治療
先天性の場合と外傷による場合で異なります。
先天性の場合
生活習慣が増悪因子となっていることがあります。足を開いた状態で抱っこする、仰向けの際は足を開いて寝せる、などを注意することが大切です。
またリーメンビューゲルと呼ばれる装具を用いて、経過を見ることがあります。装具による治療で改善しない場合には、手術も検討されます。
外傷による場合
骨盤と大腿骨の位置関係をもとに戻すための整復処置を行い(麻酔が必要です)、リハビリテーションへとつなげます。股関節脱臼後に大腿骨頭の血行が障害され、骨頭壊死といって大腿骨頭(大腿骨の丸い部分)の骨が潰れてしまうことがあります。脱臼の整復が遅れると骨頭壊死のリスクが高まります。痛みに対して鎮痛剤を使用することもあります。
医師の方へ
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