原因
手術の術式によりそれぞれの合併症の発生頻度が異なります。
結紮切除術
痔核に対して行われるもっとも一般的な術式です。疼痛、尿閉、出血、糞便塞栓の合併症の頻度が高いといわれています。
PPH(Procedure for prolapse and hemorrhoids)法
自動縫合機で痔核へ流入する血液を遮断する方法です。結紮切除術に比べ術後疼痛は軽度ですが、括約筋損傷のリスクがあることや適応病変が限定されるなどの欠点もあります。
硫酸アルミニウムカリウム・タンニン酸 4 段階注射法
脱出性内痔核に対して広く用いられている治療法です。手技は簡便で術後疼痛が少ないとされています。合併症としては肛門痛、排便困難、出血、直腸潰瘍、肛門狭窄などがあります。
ホワイトヘッド手術
痔核を全周性に切除し、肛門上皮と直腸粘膜を吻合する術式です。吻合部位がずれることにより、粘膜脱や肛門括約筋障害による肛門狭窄や排便障害が起こる場合があります。このような状態をホワイトヘッド肛門と呼んでいます。
ほかにも、術後1~2週間に起こる遅発性出血は感染や外傷、あるいは痛みのコントロールとして使用する薬剤起因性が原因となることがあります。また抗凝固剤や抗血小板剤などを内服中の場合は、さらに注意が必要となります。
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手術後の微熱
5月中旬に子宮筋腫核出の開腹手術を受けました。術後の経過は順調で、自宅静養中です。術後3週間過ぎた頃から微熱が出たり出なかったりする状態が続いています。自宅で自己にてコロナ抗原検査キットを2回使用し陰性。術後検診を急遽行い採血でもCRPやWBCの上昇なしで、傷も綺麗。経膣エコーも問題ない状況です。ホットフラッシュのように一時的に暑くなり、衣服調整にて平熱に戻ったりします。子宮筋腫を喀出したことで、一時的に更年期障害のような症状が出たりするのでしょうか。それとも何らか病気を考えた方が良いのでしょうか。
ここ数週間にわたる体調不良
適応障害で休職し、転職現在医療従事者 として働いています。 コロナ対応に追われて少し疲れているのか、 下記のような体調不良に見舞われております。 ・耳鳴りを伴うめまい、立ちくらみ ・動悸による吐き気、食欲不振 ・寝ている時の突然の動悸 先週かかりつけ(内科・精神科)を受診し疲れと診断され様子を見ておりますが、 昨日から吐き気とめまいがひどく食事も まともに取れていません。 今日は朝からベットで横になり何もできておりません。 転職したてで職場にも相談しづらいし、 病院も受診してそんなに時間が経って おらずただただ不安な日々を送っております。 病院を受診すべきでしょうか。
排便時、血がつく
便が硬い時、トイレットペーパーに血がつくことがあります。 数日前に1回目拭いてつき、2回目はつかないこともあった為、これは血なのか?と思っていたのですが、本日2日ぶりに排便し、拭いた際に血がついていたので相談させていただきました。 毎回そうなのですが、子供は凄く力んで排便します。昔からそうです。 切れ痔なのかな?と思い本人に聞いても痛くないと言っているのですが、もし病院で診察してもらうなら小児科でいいのでしょうか?
生理後の体調不良について
更年期障害の治療を受けています。(ホルモン量の検査を行い、漢方服用中。) ここ2~3か月は、生理が終わった後2~3日すると、強い倦怠感と眠気で起き上がれない日があります。 今までは、生理後が一番体調のよいときだったのですが、身体が変化しているような気がします。(血液検査の結果、貧血ではない) これも更年期障害の症状の一つでしょうか?
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