医者が目を見てくれない」という不満を抱く患者さんをなくしたいと思っています。
Web予約・LINE予約に対応
予約はWebとLINEの両方に対応しています。特に若い世代の患者さんが多いため、LINEからの予約がしやすい環境を整えています。初めての方には問診や診断に丁寧に時間をかけたいので、事前予約いただくことをおすすめします。
うつ病は、一度の治療で治る病気ではありません。初回の薬でよくなるのは3~4割といわれており、多くの方にとっては複数回の調整や再評価が必要です。当クリニックでは「諦めない医療」を掲げ、薬だけに頼らず、心理的・環境的な支援も含めて治療方針を柔軟に考えていきます。
職場や学校などの環境にうまく馴染めずに発症する適応障害では、ただ休むだけでは再発リスクが残ります。当クリニックでは、何が「適応できなかった原因」なのかを深掘りし、再発を防ぐための支援を行います。発達特性や思考の傾向、生育歴なども丁寧に評価し、その方が本質的に「生きやすくなる」ことを目指しています。
ADHDの診断には、主観的な問診だけでなく、心理検査*1)も取り入れています。診断の根拠を可視化することで、患者さんの納得感と安心感を高められるよう工夫しています。また、メチルフェニデート塩酸塩(ADHDの治療に用いられる薬)の処方に必要な登録も取得予定であり、包括的な対応を目指します。
気分の波が激しい双極性障害では、「躁(そう)」の状態に自覚がないことが多いため、診断と理解の共有が非常に重要です。再発予防にも力を入れており、若いうちに適切な治療につなげられるよう努めています。
幻覚や妄想などの症状に対し早期に薬物療法を開始することで、生活の質の改善に努めます。精神科専門医として、できるだけ副作用を抑えつつ、効果的な投与量を見極めながら処方しています。
ASDの診療では、「生活の工夫」が何より大切です。生活上の困り事に対して、医師による助言に加え、心理士によるカウンセリング*2) も組み合わせながら、長期的に伴走していきます。うつや不安を二次的に併発している方にも丁寧に対応しています。
*1) 心理検査について
■費用
認知行動療法(50分):8,800円/回、認知行動療法(12回セット):99,000円/1式、ADHD専門検査:4,500円/回、WAIS-IV(予約料含む):22,000円/回
*2) カウンセリングについて
■費用
30分:3,300円/回、50分:5,500円/回
| ネット予約 | 可 予約する |
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| 公式サイト | https://www.sorahane-mental-cl.com/ |
| 連絡先 |
TEL 072-260-4264 |
住所 |
〒590-0024 大阪府堺市堺区向陵中町2丁4−12 伸和ビル
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| アクセス | JR阪和線・南海高野線「三国ヶ丘駅」から 徒歩2分 |
| 駐車場 | 近隣に当院提携駐車場(コインパーキング)がございます。 必ず駐車証明書を発行してお持ちいただければ駐車場代は無料となります。 |
※本記事は 2025年9月 時点のものです。