せんざいちゅうどく

洗剤中毒

別名
界面活性剤中毒
最終更新日:
2020年08月31日
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2020/08/31
更新しました
2017/04/25
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原因

洗剤中毒を引き起こす原因物質は、界面活性剤と呼ばれる化学物質です。界面活性剤は、油汚れを落とすための洗剤などに配合されています。

界面活性剤は油分を内側に閉じ込め、水と馴染む性質を持っています。そのため、食器や衣服、車などに付着した油分を含む汚れを落とすことができます。人体を構成する細胞の表面には、油分の多い細胞膜があります。そのため、界面活性剤がじかに触れると細胞膜が壊されてしまい、さまざまな障害を引き起こします。日に何度も手洗いをしたり、洗剤を扱う水仕事をしていると手が荒れてしまうのは、このような界面活性剤の作用によるものです。

界面活性剤が消化管の表面を覆う粘膜や、目の角膜・結膜に触れてしまうと、消化管粘膜がただれたり、角膜や結膜が損傷されてしまいます。さらに、点滴などを介して血管のなかに入ってしまうと、血管内皮と呼ばれる血管内の細胞が損傷され、全身に重大な影響を及ぼします。
 

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