当クリニックの開院以前、大学病院などで頭頸部(とうけいぶ)がんの診療に携わる中で、適切な時期に診断へ結びつけることの重要性を繰り返し実感してきました。
「もう少し早く診断に至っていれば、治療の選択肢を広げられた可能性がある」——その気づきが、開院の原動力です。
頭頸部の病気は、早期であればあるほど治療の選択肢が広がり、患者さんの人生に与える影響も小さくできます。だからこそ私は、診断の遅れを最小限にとどめる仕組みと体制づくりが必要だと痛感しました。
そうした強い思いの積み重ねが、このクリニックの開設へとつながったのだと思います。小さな異変も見逃さないようにし、よりよい選択へと導くこと。それが私たちの使命だと考えています。
病気の小さな芽を拾う——そんな診療を目指し、一人ひとりの症状に丁寧に向き合っています。
患者さんの訴えの中には、「病気の芽」を知らせるヒントが必ずあります。それを見逃さず拾い上げるために、私は一人ひとりの診療にできるだけ時間をかけています。
また当クリニックでは、超音波(エコー)、内視鏡、細胞診(細胞を採取して詳しく調べる検査)、病理検査などを組み合わせて、可能な限り精密な診断を目指します。CTやMRIなどによる画像検査は、近隣の医療機関と連携しながら、迅速に対応できる体制を整えています。
精密検査を院内で実施できる体制
エコー検査・内視鏡検査・細胞診検査・病理検査などが院内で対応可能です。初期診断のスピードと精度を両立し、通院の負担軽減を図るとともに早期に適切な治療の開始につなげます。
クリニックと病院をつなぐ中間的な役割
地域のクリニック(1次医療)と病院(2次医療)の間をつなぐ、いわば「1.5次医療機関」的な役割を担えるよう努めています。詳しい検査でできる限り原因を明らかにし、必要に応じて専門的な治療が可能な医療機関につなげます。
専門性と敷居の低さの両立
頭頸部がんや甲状腺疾患といった専門的な病気に対応する一方で、のどの痛みや鼻炎、風邪の症状など、日常的な不調にも対応。患者さんに「専門クリニックだから敷居が高い」と感じさせない、身近な医療機関を目指しています。
がんの芽を拾うため、細胞診・病理検査に注力。CTやMRIは近隣施設と連携し、速やかな治療開始を目指します。
甲状腺の腫瘍(しゅよう)については、まずエコー検査を行い、必要に応じて細胞診も行っています。さらに精密な検査が必要な場合は、速やかに専門的な医療機関と連携しています。
声のかすれなどの初期症状から、内視鏡検査で早期発見を図ります。軽微な変化にも注意を払いながら診察します。
食事のしにくさ、嚥下痛(えんげつう)などをきっかけに見つかることも。検査精度を重視し、早期介入を心がけています。
口腔(こうくう)内を撮影できる特殊なカメラを使用し、病変が時間とともにどう変化したかを視覚的に確認します。詳しい原因を確認するため、細胞診や病理検査にも対応します。
粘膜のただれや、発熱を伴う痛みがみられます。内服だけでなく、必要に応じて点滴治療も実施。強い炎症や腫れにも対応しています。
エコー検査と細胞診を行い、必要に応じて局所麻酔下でのリンパ節摘出にも対応。検査から手術まで一貫して行える体制を整えています。
| ネット予約 | 可 予約する |
|---|---|
| 公式サイト | https://kawabata-hnc.com/ |
| 連絡先 |
TEL 0985-86-6688 |
住所 |
〒880-0818 宮崎県宮崎市錦本町4番103号
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| アクセス | JR 宮崎駅 から 徒歩5分 |
※本記事は 2025年9月 時点のものです。