大腸がん
40歳代でステージIVaと診断された直腸がん患者さん
こちらの患者さんは40歳代の男性で、腹痛・下痢・下血などの症状が悪化してきたことをきっかけに受診されて直腸がんが見つかりました。比較的若い患者さんでしたが、発見時には単発ではあるものの肝臓に転移が見つかっており、ステージIVaと診断されました。
直腸がんと肝転移を同時に切除
こちらの患者さんの場合、肝転移が1か所で、しかも肝臓の表面にあり手術で取りやすい位置と判断されました。そのため、直腸がんをロボット支援下手術で切除すると同時に肝転移も腹腔鏡下手術で切除するという選択を取りました。
手術自体は合計9時間を超える大手術となりましたが、カメラを入れる穴として直腸切除時と肝臓切除時で同様の穴を使用できたことから術後の傷は小さく、合併症もありませんでした。手術でがんをしっかり取りきることができたため、現在は仕事に復帰することもできています。
関連の症例
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働き盛りの方の直腸がん
大腸がんの症例について、社会医療法人中央会 尼崎中央病院 副院長 兼 消化器センター長の松原 長秀(まつばら ながひで)先生にお話を伺いました。 働き盛りの方の直腸がん こちらの患者さんは直腸がんでしたが、まだ働き盛りの年齢だったこともあって肛門温存手術(こうもんおんぞんしゅじゅつ)を希望されていました。若い患者さんでは特に永久人工肛門に抵抗があり、肛門温存手術を希望する方が多いです。おそらく仕事など、社会的な活動をしていくうえでは不便を感じることが多いと考えるからでしょう。 私たちもできる限り社会復帰後の生活に影響がないよう肛門温存手術を行いますが、肛門温存手術をした場合でも術後は排便の頻度が高くなったり、便漏れなどが生じやすくなったりすることはあります。その懸念点も患者さんにはご理解いただいたうえで手術を行いました。 肛門温存手術後、日常生活に戻るために 肛門温存手術を行った方の場合、術後しばらくは排便のトラブルを抱えやすくなるため、さまざまな治療薬を使用しながら排便のコントロールを行います。 最近は便利なスマートフォンのアプリケーションがあるようで、この患者さんもアプリを活用して排便の記録を細かくつけてくださいました。地道にコントロールを続け、現在は治療薬などを服用しながら日常生活を送れるようになってきています。
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オンライン診療からのセカンドオピニオンで来院した大腸がん患者さん
NTT東日本関東病院 内視鏡部部長の大圃おおはた研けん先生に、大腸がんの症例について伺いました。 オンライン診療からのセカンドオピニオンで来院した大腸がん患者さん この患者さんは他県にお住まいでした。地元の病院で大腸がんと診断され、内視鏡治療は適応にならず手術が必要だと言われたそうです。内視鏡で何とか治療できないかとセカンドオピニオンの病院を探しているなかで当院を発見され、ご相談いただきました。 遠方ということもあってまずはオンライン診療でお話を聞き、大腸の写真を見せていただいたところ、おそらく当院なら内視鏡治療が行えると判断。あらためて来院いただいて精密検査を行いました。その後内視鏡による治療を行い、30分ほどで取り切ることができました。 術後の通院コストが小さいのも内視鏡治療の特徴 内視鏡治療の場合、術後に何度も通院していただく必要はありません。この患者さんの場合も、治療前の来院や治療のための入院を含めて4回来院いただいたのみです。そのため、移動コストという面での負担が少ないことも内視鏡治療の特徴といえるでしょう。画像だけでも、内視鏡治療が適応になるかどうかある程度の判断はつきますので、まずはご相談いただきたいと思います。当院ではオンライン診療も行っていますので、特に遠方にお住まいの方は利用をご検討ください。
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