原因
肛門の周囲には静脈叢があり、小静脈が網目状に集合して肛門をぴったりと閉めるためのクッションの役割を果たしています。
この静脈叢が肛門への外部刺激によってうっ血することや、肛門を構成する筋肉やクッションの部分を支える組織(支持組織)が引き伸ばされて弱くなることで、痔核が発生すると考えられています。
肛門への刺激としては大きなものに、排便時のいきみ、便秘、下痢が挙げられます。排便時にいきむと内圧によって肛門に負担がかかります。便秘では便が硬いこと、下痢では激しい勢いで排便することで肛門が刺激され大きな負担がかかります。重いものを持ち上げたり激しい運動をしたりすることも肛門に刺激を与え、発症につながります。
肛門への刺激以外では、肛門周辺の血流が悪くなることも外痔核の発生・悪化の要因で、たとえば長時間の同一姿勢、妊娠、出産などが挙げられます。
また、お酒の飲みすぎはうっ血を促進するほか、香辛料(唐辛子、こしょうなど)も排便時に肛門に刺激を加えるため、このような嗜好品の取りすぎにも注意が必要です。
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排便時の出血
私は日頃浣腸を使用しています。昨日浣腸をし、排便したところペーパーに血がついてました。消化器科で下行結腸まで内視鏡をしてもらいましたが、異常なし。 軽度の外痔核があり、そこからの出血でしょうということで塗り薬をもらいました。 そして、今日、また浣腸をし排便したら出血していました。出血は止まらないのでしょうか。心配です。
外痔核完全に治すには?
3週間ほど前に初めて痔になりました。 肛門科に行って「外側にできてるやつですね。切ってもいいですが、薬で様子を見ましょうか」と言われて抗生物質を頂きました。3日ほどで腫れ物が破れたようで、痛みはなくなり、腫れも引きました。ただ、今でも小さく腫れが残っていて僅かな異物感が気になります。 Oラインの脱毛なども考えているのでできれば早く治してしまいたいのですが、自然に治るものでしょうか? 病院で病名は伝えられませんでしたが、生活習慣や症状から察するに血栓性外痔核だと思われます。 ・ほぼ毎日ウェイトトレーニングする ・立って仕事をする時間が長いことがある ・発症が多い年齢にも当てはまる ・腫れが破れた時に出血、でも痛みはなくなる、など 今も痛みはありません。できればあまり何度も肛門科にご厄介にはなりたくないのですが、自然治癒であまり長く時間がかかるのも再発などの恐れがないか心配で存分にトレーニングやお酒を楽しむこともできません。 ご意見を頂けるととても嬉しいです。 よろしくお願い致します。
術後の気になること
5月17日に痔の手術をしました。 結紮切除術、ゴム輪結紮術、ジオン注射をしました。 今日の朝トイレに行きペーパーでおしりを押さえると ペーパーに黒い小さなゴムが付きました。 ゴムがとれたのだと思いますが、 ゴムで縛ってあった所はまだ腫れていて出血もないので、壊死して取れたのではなく、ゴムだけ取れたのではないかと心配です。かかりつけの病院は今日休診日なので、連絡が取れません。
肛門の痛み
数日前から肛門付近にしこりみたいなのがあり、今日にかけて痛みが増し歩行も困難
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