原因不明の 繰り返す熱の苦しみから 抜け出すために
原因を見つけるために、今できること
原因を見つけるための第一歩
症状記録アプリ「治療ノート」で
記録を始めてみませんか

原因不明の発熱、
1人で抱え込んでいませんか

病院を受診しても、
原因が分からず、
診断がつかない

原因を見つけるため、
病院を転々としている

熱が出やすい体質だと
諦めている

原因不明の発熱に
悩まされている方々がいる一方で、
さまざまな要因により、
未診断の発熱の原因を特定することは
難しいといわれています

要因1 多様な原因

発熱はさまざまな病気によって引き起こされる一般的な症状です。もっともよくみられる原因は感染症ですが、そのほかにもがん、自己免疫疾患など、考えられる原因は多岐にわたります。

要因2 手がかりの不足

医師は、症状や患者さんの病歴、生活環境などを考慮して診断を行います。発熱以外に症状があればそれを手がかりに原因を特定できる可能性がありますが、発熱以外の症状が乏しい場合、手がかりが不足し診断が困難になります。

要因3 診療タイミングと症状の変動性

熱が出たり引いたりを繰り返すなど、常に症状が現れているわけではないケースもあります。この場合、診察するタイミングによっては医師が症状を把握しにくく、正確な診断が難しくなります。

原因特定の手がかりを増やすために
記録をつけておきましょう

直近出た熱を記録する

発熱の原因となる病気

感染症

かぜやインフルエンザ、肺炎などの感染症は、もっともよくみられる発熱の原因です。多くの場合、感染症による発熱は4日以内に治まりますが、原因となる細菌・ウイルスによっては、より長く続いたり繰り返したりすることがあります。

がん(悪性腫瘍)

がんが原因で生じる発熱を“腫瘍熱(しゅようねつ)”と呼び、毎日決まった時間帯に発熱を繰り返す、寒気やふるえなどの発熱以外の症状を伴わないといった特徴があります。腫瘍熱はがんの種類を問わず生じる可能性がありますが、中でも悪性リンパ腫などの血液のがんや腎臓がんは腫瘍熱を起こしやすいことが分かっています。

自己免疫疾患

自己免疫疾患は、本来は細菌やウイルスなどの異物を攻撃するはずの免疫に異常が起こり、誤って正常な組織を攻撃するようになることで生じる病気の総称です。具体的な病気としては、関節リウマチや全身性エリテマトーデスなどが挙げられます。自己免疫疾患で発熱が生じている場合、関節痛や筋肉痛、発疹(ほっしん)、口や目の渇きなど、ほかの症状を伴うことが一般的です。

そのほかの病気

原因不明の発熱が長期間続く場合や繰り返す場合、自己炎症性疾患が疑われることもあります。自己炎症性疾患とは、全身の炎症によって発熱や痛みなどの症状が繰り返し起こる病気の総称です。中でも、発症の原因に遺伝子の変異がかかわっているものを“遺伝性自己炎症性疾患”と呼びます。代表的な遺伝性自己炎症性疾患には、家族性地中海熱や高IgD症候群、PFAPA症候群などがあります。

ここでは、日本でもっとも頻度の高い遺伝性自己炎症性疾患である家族性地中海熱について解説します。

家族性地中海熱
家族性地中海熱は、典型的には38℃を超える急激な発熱に加え、腹痛、胸痛、関節の腫れ・赤みなどの炎症症状が繰り返し生じる遺伝性自己炎症性疾患です。一度の発熱は12時間~72時間程度で治まることが一般的です。
ただし、患者さんによっては症状の持続期間がこれより短かったり長かったりする場合や、発熱が38℃未満の場合もあります。
もっと詳しくみる

原因となる病気を特定するためには
発熱以外の症状
医師に伝えることが重要です

症状を記録する

原因を明らかにするために
今できること

専門の医師への受診

発熱があるときは、まずかかりつけの内科や総合診療科、感染症科などを受診しましょう。
しかし、発熱以外に特徴的な症状がある場合や原因不明の発熱に悩んでいる場合、症状に応じてリウマチ科などの専門の診療科を受診することも重要です。専門の医師は特定の領域について深い知識を持っているため、詳細な検査を行って診断につなげることが期待できます。

医療機関を受診する前に
相談したい方へ
医療の専門家で構成されるチームに
24時間いつでも相談
相談する

詳細な症状の記録

発熱が生じる時間帯や周期、持続時間、発熱以外の自覚症状(だるさ、痛みなど)、服用した薬などの記録をつけておくと、医師が病状を理解する際の手がかりになります。発熱がいつから起こったか、どのような状況で悪化・改善するのかといった情報も重要です。

スマホで記録をつけたい方へ

詳細な症状を記録するために
「治療ノート」を始めてみませんか。

今すぐ記録する

「治療ノート」とは

「治療ノート」は、スマートフォンを使って症状を記録できるアプリです。記録した内容は自動でまとめられ、その画面を医師に見せることで簡単に症状を伝えることができます。

治療ノートに症状の記録をつけることで
医師に症状を簡単に伝えることができます

まずは最近の発熱や症状について
記録してみましょう。

試しに記録をつける

医師からのコメント

診察の際に伝えきれなかった病状の経過(症状が出た時間・程度や内服の記録、など)をより詳しく、正確に医師と共有することにより、原因がわからなかった発熱の診断ができるようになる可能性が高くなると思います。”治療ノート”の記録は、診断・治療までの最短ルートをたどるための”道しるべ” として、診察を担当する医師が活用できる新たなツールであると思います。

佐藤クリニック 副院長 / 産業医科大学 医学部 第1内科学講座 非常勤助教 / 総合内科専門医・リウマチ専門医

石川 雄一 先生

不明熱は問題が解決しないため複数の医療機関で相談をすることで、症状、治療経過の説明が複雑になっていきます。そうなると医師の問診は要点がつかみづらくなってくるものです。治療ノートは客観的にデータを残すことで目に見えるかたちで医師との情報共有がスムーズに進むことが可能です。短時間で詳細なデータが得られることによって診断の糸口になる可能性があります。困っている患者様こそ利用してもらいたいと思います。

西新宿パークサイドクリニック 院長

清水 宣博 先生

発熱にはさまざまな原因がありますが、最初は感染症を疑うことが基本です。その場合、病原体との接触歴についての情報を医療者へ伝えるとよいでしょう。その代表的なものには次の項目があります:けが・歯科的異常・体内への器具挿入・熱発者との接触・動物との接触・生肉の摂取・旅行(海外だけでなく国内も)・特別な環境(山、川、温泉、サウナ)への曝露などです。これらの情報も記載すると問診に役立ちます。

群星沖縄臨床研修センター センター長

徳田 安春 先生

受診する際は、記録内容を
医師に見せながら説明しましょう。

熱や症状を記録する

「治療ノート」で
伝えられること

1. 熱の特徴を一目で伝えられる
発熱の持続期間や体温の変動がグラフ化されます。
そのグラフを表示することで、自身の熱の特徴を一目で伝えることができます。
2. 熱以外の症状や生活環境も
伝えられる
発熱をともなう病気で起こりやすい症状が出ているかや、
病気のきっかけとなる出来事があったかを伝えることができます。
3. 今までの診断情報を
伝えられる
いつどの病院にかかって何の検査をしたかや
何の病気の疑いがあったかなどを伝えることできます。

先生に熱の特徴や症状を
整理して伝えるために、
まずは記録を始めましょう。

熱や症状を記録する
原因不明の熱を記録する