インタビュー

初期の糖尿病と言われたとき―過去の健診結果を持って受診を

初期の糖尿病と言われたとき―過去の健診結果を持って受診を
矢島 賢 先生

北多摩西部保健医療圏糖尿病医療連携推進協議会 会長、国家公務員共済組合連合会立川病院 内科医長

矢島 賢 先生

貴田岡 正史 先生

医療法人社団 明芳会 イムス三芳総合病院 内分泌(甲状腺)・代謝(糖尿病)センター センター長

貴田岡 正史 先生

菅野 一男 先生

かんの内科 院長

菅野 一男 先生

この記事の最終更新は2015年03月26日です。

初期の糖尿病と診断された時、その「初期」に明確な定義はありません。一口に「初期」と言っても、使う医師によって意味が多少異なっているというのが実情です。

明確な定義がないという点では、糖尿病予備軍という言葉とも同様です。おそらくは、初めて糖尿病と診断され、まだそれほどひどくない状態の時に告げられることが多いでしょう。ただし、これまで医療機関で検査を受けたことがない方は、長年患っていた糖尿病を初めて指摘されただけかもしれませんので注意が必要です。

健診で初期の糖尿病と指摘された場合は、結果をきちんと自身で整理した上で、医師の元に持っていきましょう。そのために、以前の健診結果がある場合にはそれを一緒に持っていき、血糖値が異常になり始めたのがいつ頃なのかを医師と確認できるようにします。

急に数値が上がった場合は、早めに医療機関を受診しましょう。そのようにして現在の状態を確認することが何より大切です。さらに、そこから医師の指示にそって、合併症の進行度を調べます。具体的には眼科などを受診します。

状態を確認した後で、生活習慣の改善や薬による治療に移ることになります。状態を確認しないまま放置していると、時に危険なこともあります。たとえば、進行した合併症(網膜症虚血性心疾患など)をきちんと評価せずはげしい運動を始めてしまうと、予期せぬ病状の悪化につながる危険があります。何よりも、まずは自身の状態の確認です。

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